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~PRTGとともに15年~

バージョンヒストリー

PRTGバージョン25系

2025/04/10更新

2025-04-07 – Version 25.1.104.1961

修正 : センサー

SNMP v3

  • SNMP v3設定を使用している際に、PRTGバージョン25.1.104.1946に更新後、特定のケースでSNMPセンサーがエラーステータスになる問題を修正しました。この問題は、デバイスに同じSNMPエンジンIDが設定されている場合に発生し、これはSNMP v3の事前設定が行われた仮想マシンをクローンした場合に発生する可能性があります。回避策として、スイッチごとに異なるユーザー名を使用することが考えられます。
    この問題は、PRTGのアップデートに必要な中間バージョン25.1.104.1906にも存在します。問題を解決するためには、バージョン25.1.104.1961に早急に更新することをお勧めします。

注意 : インストーラー

セキュリティ

PRTGインストーラーの信頼性を以下のバージョンとリリースチャネルのSecure Hash Algorithmsで確認できます。

  • Stable 25.1.104.1961
    sha256_exe 480637BD026D608FF987BAF3273921C7995934653913EBF42DDD0DA939EFE47A
  • sha256_zip
    6B2ED30C8AF36F2355674BE8A1F2724CBEBD969ACC4937EA353A12F01E3E0D20

注意 : アップデートノート

PRTG中間バージョン25.1.104.1906

  • PRTGの今後のソフトウェアアップデートに必要な中間バージョンには、特定のケースでSSHセンサーとSNMP v3設定に関する問題が含まれています。この問題を修正した最新のPRTGバージョン25.1.104.1961への更新をお勧めします。

2025-03-18 – Version 25.1.104.1946

新規 : サーバー

「Audit Log」機能(サブスクリプション契約限定)

  • このPRTGバージョンでは、「Audit Log」機能を実装しました。この機能は、該当するPRTGのサブスクリプションライセンスが有効な場合に使用できます。設定は「コア & プローブ|Audit Log」で確認できます。
  • また、「通知テンプレート」の「Syslog メッセージを送信」テンプレートを更新しました。SIEMシステムにおけるセキュリティ関連データの透明性要件を満たすため、この機能により監査ログをディスクに保存できます。
  • 「Audit Log」は、「C:\ProgramData\Paessler\PRTG Network Monitor\Logs\audit」に保存されます。
  • サブスクリプションの種類によっては、監査ログをサードパーティのシステムへエクスポートすることも可能です。なお、この機能はサブスクリプションライセンスでPRTGを実行している場合にのみ利用できます。

新規 : センサー

Cisco WLC Access Point Overviewセンサー

  • 「Cisco WLC Access Point Overview」センサーがBETAステータスを終了し、正式にサポートされるようになりました。このセンサーは、PRTGバージョン24.3.98.1210で実験的なセンサーとして導入されました。「Cisco WLC Access Point Overview」センサーは、Cisco Wireless LAN Controller(WLC)に接続されたアクセスポイントを監視できます。また、このリリースでは「Cisco WLC Access Point Overview」センサーに関する問題を修正しました。一部のケースで、エラーメッセージ「The returned result from OID…is the wrong type (‘Error’). The expected type is ‘Integer (32bit)’」が表示され、アクセスポイントの監視ができない問題が発生していました。この問題は、センサー作成時の「Number of Slots」が、実際に使用可能なスロット数よりも多く報告される場合に発生していました。例えば、SNMPレスポンスで2スロットが報告され、スロット0は正常に機能したがスロット1が失敗した場合、これまではエラーとして処理されていました。今回の修正により、このような場合でもエラーは表示されず、成功したスロットのデータのみを表示するようになりました。さらに、「Cisco WLC Access Point Overview Specific settings」でロックボタンを使用すると、スロット数を変更できるようになりました。

PRTG Data Hubセンサー

  • 「PRTG Data Hub Process」、「PRTG Data Hub Traffic」、「PRTG Data Hub Rule」の各センサーがBETAステータスを終了し、正式にサポートされるようになりました。これらのセンサーは、PRTGバージョン24.3.100.1361で実験的なセンサーとして導入され、「PRTG Data Hub」インスタンスの監視を目的としています。

ポート v2センサー

  • 「ポート v2」センサーがBETAステータスを終了し、正式にサポートされるようになりました。このセンサーは、PRTGバージョン22.4.80.1553で実験的なセンサーとして導入され、「ポート」センサーと「ポート範囲」センサーの機能を統合し、ネットワークサービスのTCP/IPポートを1つまたは複数監視できます。

