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~PRTGとともに15年~

バージョンヒストリー

PRTGバージョン23系

2023/11/27更新:Version 23.4.90.1299に加筆

【中間バージョンアップのご案内】

PRTGバージョン「22.2.77」以降へバージョンアップする場合、中間バージョンへのバージョンアップが必要になります。中間バージョンは「22.1.75.1594」です。詳細はこちらをご参照ください。

2023-11-17 – Version 23.4.90.1299

新規 : ITOps Board 3.13

改善と修正

ITOps Board バージョン3.13では、アクセシビリティが強化されました。このリリースでは、アクセシビリティのためにExplorerタブが更新され、各コンポーネントの正常性を示すテキストラベルが追加されました。さらにこのリリースでは、コンポーネントやアラートの状態を示すアイコンの使用が導入されています。また、問題の修正もあります。詳細については、新バージョンに付属のリリースノートをご参照ください。

重要なお知らせ:アップグレートプロセス
ITOps Boardインストーラーは、インプレースアップグレードをサポートしています。web.configファイルを手動で変更した場合、その変更はインプレースアップグレード時には保持されません。web.configファイルを手動で変更した場合は、次の形式のファイル名で保存されます: web-YYYY-MM-DD.config。アップグレードを開始する前に、このファイルのコピーを保存してください。このファイルは、アップグレード処理中に以前のファイルで上書きするため、新しいweb.configファイルに変更を加える際の参照ファイルとして使用することをお勧めします。新しいweb.configファイルを古いファイルで上書きしないでください。
このリリースのITOps Boardには、Elasticsearchバージョン7.17.6が必要です。

改善 : セキュリティ

パスワードを忘れた場合

新しいパスワードを設定するためのリンクのリセットトークンは、CoreWebServer.logでマスクされるようになりました。以前は、「パスワードを忘れた場合」オプションで新しいパスワードを設定するためのリンクをクリックすると、読み取り可能な形式でログに記録されていました。

改善 : センサー

Exchange データベース DAG(PowerShell)センサー

Exchange Database DAG(PowerShell)センサーは、Exchange Serverの新しいバージョン(>2019)を認識し、2010、2013、2016、2019などのバージョンを区別できるようになりました。以前は、Exchange Server 2019を古いバージョンとして認識し、この情報を使用しようとした結果、「Active Copy」チャネルのステータスがWarningになり、「Could Not Read Activation Preference」というメッセージを表示しました。

EXEセンサー

Oracle SQL v2 センサー、MySQL v2 センサー、PostgreSQL センサーなど、特定のEXEセンサータイプのデータベースコネクターを更新しました。以前は、必要な暗号化方式が一致しないために、対応するデータベースへの接続が失敗していました。

Microsoft Azureセンサー

  • デバイスツリーの「デバイステンプレートの作成」機能で、次のセンサータイプをデバイステンプレートに追加できるようになりました:Microsoft Azure SQL Database、Microsoft Azure サブスクリプションコスト、Microsoft Azure 仮想マシン、Microsoft Azure ストレージアカウントセンサー。これらのセンサーを「テンプレートを使用して自動検出を実行する」から作成することができます。これらのセンサータイプには特定の権限を持つAzureカスタムロールが必要であることに注意してください。詳細については、ナレッジベースの記事を参照してください<https://kb.paessler.com/en/topic/88625>。
  • センサーデータのギャップを避けるために、Microsoft Azureセンサーがデータを取得する方法を強化しました。

OPC UA カスタムセンサー

OPC UAカスタムセンサーは、より多くのデータ型(列挙型と配列値変数の単一値)をサポートするようになりました。以前は文字列、ブール値、数値変数のみをサポートしていました。

プロキシ設定

以下のセンサータイプで、デバイス設定の「プロキシ設定」(バージョン公開時の日本語訳では「HTTP センサーのプロキシ設定」)をサポートするように改善しました。これにより、デバイス設定でHTTPプロキシサーバーを設定した場合に、HTTPプロキシサーバーを使用できるようになります:

  • AWS v2センサー
  • Cisco Meraki(ベータ)センサー
  • クラウド HTTP v2センサー
  • クラウド Ping v2センサー
  • Dell EMCセンサー
  • FortiGateセンサー
  • HPE 3PAR 共通プロビジョニンググループ
  • HPE 3PAR 仮想ボリューム
  • HTTP v2 (ベータ)
  • Microsoft 365センサー
  • Microsoft Azureセンサー
  • NetAppセンサー
  • Redfishセンサー
  • REST カスタム v2 (ベータ)センサー
  • Soffico Orchestraセンサー
  • Veeamセンサー
  • Zoom サービスステータスセンサー

Soffico Orchestraセンサー

Soffico Orchestra チャネルの正常性センサーとSoffico Orchestra Scenario (ベータ)を含むデバイステンプレートを作成できるようになりました。これにより、これらのセンサーを自動検出で追加できるようになります。

変更 : センサー

MySQL v2

このPRTGバージョンでは、データベースコネクターのライセンス変更により、MySQL v2センサーはMySQLの統合Windows認証をサポートしなくなりました。センサーは代わりにWindowsのパスワードとユーザー名を要求します。

Windows IIS 6.0 SMTP 受信、Windows IIS 6.0 SMTP 送信

技術的な要件を満たすために、Windows IIS 6.0 SMTP 受信センサーをWindows SMTPサービス受信センサーに、Windows IIS 6.0 SMTP 送信センサーをWindows SMTPサービス送信センサーに名前を変更しました。※JTC注釈:バージョン公開時点では日本語訳は旧センサータイプ名のままです。

修正 : サーバー

アクセス権

アクセス権を持つユーザーとしてログインしている場合に、レポート、通知テンプレート、スケジュールの作成に影響する問題を修正しました。読み取り/書き込みユーザーとしてログインしている場合、レポート、通知テンプレート、またはスケジュールを作成しようとすると、「Unauthorized ajaxエラー」が発生しました。ただし、作成はバックグラウンドで成功し、その後、管理者権限を持つPRTGユーザーには表示されました。

APIキー

Active Directoryユーザーを削除後も、Active Directoryユーザーに対して作成したAPIキーが一定期間有効のままである問題を修正しました。以前は、Active Directoryに新しいユーザーを作成してPRTGにアクセスし、このユーザー用のAPIキーも作成すると、ユーザーを削除してログイン認証情報が無効になったにもかかわらず、APIキーはしばらくの間有効でした。現在では、Active Directoryからユーザーを削除すると、APIキーは資格情報と同様に速やかに無効になります。

マップローテーション

パブリックマップのローテーションが期待通りに機能するようになりました。以前は、ログイン認証情報なしでパブリックマップのローテーション機能を使用すると、最初の地図のみを表示するか、他の地図を空白のページとして表示していました。

レポート

センサーの「履歴データ」タブで、「パーセンタイルを表示する」設定を有効にして「.csv ファイル」形式の履歴データレポートを作成できるようになりました。以前は、「csv ファイル」形式を選択し、さらに「パーセンタイルを表示する」ラジオボタンを選択すると、履歴データレポートは「Ajax Error: timeout」が発生していました。