SSH INodes Free v2センサー

  • 「SSH INodes Free v2」センサーがBETAステータスを終了し、正式にサポートされるようになりました。このセンサーは、PRTGバージョン24.3.100.1361で実験的なセンサーとして導入され、Linux/UnixおよびmacOSシステムのディスク上の空きインデックスノードをSSH経由で監視します。

改善 : センサー

ルックアップ

  • PRTGによって作成されたルックアップの使用を改善し、スキーマを参照するために必要な構文を実装しました。これにより、エディタプログラムでルックアップファイルを編集する際にフォーマットに関する情報が表示されるようになります。例えば、「\PRTG Network Monitor\lookups\custom」フォルダー内のルックアップを確認すると、XMLスキーマに関する追加情報が表示されます。この変更は、新たに作成されたルックアップファイルにのみ適用されます。

MQTT サブスクライブカスタムセンサー

  • 「MQTT サブスクライブカスタム」センサーの作成時に、スケールファクターを整数または浮動小数点数として定義できるようになりました。この設定は「MQTT 固有」の「Scale Factor」内で定義でき、「チャネル単位」が「Custom」に設定されている場合に適用されます。デフォルト値は1で、スケールアップまたはスケールダウンに応じて変更できます。センサー作成後も、「チャネルの編集」設定の「乗数(目盛)」で変更可能です。

センサーの資格情報設定

  • デバイスの「設定」セクションで、読取り専用ユーザーには資格情報が表示されないようになりました。以前のPRTGバージョンでは、一部のセンサータイプで資格情報がそのまま表示されていました。例えば、読取り専用ユーザーとしてログインした場合、「Windows システムの資格情報」の「ユーザー名」や「ドメイン/コンピューター名」が非表示になります。この変更は「設定」内のすべての資格情報に適用されます。

変更 : サーバー

PRTG application server

  • PRTGを初めてインストールする際、有効なライセンスキーを使用している場合は「PRTG Application Server」がデフォルトでインストールされるようになりました。この変更は、新規インストール時のみ適用され、トライアル版ライセンスキーには影響しません。既存のPRTGバージョンのアップデートには適用されません。新規インストール後、ログインページに「新規 UI を開く」ボタンが表示されます。また、「PRTG Application Server」サービスが利用可能になり、システム上で実行されるようになります。
    詳細については、ナレッジベースの記事を参照してください。
    ・「I want to use the new UI and API v2. What do I need to know」:https://kb.paessler.com/en/topic/90008

注意 : センサー

「Python スクリプト(上級)」センサーの廃止(PRTG 25.x.106)

  • このPRTGバージョンでは、「Python スクリプト(上級)」センサーがPRTGバージョン25.x.106で廃止されることをお知らせします。PRTGをこのバージョンにアップデートし、「Python スクリプト(上級)」センサーを使用している場合、対応が必要なことを示す「To Do」チケットが発行されます。「Python スクリプト(上級)」センサーはPRTG 25.x.106以降、新規追加ができなくなります。後継の「スクリプト v2」センサーをご利用ください。詳細は以下のナレッジベース記事をご参照ください。
    ・センサーの廃止とサポート終了について。「What do deprecation and discontinuation in the context of sensors mean?」:<https://kb.paessler.com/en/topic/90680>
    ・Script v2 センサーの利点と詳細。「Why should I use the Script v2 sensor?」:<https://kb.paessler.com/en/topic/91902>
    ・Pythonスクリプトを Script v2 センサーで動作させる方法。「How can I make my Python scripts work with the Script v2 sensor?」:<https://kb.paessler.com/en/topic/91900>

「SSH inode の空き領域」センサーの移行(PRTG 25.x.106)

  • このPRTGバージョンでは、「SSH inode の空き領域」センサーがPRTG 25.x.106で後継の「SSH INodes Free v2」センサーへ移行されることをお知らせします。「SSH inode の空き領域」センサーを使用している場合、対応が必要なことを示す「To Do」チケットが発行されます。このチケットには、カスタムデバイステンプレートの移行に関する情報も含まれています。詳細は、以下のナレッジベース記事をご参照ください。
    ・「What is a sensor migration?」:<https://kb.paessler.com/en/topic/91901>

修正 : サーバー

APIコール

  • PRTGのAPIを使用した際に、内部ノードが削除される可能性があった問題を修正しました。PRTGの動作に必要な内部ノードは、APIコールによる削除ができなくなりました。

アクセス権

  • オブジェクトを削除できる条件を変更しました。親ノードに対する「書き込み」または「フルアクセス」権限の有無に関わらず、削除対象のオブジェクト自体に適切なアクセス権がないと削除できなくなりました。これにより、不適切な権限でオブジェクトを削除することを防ぎます。

自動アップデート

  • PRTGの自動アップデート機能を改善し、利用可能なPRTGバージョンの管理を最適化しました。

ジオマップ

  • ファイアウォールでPRTGのコアサーバーの外部接続がブロックされている場合、「ジオマップ」が有効になっているとAjaxタイムアウトエラーやPRTGのWebインターフェースの動作が遅くなる問題を修正しました。エラーログ「GetGeoLocation: failed to read geolocation」が記録される場合がありましたが、この問題は解決されました。

ログ

  • PRTGのオフラインアクティベーション時に、トライアルライセンスキーを使用すると「unknown license selector passed」というエラーが「CoreActivation」ログに記録される問題を修正しました。このエラーは内部的なライセンス処理によるもので、機能上の影響はありませんでした。

通知

  • 前回のPRTGバージョンで、一部のケースでメール通知が「Status sending Email: OK」と表示されながらも、実際には送信されていない問題を修正しました。

Probeサービス

  • ローカルおよびリモートの「Probe」サービスで、特定の状況でメモリ消費が増大し、アクセス違反や例外エラーが発生し、Probeサービスが停止する問題を修正しました。以前はProbeサービスを再起動することで一時的に解決できましたが、今回の修正で安定性が向上しました。影響を受ける場合、Probeログに「access violations」や「exceptions」が記録され、サービスが停止する可能性がありました。

リモートプローブ

  • 「ログ」タブの内容が表示されず、タブが空のままになる問題を修正しました。

レポート

  • CSV形式でレポートを保存した際に、ロシア語、日本語、中国語の設定時に1行目が文字化けして読み取れない問題を修正しました。この問題は、データテーブルを含むレポートをCSV形式で保存した場合に発生していました。

シングルサインオン(SSO)

  • ライセンスキーの変更やサーバー移行後に、シングルサインオン(SSO)のユーザーアカウントが一時停止され、ログインできなくなる問題を修正しました。これは、新しいライセンスに移行後、SSOユーザーアカウントが正しく引き継がれないことが原因でした。

修正 : センサー

HPE 3PAR ドライブエンクロージャセンサー

  • ドライブコントローラーが無効な温度を報告する、または温度を報告しない場合にセンサーがエラーステータスになる問題を修正しました。現在、このようなドライブは無視され、エラー状態にはなりません。

MQTT ラウンドトリップセンサー

  • 「MQTT ラウンドトリップ」センサーをデバイステンプレート経由で追加した際、デフォルトポート1883以外のポートを使用するとセンサーがデバイスに追加されない問題を修正しました。例えば、「MQTT の資格情報」でデフォルトポートを1883から8883に変更し、「テンプレートを使用して自動検出を実行する」で「MQTT ラウンドトリップ」センサーを追加しようとした場合、センサーが作成されない問題が発生していました。

MQTT サブスクライブカスタムセンサー

  • 「MQTT サブスクライブカスタム」センサーがエラーステータスになった後、エラーが解消されたにもかかわらずエラーメッセージが表示されたままになる問題を修正しました。例えば、「the provided topic is invald」というエラーが発生した後、解消してセンサーが緑色(アップ)になった場合でも、エラーメッセージが残る問題がありました。これは、設定「MQTT 固有」の「最新メッセージからの経過時間」や「最新メッセージの処理」をデフォルト設定のまま使用している場合に発生していました。今回の修正により、エラー解消後にメッセージが正しく更新されるようになりました。ただし、特定のケースではセンサーが「OK」と表示されていても、依然としてエラーステータスのままとなることがあります。例えば、センサーを一時停止して再開した直後などです。この場合、次回のセンサー再スキャン時に正常なステータスに戻ります。

センサー設定

  • 一部のカスタムセンサーの設定を変更すると、「PE270」エラーが発生する問題を修正しました。このエラーは「An error occurred」というメッセージとともに発生し、センサーの一時停止・再開や、PRTGコアサーバーの再起動で解決可能でしたが、今回の修正でエラー自体が発生しなくなりました。影響を受けたセンサーには、「Modbus TCP カスタム」センサーや「MQTT サブスクライブカスタム」センサーが含まれます。