スキャン間隔

特定のセンサータイプで、設定済みのスキャン間隔が無視され、常にデフォルト値の60秒実行される問題を修正しました。また、センサー設定の「デバッグオプション」で「結果を保存する」が有効になっていても、センサーログにスキャン間隔情報が追加されませんでした。

修正 : センサー

AWSセンサー

AWS v2センサーの様々な改善を実施しました:

  • AWS Alarm v2、AWS RDS v2、AWS ELB v2センサーは、リージョン内のサービスにアクセスできない場合でも、期待どおりに再度追加できます。まれに、センサーがは「You are not authorized to perform this operation」というエラーメッセージで失敗することがありました。
  • デバイステンプレートで自動検出を実行した場合に、AWS センサーを作成できない問題を修正しました。自動検出によるセンサーの追加は、期待通りに動作するようになりました。
  • AWS EBS v2:このセンサーが監視するAWS EBSボリュームのIDが見つからない場合のエラーメッセージの文言を改善しました。センサーがダウンステータスに時に表示するエラーメッセージは、「No volume with the ID x was found」です。

EXEセンサー

ADO SQL v2センサーなど特定のEXEセンサータイプで、「データベース固有の設定」の 「接続文字列」 に改行を含む場合に引数の解析に失敗する問題を修正しました。このような場合、センサーは「Invalid Authorization Specification」というメッセージとともにダウンステータスになりました。

Microsoft 365 メールボックスセンサー

  • M365メールボックスセンサーのセンサー設定で変更を保存できるようになりました。以前のPRTGバージョン23.3.86.1520ではできませんでした。以前はセンサー設定を変更して保存しようとすると、「Unauthorized ajax error」メッセージが表示され、サイトページがリロードされ、設定が以前の状態に戻っていました。このセンサータイプを新規追加するタイミングでは初期設定を保存することができました。
  • Microsoft 365 メールボックスセンサーが「ルート」グループから「Microsoft 365 の資格情報」の認証情報を継承した場合に、Microsoft 365 メールボックスセンサーをPRTGに追加できない問題を修正しました。この場合、PRTGは「Your last request could not be processed properly」を報告し、また、CoreWebServer.logに「 Error: The request cannot be processed because the object ID is missing」のエントリーを記録しました。

MySQL v2

実行したSQLV2.exeクライアントツールが「 Parameter -sslmode is missing」というメッセージのエラーを報告する、MySQL v2 センサーの問題を修正しました。PRTGバージョン21.2.68.1492で、SSLモード専用の設定を導入しました。ただし、この設定は当初、コマンドラインインターフェイスに対してのみ実装されていました。選択できるオプションは、MySQL sslmodeのパラメーター値と同じです。

NetFlowセンサー

NetFlow v9センサーやIPFIXセンサーのなどの特定のFlowセンサーにおいて、データフローに可変長のフィールドを含む場合にアクセス違反となる問題を修正しました。

OPC UA サーバーステータスセンサー

OPC UA サーバーステータスセンサーにおいて、特定のケースで以下のエラーメッセージが表示される問題を修正しました:「 The sensor could not connect to the OPC UA server (BadConnectionClosed)」。この問題は、OPC UAが使用するライブラリopen62541のアップデートにより、エンドポイントの選択が変更されたために発生しました。

SNMP HPE ProLiant メモリコントローラーセンサー

HPE ProLiant Gen10 サーバーで、 デバイスタイプのOIDが「1 (other)」 の場合にHPE ProLiant メモリコントローラーセンサーを作成できない場合がある問題を修正しました。このような場合、センサー作成時に「The sensor could not find any matching data on the monitored device」というメッセージでエラーが発生しました。

SMTPセンサー

SMTPセンサーの設定「認証」で設定したHELO identが無視され、代わりにプローブのデフォルトホスト名などが使用される問題を修正しました。この問題はSMTPセンサー、SMTP&POP3 ラウンドトリップセンサー、SMTP & IMAP ラウンドトリップ センサーに影響しました。

注意 : Paessler PRTG Enterprise Monitor

オフラインアクティベーション

このPRTGバージョンでは、Paessler PRTG Enterprise Monitorのオフラインインストール用のソリューションを導入しました。この変更が適用できる場合は、Paesslerの営業担当者よりご連絡いたします。
詳細については、ナレッジベースの記事<https://kb.paessler.com/en/topic/91881>

修正 : Paessler PRTG Enterprise Monitor

WebGUIフッター

有効なサブスクリプションライセンスがあり、管理者権限を持つアカウントでログインしている場合に、PRTG Webインターフェイスのフッターに「Renew Maintenance」と表示される問題を修正しました。「Renew Maintenance」ボタンは、メンテナンス日数に関係なく表示されていました。フッターに「サポートに問い合わせる」ボタンが正しく表示されるようになりました。

注意 : インストーラー

セキュリティ

PRTGインストーラーの信頼性を以下のバージョンとリリースチャネルのSecure Hash Algorithmsで確認できます:

Stable 23.4.90.1299

  • sha256_exe F65CFEB47739935642DE9CA4E62F9CDA1E76D611766051D80FE3C6D3953F3195
  • sha256_zip 46BCD0BFD49AFD574A8DCF34310555C445521796F5DA4BF72BB01CA48E4AC68D

ラボ : センサー

スクリプト v2センサー

デバイス上で「テンプレートを使用して自動検出を実行する」機能で、スクリプト v2 (ベータ)を作成できるようになりました。センサーは、プローブシステムにPythonがインストールされている場合にのみ作成されます。

SNMP Disk Free v2

PRTGバージョン23.3.88.1393にアップデートすると、特定のケースでSNMP Disk Free v2 (ベータ)の値が間違って表示される問題を修正しました。この問題は大きなボリュームのディスクを監視した場合に発生しました。センサーは、「Free Space %」チャネルに0%などの間違った値を報告し、エラーステータスになりました。さらに、「Free Space %」チャネルの絶対値が負の値として表示されました。この問題は、センサーでの値の計算が大きな値によってオーバーフローし、オーバーフローを正しく処理できなかったために発生しました。

SNMP トラフィック v2

SNMP トラフィック v2センサーは、センサーを追加字に「センサー基本設定」に自動的に事前定義するデフォルトタグに「snmp」タグを含むようになりました。

Soffico Orchestra Scenarioセンサー

このPRTGバージョンで導入した実験的なSoffico Orchestra Scenarioセンサーを試すことができます。このセンサーは、Orchestraシナリオ内のプロセスのステータスを監視します。このセンサーには「Aborted Count」、「Downtime」、「Finished Count」、「Paused Count」、「Running Count」、「Warning Count」のチャネルがあります。このセンサーにはOrchestrator 4.8.2.5以降のSofficoライセンスが必要であることにご注意ください。

ローカルフォルダー、ネットワーク共有センサー

デバイスツリーの「デバイステンプレートの作成」でローカルフォルダー (ベータ)とネットワーク共有 (ベータ)センサーをデバイステンプレートに追加できるようになりました。これにより、テンプレートを使用して自動検出を実行する」機能を使用してこれらのセンサーを作成できます。

ラボ : API v2

API v2

create (POSTエンドポイント)、update (PATCHエンドポイント)、read (GETエンドポイント)の値をサポートする新しいパラメーターの「purpose」を「/schemas/{kind}」 エンドポイントに、追加しました。エンドポイントは指定した目的に適切なスキーマを返します。

PRTG application server

  • PRTG application serverは不要なCPUサイクルを回避するため、必要な場合にのみデバイスの継承情報を計算するようになりました。これは、「GET request /devices/ID/settings」でデバイス設定を要求した場合に適用されます。
  • 特定のケースでPRTG application serverのサービスがクラッシュし、Core.logが「ctorConnectionOutgoingThread.Execute message not sent through TPaeTalkProtocolBuffersServerTCP」というログメッセージで指数関数的に増大する問題を修正しました。短期的な回避策は、システムを再起動することでした。この問題は主に大規模なPRTGで発生し、TLS接続のタイムアウトが原因でした。 ラボ : 新UI   チャネル   新UIの「Last Value」列で、差分値として「0%」が表示される問題を修正しました。「Last Value」列は、警告の制限値とのLast Valueの差が0%の場合でもセンサーの「Channel List」に差分値「0」を表示しなくなりました。

デバイス設定

  • プローブデバイスのデバイス設定で、「IPv4 アドレス/DNS 名」と「IPv6 アドレス/DNS 名」を編集するオプションを表示しなくなりました。
  • デバイスが親グループと親プローブから継承する親タグを、デバイス設定の「親のタグ」フィールドで確認できるようになりました。
  • デバイス設定の「タグ」フィールドで、カスタムタグや既存タグの追加と削除ができるようになりました。各タグはスペースキー、カンマ、Enterキーで確認できます。
  • 「その他のデバイス情報」セクションの「Select デバイスアイコン」フィールドで、デバイスのアイコンを選択できるようになりました。現時点では、アイコンの変更はデバイスツリーには反映されません。
  • デバイス設定でセクションを編集し、変更を保存した場合、「Save Changes」をクリックしても、セクションは展開またはクローズの動作を維持します。
  • デバイス設定タブの検索フィールドに検索したいタグを追加することで、デバイスタグを検索できるようになりました。
  • コンテキストメニューからデバイスを削除できるようになりました。デバイスツリー、デバイスリスト、デバイスヘッダ、またはアクションボタンの「Delite Object」オプションをクリックすると、コンテキストメニューからデバイスを削除できます。デバイスを削除する前に、確認ダイアログが表示され、削除をキャンセルまたは確認することができます。

マップ

マップに含まれるデバイスを削除したときに発生する問題を修正しました。以前は、パブリックアクセス可能なマップに含まれていたデバイスを新UIで削除した後、クラシックUIでマップを開くと「Monitoring might be incomplete or inaccurate due to fundamental problems in your PRTG installation! Click here for more information! 」という警告メッセージが表示されていました。さらに、コアの正常性センサーは、「Free Physical Memory is below error limit of x in Free Physical Memory」というエラーメッセージとともにダウンステータスになりました。これらのケースでは、マップのパブリックアクセスページにもアクセスできず、「Map Refresh Failed」というエラーになりました。

URLパラメーター

  • センサーの「Channel List」で「Status」で並べ替えた場合、「tables?sort_identifier=status&sort_direction=ASC」のようにURLにソートパラメーターを反映します。
  • 「Toggle sort direction」ボタンをクリックしてデバイスリストを並べ替えた場合、「/devices?sort_direction=ASC{*}」 のように URLにソート方向パラメーターを反映します。

改善 : その他

PRTG全般

その他、様々な細かい修正と改善を行いました。

マニュアル

PRTG設定ファイルの安全な取り扱い方法に関する推奨事項を記載するためにマニュアルを更新しました。マニュアル「Files and Subfolders in the PRTG Data Directory」および「Handling Configuration Files」をご参照ください。

言語

中国語、フランス語、ドイツ語、日本語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語の言語ファイルを更新しました。

センサー言語

特定のセンサー タイプについて、中国語、ドイツ語、フランス語、日本語、ポルトガル語、ロシア語、オランダ語の言語ファイルを更新しました。

2023-10-16 – Version 23.4.88.1429

重要 : セキュリティ

Webサーバー

認証なしで悪用される可能性がある PRTG Webサーバーのパストラバーサルの脆弱性を修正しました。この脆弱性は「CVE-2023-45858」で確認できます。

より詳細な情報は、段階的な情報公開プロセスの一部として公開されていく予定です。最新情報については、ナレッジベースの記事を参照してください:https://kb.paessler.com/en/topic/91880

注意 : インストーラー

セキュリティ

PRTGインストーラーの信頼性を以下のバージョンとリリースチャネルのSecure Hash Algorithmsで確認できます:
Stable 23.4.88.1429
sha256_exe 7C5A30892CCB773A708C6EBE7D50D84227CBC7A5642FF24B98EA941194D30268
sha256_zip 3D9902DFF7483D90ECC45B10628FA8A772121631EF43F01109C58D74B268783C

2023-10-02 – Version 23.3.88.1421

修正 : センサー

SNMP ディスク空き容量センサー

PRTGバージョン23.3.88.1393にアップデートした場合、SNMP ディスク空き容量およびSNMP Disk Free v2(BETA)センサーの値が特定のケースで間違って表示される問題を修正しました。この問題は、より大きなボリュームのディスクを監視した場合に発生しました。センサーは、空き領域のパーセンテージチャネルで0%などの間違った値を報告し、エラーステータスになりました。さらに、「合計」チャネルの絶対値が負の値として表示されました。この問題は、センサーでの値の計算が大きな値によってオーバーフローし、センサーがオーバーフローを正しく処理できなかったために発生しました。

修正 : サーバー

マップ

前回のPRTG Stable版23.3.88.1393にアップデートした際にメモリ消費量が多くなる問題を修正しました。この問題はパブリックマップの表示に起因していました。このケースは、設定ページのPRTG コアサーバーシステムメモリのセッション数の増加でも確認できました。

注意 : インストーラー

セキュリティ

PRTGインストーラーの信頼性を以下のバージョンとリリースチャネルのSecure Hash Algorithmsで確認できます:
Stable 23.3.88.1421
sha256_exe 81639398DEE35B3060F9E34653AF93FDC627F13FF696B355C4D19A462AAC644B
sha256_zip C419331F1680505137301DAEE8AAAAD2DA54126B8C3005A6ED4A367B7ABF301E

2023-09-20 – Version 23.3.88.1393

改善 : サーバー

セキュリティ

APIキーを作成しそのキーを使用してAPIコールリクエストを実行した場合、APIキーがCoreWebServer.logに読み取り可能な形式で記録されなくなりました。この問題はデバッグレベルのログでのみ発生していました。

改善 : センサー

AWS EC2 v2、AWS RDS v2センサー

AWS EC2 v2とAWS RDS v2センサーは、CPU Credit Balanceチャネルの制限値で1クレジット未満の場合に警告メッセージを表示します。以前のセンサーはエラーステータスを表示していました。この変更は、このセンサータイプを新しいセンサーとして追加した場合にのみ適用されることに注意してください。