WMI イベントログセンサー

  • 「メッセージでフィルター」オプションを無効にしても、メッセージフィルターが適用されたままになる問題を修正しました。

修正 : WebGUI

履歴データ

  • 「履歴データ」タブで、「開始」ボタン横の矢印ボタンをクリックすると、履歴データレポートを生成できるようになりました。以前のPRTGバージョンでは、レポート生成時にエラーメッセージ「PRTG Network Monitor は問題を検出しました。直近の要求は正常に処理されませんでした。」が表示され、レポートを作成できませんでした。

センサー

  • センサーメニューの「上位 10 リスト」で「最長システムアップタイム」と「最短システムアップタイム」のリンクが正しく機能せず、誤ったセンサータイプが表示される問題を修正しました。

注意 : 既知の不具合

自動アップデート

  • このリリースには、新しいコード署名証明書と対応する中間バージョンが含まれており、自動アップデートプロセスが2回実行されるため、更新時間が長くなったり、複数回の再起動が発生したりする可能性があります。

署名の問題

  • 一部の環境では、PRTG 25.1.104 への更新後に、PRTGコアサーバーが起動しなくなる可能性があります。この場合、core.log に以下のメッセージが記録されます。
    Signature of \Program Files(x86)\PRTG Network Monitor\32 bit\PRTG Server.exe is not valid
    Signature of \Program Files (x86)\PRTG Network Monitor\64 bit\PRTG Server.exe is not valid
    この問題は、オフライン環境またはインターネットアクセスが制限されている環境で発生しやすく、Windowsの証明書ストアに信頼できるルート証明書がない場合に発生します。
  • 解決策:
    タイムスタンプ署名のための信頼済みルート証明書を追加してください。詳細は、以下のナレッジベース記事を参照してください。「After updating to PRTG 25.1.104, the PRTG core server does not start anymore」:<https://kb.paessler.com/en/topic/91907>

自動アップデート/ 署名の問題

  • PreviewまたはCanaryチャネルを使用している場合、自動アップデートプロセスに問題が発生する可能性があります。この場合、Stableチャネルに切り替えてから、1回分のアップデートを完了するか、最新の更新を手動でインストールしてください。

グラフ設定

  • 「システム管理」の「ユーザーインターフェース」内にある「グラフ設定」でグラフの期間を変更すると、特定のケースで「Core.log」に例外が複数記録される問題が発生することがあります。 この問題は、PRTGバージョン24.4.102.1351で確認されており、グラフ設定を変更して保存した後、PRTGコアサーバーが自動的に再起動されると、「Core.log」に「Exception: Wrong period in cache」というエラーメッセージが記録される場合があります。この問題については、今後のPRTGバージョンで修正を予定しています。

クラスター設定

  • PRTGをクラスター構成で運用している場合、このバージョンにアップデートすると、フェイルオーバーノードが自動的に更新されない問題が発生します。 この問題は、最新のPRTGバージョン25.1.104.1946に更新する前に、中間バージョンを経由してアップデートを行った場合に発生します。 対処方法として、フェイルオーバーノードを手動で更新してください。

SNMP v3

  • 特定のケースで、PRTGの「SNMP バージョン」として「SNMP v3」を使用すると、問題が発生する可能性があります。SNMPセンサーが「no response」というエラーメッセージとともにエラーステータスになることがあります。この問題は、PRTGバージョン25.1.104.1946にアップデートした際に発生し、今後のアップデートに必要な中間バージョン25.1.104.1906でも発生する可能性があります。現在、この問題を最優先で調査しています。

注意 : インストーラー

セキュリティ

  • PRTGインストーラーの信頼性を以下のバージョンとリリースチャネルのSecure Hash Algorithmsで確認できます。
  • Stable 25.1.104.1946
    sha256_exe 012721D374016A2B472171EE5B1B6657C05744E8A6AA2A05479D5CB004A26D93
    sha256_zip 2AC635C1B702628CE7613D3E1236A4CF5063A56466D3AFFA2135E6389F188D6D

改善 : マルチプラットフォームプローブ

センサー追加

  • 「マルチプラットフォームプローブ」にセンサーを追加する際の処理を改善し、特定のケースではセンサー作成時のスキャン進行状況を示すプログレスバーが表示されるようになりました。例えば、「AWS RDS v2」センサーを追加する際、スキャン完了まで時間がかかる場合があり、その間ポップアップウィンドウに「Working…」というメッセージとともにプログレスバーが表示されます。