Microsoft 365 メールボックスセンサー

定義した正規表現に一致するメールをフィルタリングできるようになりました。この新しいフィルターは、Subject、From、Bodyフィールドで定義した正規表現に一致するメールをフィルタリングします。この新しいオプションは、「Microsoft 365 設定」で設定できます。

重要: 監視対象メールボックスフォルダーに10,000 件以上のメールがある場合、正規表現フィルターはダウンステータスになります。これは、正規表現フィルターが API からメールを取得した後に適用されるためです。メールの量が多ければ多いほど、パフォーマンスへの影響は大きくなります。メールの数を減らすためには、Ageフィルター設定を有効にするか、正規表現フィルターに加えて非正規表現フィルターを使用します。

MQTT サブスクライブカスタムセンサー

MQTT サブスクライブカスタムセンサーの「MQTT 固有」設定に、メッセージ処理を改善するための新しいオプションを2つ追加しました。Time Since Last Messageオプションは、メッセージが受信されなかった場合に通知するしきい値を設定します。以前は、スキャン間隔でメッセージを受信しなかった場合、センサーは原因不明ステータスになりました。このデフォルトの動作は、Time Since Last Message設定を有効にしない場合は残ります。Last Message Handlingオプションを使用すると、ライブチャート上の最後のメッセージを保持し、ペイロードの特定のJSON値を監視することができます。

SNMP Buffalo TS システムの正常性センサー

SNMP Buffalo TS システムの正常性センサーは、Firmware Update Availableチャネルで追加のステータスを表示できるようになりました。以前は、値3のステータスがルックアップファイルに含まれていなかったため、値3がセンサーに送信されると、undefined lookup value (3)というメッセージとともにエラーを表示しました。現在は値3の場合にステータス「Latest」を表示します。

修正 : サーバー

クラスター設定

マスターノードの「通知連絡先」に新しい連絡先を追加すると、フェイルオーバーノードに到達できなくなる問題を修正しました。

依存関係

設定したマスターセンサーが制限値を超えてエラーステータスになった場合、依存間帰依オブジェクト(センサーやデバイスなど)が一時停止しない問題を修正しました。この問題は、センサーを「依存関係の種類」で「親のマスターセンサー」として設定した場合で、制限値によるステータス変更の間にセンサーがデバイスツリーに保存されなかった場合にまれに発生しました。

エラーメッセージ

PRTGは、無効な設定変更を保存しようとした場合に、Webインターフェイスにエラーダイアログ「Error (Bad Request)」を表示します。以前はエラーの説明は表示されませんでした。無効な設定で変更を保存しようとすると、何も表示されずにページがリロードされ、エラーは「CoreWebServer.log」に記録されるだけでした。

ライブラリ

PRTGバージョン23.3.86.1520では、読取り/書込みアクセス権を持つユーザーとしてログインしている場合に、ライブラリを作成できます。以前のPRTGバージョン23.3.86.1520では、フルアクセス権をもつユーザーグループの読取り/書込みユーザーとしてログインした場合、この機能は動作しませんでした。新しいライブラリを追加すると「Unauthorized」とajaxエラーメッセージが表示されました。

通知

[通知トリガー]タブから通知テンプレートを編集できない問題を修正しました。

通知テンプレートの「Syslog メッセージを送信」で、以前に選択した形式 (ANSI、 UTF-8) に関係なく、メッセージの先頭に誤った文字 (?) が含まれる問題を修正しました。

PRTGのSMSエンドポイントとしてNowSMSサービスを使用した場合に発生した、SMS通知の配信に関する問題を修正しました。旧バージョンのPRTGでは、この場合にSMS通知の配信が遅延していました。

PRTG Administration Tool

PRTG Administration Toolの[PRTGコアサーバー]タブで、ウムラウトやアクセント記号などのANSI文字を含むフォルダパスを入力できるようになりました。この変更は、キリル文字のようなUnicode文字では機能しませんのでご注意ください。非ANSI文字を含むフォルダパスを選択した場合、またはデータファイルと監視データベースのローカルストレージのフィールドにそのような文字を含むフォルダパス名を入力した場合は、それに応じたエラーメッセージが表示されます。

PRTGインストーラー

PRTGのインストール中、接続またはライセンス有効期限の問題によりライセンスサーバーにアクセスできない場合、次のエラーメッセージが表示されます:「Either the license server is not available because you are offline, or you cannot use the current version of installer because your license has expired. Please check your connection or log into the Paessler shop, make sure your maintenance contract is active and restart the installer.」これまでは、インストール時に、ライセンスが無効である、またはメンテナンスの有効期限が切れているというメッセージとともにエラーを表示していました。

プローブ接続

特定のケースでプローブサービスが動作しなくなり、プローブがPRTGコアサーバーから切断される問題を修正しました。このような場合、プローブサービスは高いCPU使用率を報告し、アクセス違反がPRTG probe.logに追加で記録されることがありました。この問題は、PRTGバージョン21.3.69.1333で非推奨とし、後継のDNS v2センサーに置き換えられたDNS v1センサーが原因であると考えられます。非推奨のセンサータイプとその代替品についての詳細は、次のナレッジベースの記事をご参照ください:https://kb.paessler.com/en/topic/89505

リモートプローブの更新

このPRTGバージョンでは、PRTGリモートプローブの自動更新メカニズムを強化しました。これまでは、接続の問題により、PRTGサーバーを新しいバージョンに自動更新した後に、リモートプローブの手動更新が必要になることがありました。この強化は、このPRTGバージョンへのアップデート直後ではなく、PRTG 23.3.88から次のバージョンにアップデートするときに有効になりますのでご注意ください。

スキャン間隔

「監視」設定の「スキャン間隔」セクションの問題を修正しました。「@ UTC hh:mm,hh:mm」のような協定世界時 (UTC) ポイントのフォーマットで、複数のスキャン間隔を入力できます。以前は「@ UTC」フォーマットの間隔は重複として扱われ、エントリーを保存することができませんでした。UTCフォーマットで複数の間隔を追加する場合、スキャン間隔には異なる期間を入力する必要があることに注意してください。
注意: 入力の検証は、既に1時間ごとのスキャン間隔が設定されている場合に、正時のUTCを追加した場合には、引き続き失敗します。例えば、既に「6h」のスキャン間隔がある場合に「@ UTC 06:00」は保存に失敗しますが、「@ UTC 06:01」はこの場合でも保存できます。

シングルサインオン

まれに「シングルサインオン認証エンドポイントのテスト」ボタンを実行するとアクセス違反になる問題を修正しました。この問題は、設定を読み込むための 「アプリケーション(クライアント)ID 」の末尾に空白が含まれている場合に、ごく稀に発生しました。

ユーザーグループ

「ユーザーグループメンバーに特定のセンサーのみの作成を許可する」設定が有効になっているユーザーグループに関する問題を修正しました。この設定でユーザーグループを作成し、リストでセンサーの種類を選択しなかった場合、PRTGコアサーバー再起動後にすべてのセンサーの種類が選択されました。

修正 : センサー

センサー追加

センサーの種類によっては、センサー作成時にセンサー固有設定を使用できないエラーが発生する問題を修正しました。この問題はセンサー追加時の最初のセンサースキャンで、レジストリに300秒を超えるタイムアウト値が設定されている場合に発生しました。影響を受けたセンサータイプはMicrosoft 365 サービスステータス詳細、Veeam バックアップジョブステータス詳細センサーなどです。

Beckhoff IPC システム正常性

Beckhoff IPC システム正常性センサーは、監視対象デバイスの「デバイス基本設定」の「IP バージョン」で設定できるIPバージョン接続として、IPv6をサポートするようになりました。以前のPRTGバージョンでは、センサーはセンサーライブラリに互換性フラグがなく、IPv6に対応していないセンサーの種類に表示されていました。

カスタムセンサーのチャネル名

HTTP プッシュデータ(アドバンスト)センサーなどのカスタムセンサータイプで、チャネル名の後ろに空白があるとチャネルが重複して作成される問題を修正しました。この問題はPRTGコアサーバーの再起動後に発生しました。空白文字が削除されることで、以前のチャネル名と一致しなくなり、センサーは重複してチャネルを作成しました。

HL7センサー

HL7センサーの「メッセージヘッダー 」設定において、特定のケースで「デフォルトのメッセージヘッダー」が上書きされる問題を修正しました。この問題は「メッセージヘッダーを上書き」設定のデータを入力した後に、「デフォルトのメッセージヘッダー」のラジオボタンを有効にした場合に発生しました。このような場合、センサーはスクリプトから選択されたデフォルトヘッダーではなく、常に上書きパラメーターを使用します。

HTTP プッシュデータセンサー

HTTP プッシュデータセンサーは、センサーのチャネルリストの列「最新値」とセンサー全般タブのチャネルゲージに値を表示します。以前のバージョンではHTTP プッシュデータセンサー、HTTP プッシュデータ(アドバンスト)センサー、HTTP IoT プッシュデータ(アドバンスト)センサーで列「最新値」はデータを表示しませんでした。

HTTPセンサー

リダイレクト後に返されるHTTPメソッドの処理を、Post/Redirect/Get(PRG)パターンに従うように修正しました。これにより、クライアントを別の場所にリダイレクトすることで、元の POSTの内容が再送信されることを防ぐことができます。例えば、センサーの「HTTP 固有設定」の「要求メソッド」でPOSTを選択した場合、最初のリクエストはこのメソッドを使用します。リクエストがリダイレクトされた場合、それ以降のリクエストはすべてGETを使用します。GET、HEADを使用するリクエストのリダイレクトは、それぞれGETとHEADを引き続き使用します。この変更は、HTTPセンサーやHTTP アドバンストセンサーのような HTTPベースのセンサータイプすべてに影響します。

Microsoft Azureセンサー

Microsoft Azureセンサーは、データがMicrosoft Azureから返され、すべてのタイムスタンプが考慮されていることを確認するために、少し長いタイムスパンでデータを照会するようになりました。以前は、クエリされたタイムスパンが現在に近すぎる場合、Azureは最新のタイムスパンをクエリし、最新のデータをクエリしないため、値が返されないことがありました。
注: Microsoft Azure SQL Databaseセンサーは、timeseriesから結果が返されない場合、例外をスローします。Microsoft Azure ストレージアカウントおよびMicrosoft Azure 仮想マシンセンサーは、timeseries から結果が返されない場合、デフォルト値 = 0を返します。

NetApp I/O v2センサー

ONTAPバージョンを9.12.1P3にアップデートすると発生したNetApp I/O v2センサーの問題を修正しました。APIの変更により、センサーが予期しない追加情報を受信し、「The queried field “value” is empty for NetApp Cluster systems」というメッセージでエラーが発生しました。

OPC UAセンサー

プローブシステムのメモリリークが発生しプローブサービスが停止するOPC UAセンサーの問題を修正しました。この問題は、OPC UA 証明書センサー、OPC UA カスタムセンサー、OPC UA サーバーステータスセンサーなどの多数のOPC UAセンサーを短いスキャン間隔で実行した場合にのみ発生しました。

Redfish システム正常性センサー

Redfish システム正常性センサーで監視対象デバイスがサーマルサービスを送信していない場合に特定のケースでエラーを報告する問題を修正しました。センサーで例外が発生しエラーメッセージ「No ‘Thermal’ service found in Redfish chassis」を報告しました。監視対象デバイスからサーマルデータが送信されない場合、Thermal StatusチャネルはOffline/Absentというステータスを報告するようになりました。最初のスキャンで監視対象システムがこのサービスをサポートしていないと判断された場合、Thermal Statusチャネルは作成されません。

SSLセンサー

旧バージョンのPRTGでセンサー接続にSOCKSプロキシサーバーを使用した場合、SSL セキュリティーチェックセンサーとSSL 証明書センサーが動作しなくなる問題を修正しました。このような場合、センサーは「The connection has dropped (PE039)」というメッセージでエラーを報告しました。

SNMP Cisco システムの正常性センサー

SNMP Cisco システムの正常性センサーの「デバックオプション」で「結果を破棄する」を選択した場合に、センサーログが \Logs\sensorsフォルダーに書き込まれる問題を修正しました。この場合、センサーは結果の保存を無効にしてもログファイルを上書きし続けました。さらに、センサーはログファイルを書き込んだ後「結果を保存する」を自動的に無効化し、「結果を破棄する」にリセットしました。この動作も修正し、手動で編集できるようになりました。

SNMP カスタム文字列センサー

SNMP カスタム文字列センサーで、設定「値の処理方法」が以前の設定に関係なく、常に「文字列(デフォルト)」に設定される問題を修正しました。この問題は、センサーをデバイステンプレートで使用している場合に発生しました。

SNMP Nutanix ハイパーバイザーセンサー

SNMP Nutanix ハイパーバイザーセンサーはこのPRTGバージョンにアップデートすると、「Bytes Recieved」の列「最新値(速度)」に速度を表示します。以前のPRTGバージョンでは、「最新値(速度)」がなく、単位がMbitsではなくMegabyteで設定されていました。

SNMPセンサー

SNMP ディスク空き容量センサーとSNMP メモリセンサーは、サイズが16テラバイトを超える監視対象ディスクと2テラバイトを超えるメモリストレージに対して有効な値を再び表示するようになりました。以前のバージョンのPRTGでは、これらのセンサータイプはランダムな値を表示するか、エラーコード2003を報告していました。

修正 : PRTG Desktop

センサーのクローン

センサーを複数のデバイスにクローンできない問題を修正しました。同様の問題は、最初のクローン後に別のセンサーを別のデバイスにクローンする場合にも発生しました。どちらの場合も「Invalid operation」というエラーメッセージが表示されます。センサー(または異なるセンサー)を複数のデバイスにクローンできるようになりました。

コメント

デバイスやセンサーの「Comment」タブで、新規コメントの保存や既存コメントの編集ができない問題を修正しました。

Probe transfer

以前のPRTGバージョンで、プローブを別のサーバーに転送する際に、特定のケースで失敗し、デッドロックが発生することがあった問題を修正しました。PRTGバージョン23.2.84.1566では、PRTG DesktopのProbe Transfer機能はPRTG設定の「プローブ接続の設定」に存在し、実験的機能セクションでは利用できなくなったことを発表しました。