修正 : マルチプラットフォームプローブ

接続設定

  • 設定メニュー内のマルチプラットフォームプローブの接続の設定で、特定のケースにおいて設定を保存できない問題を修正しました。例えば、接続設定を「マルチプラットフォームプローブの接続を許可する」から「マルチプラットフォームプローブの接続を許可しない(デフォルト)」に変更した場合、PRTGコアサーバーを再起動しても設定が適用されない問題が発生していました。また、「マルチプラットフォームプローブの接続の正常性(自律)」センサーの「NATS Connection State」チャネルで、NATSサーバーが正常にインストール・稼働しているにもかかわらず、「Error caused by lookup value ‘Disconnected’」 というエラーメッセージが表示される問題も修正しました。

ラボ : PRTG API v2

API

  • 「Schedules, Dependencies, and Maintenance」ウィンドウの「scheduledependency」セクションで、「maintstart」および「maintend」の値がUTC(協定世界時)で表示されない問題を修正しました。「api/v2/devices/id」エンドポイントに対して「GET」リクエストを実行すると、「maintstart」および「maintend」の値が、PRTGのコアやアプリケーションサーバーで使用されるUTCタイムスタンプではなく、PRTG Webインターフェースでユーザーが設定したタイムゾーンの値として表示される問題が発生していました。
  • 「devices/id」エンドポイントに「GET」リクエストを実行した際に、まれに「_inheritanceSource」内の「id」「name」「href」の値が空になる問題を修正しました。この問題が発生すると、「kind type」の値として「unknown_referenced_object_type_for_itemEnumerated」というエラーメッセージが返されることがありました。
  • 「[Probe/Group/Device]」エンドポイントに「GET」リクエストを実行し、「include」パラメータを指定した場合、一部の設定がレスポンスに含まれない問題を修正しました。この問題は、新規インストール直後のPRTGで、インストール時に自動作成されるオブジェクトID「[1/50/40]」に対して発生していました。
  • PRTG API v2 の「schemas/kind」および「devices/id」エンドポイントに「GET」リクエストを実行すると、「PRTG Data Hub」の資格情報(「Credentials for PRTG Data Hub」)を取得できるようになりました。
  • PRTG API v2 でアクセス権を取得・編集する際の処理を改善しました。例えば、「/devices/{id}」に対して「GET」リクエストを実行し、「include=accessgroup,inheritance」を指定すると、対応するアクセス権グループが取得されます。以前は、「PATCH」リクエストでアクセス権を変更する場合、「GET」リクエストで取得したすべてのグループを指定する必要がありましたが、現在は一部のグループのみを指定してアクセス権を変更できるようになりました。ただし、読み取り専用ユーザーとしてAPIにログインしている場合、アクセス権の変更を試みると「403 access denied」エラーが発生します。

PRTGアプリケーションサーバー

  • PRTGのアプリケーションサーバーのパフォーマンスを改善し、特に大規模なPRTG環境でのメモリ使用量を削減しました。

ラボ: 新UI

オブジェクトの追加

  • 親オブジェクト(デバイスやグループなど)が削除されている間に新しいオブジェクトを作成しようとすると、エラーメッセージが適切に表示されるようになりました。以前のバージョンでは、曖昧なエラーメッセージが表示されていましたが、現在は「The parent object does not exist. It might have been deleted.」と明確に表示されるようになりました。

警報確認

  • 警報確認(Acknowledge)をした際、どのユーザーがいつ確認したのかが表示されるようになりました。以前のバージョンでは、確認メッセージを入力しなかった場合、この情報が表示されませんでしたが、現在は確認者の情報とエラーメッセージ自体が適切に表示されます。

エラーページ

  • 存在しないレポートを削除またはクローンしようとした際に表示されるエラーページの挙動を改善しました。以前はエラーページのリダイレクト先がPRTGのウェルカムページになっていましたが、現在は「Reports」タブへリダイレクトされるようになりました。

ホームページ

  • ホームページURLをPRTG内のオブジェクトに設定した際、そのオブジェクトにアクセス権がない、または削除されている場合のエラーページを改善しました。以前はPRTGに戻る手段がありませんでしたが、現在は「Go to welcome page」ボタンが追加され、「welcome.htm」に遷移できるようになりました。

Logsタブ

  • Logsタブのドロップダウンメニューの表示を改善しました。以前のPRTGバージョンでは、「Choose Filter」をクリックした際、「Status Message Related」のオプションを表示するにはスクロールが必要でしたが、現在はドロップダウンメニューの表示領域が拡張され、スクロールせずにすべてのオプションを確認できるようになりました。