注意 : インストーラー

セキュリティ

PRTGインストーラーの信頼性を以下のバージョンとリリースチャネルのSecure Hash Algorithmsで確認できます:
Stable 23.3.88.1393
sha256_exe

FEBD43624FA423E18713245ACD4B612EAF29F5E5BCF02A91A1058D65157F60E5
sha256_zip

15455DB350CA3C4F7B1E2AB869C71CFAD643C2F5C90A304637A1B18EA0DC990B

ラボ : Multi-Platform Probe

ベータ版リリース

Multi-Platform Probeは、リモートプローブがサポートしないプラットフォーム(様々なLinuxディストリビューションやARMハードウェアなど)へのプローブ導入を可能にします。本リリースにより、MPP はベータ版となりました。このバージョンでは、様々な内部処理が改善され、SNMP Traffic v2 センサーが追加されています。

Multi-Platform Probeについての詳細はナレッジベース記の記事をご覧ください:https://kb.paessler.com/en/topic/90140

詳細なリリースノートは、ナレッジベースの記事をご覧ください:
https://kb.paessler.com/en/topic/91826

ラボ : PRTG API v2

デバイス設定

API「/api/v2/devices/40/pause」経由でデバイスを一時停止できない問題を修正しました。

APIキー

PRTG API v2経由のHTTPリクエストで、API-Keyの作成、読み取り、更新、削除ができるようになりました。たとえば、「users/{id}/api-key」へのPOSTリクエストは、ユーザーの名前、説明、アクセスレベルのプロパティを持つAPIキーを作成します。PRTG API v2でのAPIキーに関するHTTPリクエストの使用方法については、ナレッジベースの最新記事を参照してください:https://kb.paessler.com/en/topic/90008

PRTG アプリケーションサーバー

PRTG アプリケーションサーバーの起動時に、特定のケースでパニックモードになる問題を修正しました。

ラボ : 新UI

デバイス設定

・Filter Settingセクションで値を検索した後、Device Settingでそれぞれの検索テキスト値を変更しても、検索に関連するDevice Settingセクションは展開されたままになります。
・無効なフィールドを含むDevice Settingセクションは、変更を保存すると展開されます。
・Device Settingにフィルターを適用する際に、検証エラーを含む設定セクションが非表示にならなくなりました。

デバイスツリー

クラシックUIで以前にグループをクローンし、その後にクローンしたグループからデバイスを1つ削除した場合に新UIではクローンしたグループがツリーから欠落する問題を修正しました。この場合、新UIでは削除したデバイスだけでなくグループ全体が消えていました。

Web インターフェイス

デバイスとセンサーのoverviewページにおけるカードのナビゲーション動作を改善しました。

REST カスタム v2

REST カスタム v2センサーのJSON-path式で、trueとfalseのrueとfalseのブール文字列がある場合にマッピングできない場合がある問題を改善しました。JSONPath/XPathが指定されたセンサーのチャネル設定「値の種類」でカウンターと整数に対してマッピングが機能するようになりました。

REST カスタム v2センサーのチャネル設定で、Customではない単位を選択した場合でもカスタム単位が表示されていた問題を修正しました。このフィールドは、関連するチャネルで単位に「Custom(default)」を選択した場合のみ表示されるようになりました。

SNMP Traffic v2

実験的なSNMP Traffic v2センサーを試すことができます。SNMP Traffic v2センサーは、SNMP(Simple Network Management Protocol)経由でデバイスの帯域幅とトラフィックを監視します。このセンサータイプは、以前のセンサーと基本設定が同じで、Broadcasts In(着信ブロードキャストパケット数)、Broadcasts Out(発信ブロードキャストパケット数)、Multicasts In(着信マルチキャストパケット数)、Multicasts Out(発信マルチキャストパケット数)の追加チャネルが付属しています。このセンサーは、親デバイスに設定されている以下の「SNMP 互換性オプション」の影響を受けません: ポート名テンプレート、ポート名のアップデート、ポートの識別、開始インターフェースインデックス、終了インターフェースインデックス。

HTTP v2

HTTP v2 (ベータ) センサーの HTTPリクエストの処理を改善し、Post/Redirect/Get (PRG) パターンに従うようにしました。

改善 : その他

PRTG全般

その他、様々な細かい修正と改善を行いました。

言語

ドイツ語、スペイン語の言語ファイルを更新しました。

センサーの言語

一部のセンサータイプについて、オランダ語、ドイツ語、スペイン語の言語ファイルを更新しました。

2023-07-25 – Version 23.3.86.1520

新規 : ITOPS BOARD 3.11

改善と修正

  • ITOps Board バージョン3.11では、ボードページとコンテキストメニューのアクセシビリティの改善、デフォルトで子ボードを表示から除外、統合設定の改善を行いました。
  • いくつかの問題も修正しました。多数のコンポーネントを持つ統合の場合、以前のITOps Boardバージョンでは検索を実行した際に内部サーバーエラーが発生する場合がありました。また、スケジュールされたメンテナンス期間が終了しても、ボードがメンテナンスモードのままになることはなくなりました。

改善 : セキュリティ

脆弱性

  • 書き込み権限を持つPRTGユーザーがいくつかのセンサーを利用してホストシステム上に実行可能ファイルを作成し、特定の状況下で実行できる脆弱性を修正しました。
  • CSRF保護をバイパスできる脆弱性を修正しました。
  • 書き込み権限を持つPRTGユーザーが特定のセンサーを利用してホストシステム上の意図しない場所からセンサー固有ファイルを使用し、センサーの機能内で任意のアクションを実行できる可能性がある脆弱性を修正しました。
  • ターゲットURLを騙ってユーザーを海外のドメインにリダイレクトさせる脆弱性を修正しました。

改善 : センサー

センサーセキュリティ

  • 認証および許可された悪意のあるユーザーがプローブ システム上に任意のファイルを書き込むことができる脆弱性を修正しました。 この問題は、EXEセンサー、 FTP サーバーファイルカウントセンサー、 HTTP XML/REST 値センサーに影響しました。 この脆弱性は、CVE-2023-22631およびCVE-2023-22632で追跡できます。
  • 詳細については、ナレッジベース記事も参照してください: https://kb.paessler.com/en/topic/91756

改善 : Webサーバー

Webサーバーセキュリティ

  • 悪意のある攻撃者が被害者を騙し、操作したリンク上からjavascriptコードを実行させるクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃に対して、PRTGを堅牢化しました。具体的には、bodyclassをgetパラメーターとして使用し、特別にエンコードされたjavascriptと併用することで、挿入したコードを被害者に実行させ、攻撃者に情報を開示することができました。この問題を報告してくれたNicolas Verdier氏に感謝します。この脆弱性はCVE-2023-28148で追跡できます。