Monitoringタブ

  • 「Monitoring Overview」の「Detail」ページの表示を改善し、ページ全体をスクロールできるようにしました。以前のバージョンでは、コンテンツリストのみがスクロール可能でしたが、現在はページ全体をスクロールできるようになり、「Actions」ボタンもスクロール中に固定表示されるようになりました。

ページの自動更新

  • PRTG Webインターフェースの「アカウント設定」で設定した「更新間隔(秒)」が、ページフッターに正しく反映されるようになりました。以前のバージョンでは、設定を保存してもページのリフレッシュタイマーが更新されない問題が発生していました。

リモートプローブ

  • 新しいリモートプローブを承認した後、プローブデバイスに属するすべてのセンサーのチャネルが、新UIに正しく表示されるようになりました。以前のバージョンでは、一部のチャネルが表示されない問題が発生していました。

レポート

  • センサーをドラッグ&ドロップでレポートに追加した後、「Select Sensors Manually」設定で選択したセンサーが完全に表示されるようになりました。以前のPRTGバージョンでは、選択したセンサーが「Select Sensors Manually」のオブジェクトエリアで切り捨てられていました。また、「Select Sensors Manually」設定を開いたときに、レポートのURLが誤って「/report//channels」と表示されていた問題を修正しました。これを「/report//select-sensors-manually」に変更しました。

設定

  • 新しいUIで設定を保存した際に表示されるトーストメッセージが改善されました。設定が正常に保存された後には、「Settings have been saved」というメッセージが表示されます。MapコメントやReportコメントの設定変更時には、「Comments have been saved」と表示されます。

センサーの「Overview」

  • 「Monitoring」のナビゲーションツリーでセンサーをクリックすると、センサーの「Overview」ページが右側に表示されるようになりました。以前のバージョンでは、「Overview」ページを閉じた後に同じセンサーを再度クリックしても、ページが開かない問題が発生していましたが、現在は正常に表示されるようになりました。
  • 新しく追加したセンサーにまだデータがない場合のメッセージを改善しました。以前は「No matches could be found.」と表示されていましたが、現在は「No data yet.」と表示されるようになりました。

シングルサインオン

  • 新しいUIおよびAPIv2では、このPRTGリリースによりシングルサインオンによるログインがサポートされるようになりました。PRTGアプリケーションサーバーを使用する場合、PRTGインスタンスの「Available Callback URLs」設定で新しいコールバックURLを指定する必要はありません。ただし、アプリサーバーが到達可能なドメインに対して、シングルサインオンプロバイダー内でコールバックURLを設定する必要があります(OktaまたはEntra ID)。SSOの設定方法については、以下のナレッジベース記事をご覧ください。
    「How to integrate Microsoft Entra ID into PRTG?」:https://kb.paessler.com/en/topic/88527
    「How to integrate Okta SSO into PRTG?」:https://kb.paessler.com/en/topic/90482

タブ

  • 新しいUIでは、適切なユーザー権限を持っている場合、「Log」および「History」のタブを表示し、アクセスできるようになりました。ただし、オブジェクトリンク(例えば、Logタブでセンサーやデバイスを右クリック)に対しては、コンテキストメニューは表示されませんのでご注意ください。

改善 : その他

PRTG全般

  • その他、さまざまな細かい修正と改善、ユーザーマニュアルの更新をしました。

言語

  • ドイツ語およびスペイン語の言語ファイルを更新しました。

センサー言語

  • 特定のセンサータイプに関するドイツ語およびスペイン語のセンサー言語ファイルを更新しました。

2025-01-09 – Version 25.1.102.1373

重要 : セキュリティ

自動検出

  • CVE-2024-12833(ZDI-24-1736、ZDI-CAN-23371)で説明されている攻撃に対処するため、入力データの追加検証とサニタイズを追加することで、悪意のあるコンテンツの注入の可能性に対して自動検出プロセスを強化し、保存されたXSS(クロスサイト・スクリプティング)脆弱性のリスクを軽減しました。

注意 : インストーラー

セキュリティ

  • PRTGインストーラーの信頼性を以下のバージョンとリリースチャネルのSecure Hash Algorithmsで確認できます。
    Stable 25.1.102.1373
    sha256_exe 45BE984AEBCECFD670BDCD3B7228A4190E7656CAEC4BE29A2E43E5BE3EF24E81
    sha256_zip 5659680469A7ECC56FD49D6D6EE0DFE84CCA09819820765911DE2AD4A1319378

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