修正 : サーバー

パスワードを忘れた場合

  • パスワードを変更する権限を持たない読み取り専用ユーザーは、「パスワードのリセットに失敗:不許可。」「パスワードのリセットに失敗: PRTG管理者に連絡してください。」という情報を記載したメールを受信します。以前のPRTGバージョンでは、パスワードを変更する権限のない読み取り専用ユーザーは、PRTGログインページの「パスワードを忘れた場合」オプションによるこのメールを受信しませんでした。

PRTG設定ファイル

  • プローブとPRTGアプリケーションサーバーのアクセスキーがPRTG設定ファイルで暗号化されるようになりました。以前のPRTGバージョンでは、アクセスキーが読み取り可能な形式で表示されていました。

PRTGインストーラー

  • PRTGインストーラーは、カスタムモードでのPRTGインストー ル時に選択したインストールパスとデータパスへのアクセ スを検証し、アクセスできない場合はパスをデフォルトにリセッ トするようになりました。以前は、アクセス制限のためにインストーラーがパスへの書き込みに失敗すると、「PRTG Webサーバーを正しく起動できませんでした」というメッセージを含む致命的なエラーが表示されました。

通知

  • 「HTTPアクション実行」セクションで追加できるURLのプレースホルダーに、ハッシュ記号(#)などの予約された特殊文字が含まれている場合のHTTP通知の問題を修正しました。このような場合、URL文字列はハッシュ記号の後で切れていました。

オブジェクトの命名

  • グループ、センサー、デバイス、通知のオブジェクト名にURLを入力した場合にウェブインターフェイスで発生したいくつかの問題を修正しました。

修正 : センサー

DNS v2センサー

  • DNS v2センサーの「フィルター値」で中括弧 「 } 」 の文字エスケープが正しく機能しない問題を修正しました。センサーはエラーメッセージ「 regex_error(error_brace): The expression contained mismatched { and }」を表示しました。

HL7センサー

  • HL7センサーを一定時間実行すると「ルックアップ値「No」によるチャネル「Disk Controller Status」のエラー (AE:102 Data type error)」というメッセージでエラーステータスになる問題を修正しました。 問題はタイムスタンプの現在の日付と時刻にありました。

HPE 3PARセンサー

  • HPE 3PAR ドライブエンクロージャーセンサーによって実行されたコマンド出力の解析で発生した問題を修正しました。センサーは、 このセンサーは、特定のケースでエラーメッセージ「Invalid response structure encountered, some data is missing for HPE Primera systems」を表示しました。

HTTP アドバンスト

  • HTTP アドバンストセンサーは、センサー設定の「カスタム HTTP ヘッダーを使用する」でカスタムヘッダーを定義した場合、カスタムヘッダーを使用できます。以前はカスタムヘッダーが無視され、デフォルト値で上書きされていました。また、デフォルトのHTTPヘッダーで間違った応答形式が発生する問題も修正しました。場合によってはJSONではなくXMLを返していました。

Microsoft Azure ストレージアカウントセンサー

  • Microsoft Azure Storage Accountセンサーのチャネル「Used Capacity」で、以前は0値を記録していた問題を修正しました。この修正により、センサーは平均値を返します。

NetApp SnapMirror v2

  • Snapmirrorレスポンスプロテクションの逆引き値が「insync」の場合、NetApp SnapMirror v2センサーのチャネル「Transfer Status」は正しいステータスを表示します。以前は、このような場合、センサーはエラーメッセージ「The following reverse lookup value is invalid: insync」を報告していました。

NetFlow

  • NetFlow v5センサーにおいて、特定のケースでInbound InterfaceとOutbound Interfaceの値が32ビットではなく16ビットに設定される問題を修正しました。

OPC UAセンサー

  • OPC UA 証明書センサー、OPC UA カスタムセンサー、OPC UA サーバーステータスセンサーにおいて、1回以上のスキャン間隔の後にBadSessionInvalidというメッセージでエラーステータスになる問題を修正しました。この問題はセッション確立中に、サーバーからのセッションタイムアウト応答がセンサーに考慮されないために発生しました。
  • エンドポイントタブでOPC UAの接続設定をSecurityMode = Noneに設定し、ユーザーアカウントのユーザー名とパスワードによるユーザー名認証を追加できるようになりました。以前はこの組み合わせが機能せず、OPC UAセンサーへの接続が確立できませんでした。
  • OPC UA サーバーステータスセンサーが、OPCクライアント証明書の4096ビット長のクライアントキーをサポートするようになりました。以前のバージョンのPRTGでは、2048ビット以外の長さの秘密鍵を使用すると、センサーはエラーを表示しました。

Veeam バックアップジョブのステータス、Veeam バックアップジョブステータス詳細センサー

  • Veeam バックアップジョブのステータスとVeeam バックアップジョブステータス詳細センサーでVeeam Enterprise Managerへのログインが「Enterprise Manager Login failed: 401: Unauthorized」というメッセージで失敗する問題を修正しました。

Windows MSMQ キュー長センサー

  • このPRTGバージョンにアップデートすると、Windows MSMQ キュー長センサーが再び動作します。。これらのセンサータイプはPRTGバージョン23.1.82.2175で動作しなくなり、特定のケースで「Queuename not found on specified machine」というメッセージでエラーを表示しました。この問題は、クエリできないMSMQサービスが実行されているリモートシステムで発生しました。

修正 : PRTGモバイルアプリ

ユーザーログイン

  • PRTGバージョン23.2.84.1566にアップデートすると、管理者以外のユーザーアカウントでログインできなくなる問題を修正しました。この問題は手動ログインとQRコードログインの両方で発生しました。この問題を回避するには、管理者ユーザーアカウントでログインします。
  • 注:この問題はPRTG Desktopでも修正されました。PRTGバージョン23.2.84.1566では管理者以外のユーザーがログインできませんでした。

注意 : 既知の不具合

PRTG Desktop Probe Transfer

  • プローブを別のサーバーに転送すると、特定のケースで失敗し、デッドロックが発生することがあります。現在、この問題を分析中です。PRTGバージョン23.2.84.1566では、PRTGデスクトップのProbe Transfer機能はPRTG設定の「プローブ接続の設定」にあり、実験的な機能セクションで利用できなくなったことを発表しました。

ライブラリ

  • 現在、このPRTGバージョンにアップデートすると、読み取り/書き込みアクセス権を持っているユーザーアカウントでライブラリを追加できません。該当するユーザーグループのフルアクセス権を持っている読み取り/書き込みユーザーとしてログインすると、新しいライブラリを追加する際にエラーメッセージ「Unauthorized ajax」が表示されます。回避策として、代わりに管理者ユーザーアカウントを使用してください。この問題は今後のPRTGバージョンで修正する予定です。

注意 : インストーラー

セキュリティ

  • 以下のバージョンとリリースチャネルでは、セキュアハッシュアルゴリズムを使用してPRTGインストーラーの信頼性を検証できます。
  • Stable 23.3.86.1520
    sha256_exe
    D69D9F30092A351503A6404F01EB0C813F68DDCF8D2B8A057974C1513191BC09
    sha256_zip
    D5B2FFAC3B6B973B035B5BEBADD20ABC5771E75B4290A45B65BBE7EC904385F5
  • 重要: このStable版PRTGのビルド番号は23.3.86です。リリースプロセスの変更により、PRTG 23.3.85はプレビュー版のみで公開しました。

ラボ : MULTI-PLATFORM PROBE

Second Alphaをリリース

  • Multi-Platform Probeは様々なLinuxディストリビューションやARMハードウェアなど、リモートプローブがサポートしないプラットフォームへのプローブ導入を可能にします。このバージョンでは、Debian、Ubuntu、RHEL/CentOSのLinuxディストリビューションパッケージマネージャーを使用して、最新のセンサーを合理的なインストールプロセスで提供します。このリリースでは、HTTP v2、SNMP Disk Free v2、SNMP Custom v2、SNMP Uptime v2センサーが追加されています。
  • このリリースでは、Linuxとの互換性の拡張に重点を置いています。Windowsの互換性は削除されましたが、Windowsのサポートは引き続き検討されます。Windowsについては、引き続きリモートプローブをご利用ください。
  • 重要: ファイルパスの変更やサービスの公開など、インストールにおいて大きな変更がありました。過去にMulti-Platform Probeをインストール済みの場合は、このリリースをインストールする前に、現在のインストールを削除してください。
  • Multi-Platform Probeの詳細については、ナレッジベースの記事をご覧ください:https://kb.paessler.com/en/topic/90140
  • 詳細なリリースノートについては、ナレッジベースの記事をご覧ください: https://kb.paessler.com/en/topic/91826

ラボ : センサー

Cisco Meraki

  • PRTGをバージョン23.2.84.1566にアップデートしたときに、Cisco Meraki LicenseセンサーとCisco Meraki Network Healthセンサーがエラーステータスになる問題を修正しました。エラーメッセージは「The sensor could not get a response from the server. 0 (). schannel: next InitializeSecurityContext failed: SEC_E_ILLEGAL_MESSAGE (0x80090326) – This error usually occurs when a fatal SSL/TLS alert is received (e.g. handshake failed)」でした。

HTTP v2

  • HTTP v2センサーのリダイレクト処理に関して、前身であるHTTPおよびHTTP アドバンストセンサーに準拠するよう改善しました。HTTP v2センサーには、新しい設定「Maximum number of Redirects」 がデフォルト値16で追加されています。センサーにリダイレクト処理をさせたくない場合は、0を指定することができます。
  • より分かりやすくするため、センサーの 「HTTP 固有」設定の 設定名Timeout (sec.) を Timeout per Request (sec.) に変更しました。

SNMP Disk Free v2

  • Multi-Platform Probeで動作するようになった実験的なSNMP Disk Free v2センサーを試すことができます。SNMP Disk Freeセンサーは、Simple Network Management Protocol (SNMP) 経由で論理ディスクのディスク空き容量を監視します。このセンサーの基本的な設定は前身のセンサーと同じで、空き容量 (bytes)、空き容量 (%)、合計容量 (bytes) のチャンネルがあります。

SNMP Uptime v2

  • SNMP Uptime v2 センサーで、特定の場合に以下のエラーが報告される問題を修正しました:「Could not resolve OID for ‘iso.org.dod.internet.mgmt.mib-2.host.hrSystem.hrSystemUptime.0’. Either the required MIB file was not found or the name is invalid. 」。この問題は、リモートプローブにセンサーを追加した場合にのみ発生しました。

Script v2

  • Script v2センサーのScriptフォルダーへのパスが壊れていた問題を修正しました。この問題はMicrosoft Windowsオペレーティングシステム上のパスで修正されました。

ラボ : PRTG API V2

PRTG application server

  • タイムアウトや別タブでのログアウト、PRTG application serverが切断された場合など、自動ログアウト後にログインできない問題を修正しました。

ラボ : 新UI

デバイス設定

  • デバイスの設定が折りたたみ可能なセクションに分割され、利用可能な設定の概要がわかりやすくなりました。
  • 統合された検索フィールドを使用して、デバイス設定の項目をフィルタリングできるようになりました。一致した結果はセクションごとに展開して表示されるので、すぐに変更できます。
  • トグルボタンで設定セクションを折りたたんだり展開したりできるようになりました。基本デバイス設定はデフォルトで展開されています。すべての設定セクションを展開した場合、ボタンは「すべて閉じる」となり、設定セクションが折りたたまれた場合は「すべて開く」となります。

Webインターフェイス

  • ログアウト後にPRTGにログインし、サイドメニューからMonitoringビューに移動すると、不明なエラーが発生する問題を修正しました。
  • 「An unknown error occurred」というエラーメッセージが表示される問題を修正しました。このエラーは、センサーのグラフカードを展開し、xボタンで閉じたときに発生しました。
  • センサーのGraphsページの展開されたビューのAddボタンでのチャネルグラフの追加が再び機能するようになりました。
  • 以前は新しいパスワードを設定するリクエストを送信できませんでしたが、Change Password ボタンを有効にしました。
  • 新しいUIを有効にすると、開発状況を知らせるバナーが表示されるようになりました。ナレッジベースの記事にリンクされたテキストメッセージは、「The new interface is still in development and not yet feature complete. Please take a look at our Knowledge Base to see what is coming next」です。
  • 自動更新後、ダウンまたは警告ステータスのデバイスまたはセンサーOverviewのグラフのズームアウト位置が維持されない問題を修正しました。

改善 : その他

PRTG全般

  • その他、様々な細かい修正と改善を行いました。

言語

  • ドイツ語、スペイン語の言語ファイルを更新しました。

2023-05-24 – Version 23.2.84.1566

新規:センサー

  • NetApp v2
    新しいNetApp v2センサーである、NetApp Aggregate v2、NetApp I/O v2、NetApp LIF v2、NetApp LUN v2、NetApp NIC v2、NetApp Physical Disk v2、NetApp SnapMirror v2 Sensor、NetApp System Health v2、NetApp Volume v2は、ONTAP 9.6からの新しいONTAP REST APIをサポートしています。
    NetAppはONTAPベースのストレージシステムに新しいRESTful APIを提供しており、以前のONTAPIは近々利用できなくなるため、新しいNetApp v2センサーをPRTGバージョン22.3.79.2108で実験的に導入しました。前回のPRTGバージョンでセンサーが持っていた機能に加えて、今回のリリースでさらに1つの問題を解決しました。
    NetApp Volume v2センサーは、NetApp MetroCluster構成でボリュームを正しく報告します。以前は、クラスター構成で使用すると、「The queried field “”space.available”” is empty.」というメッセージでエラーを表示しました。
    注意: ONTAPバージョン9.13.1に更新すると、実行中のNetApp v1センサーは動作しなくなります。NetApp v1センサーの非推奨はPRTGバージョン23.2.83.1760で発表済みです。

改善:セキュリティ

  • SNMP v3
    PRTGは設定「SNMP デバイスの資格情報」において、SNMP v3通信の次の暗号化方式をサポートするようになりました:AES192、AES256(Advanced Encryption Standard)、SHA-224、SHA-256、SHA-384、SHA-512(Secure Hash Algorithms)。以前は暗号化にAES128のみをサポートしていました。
  • PRTGステータスページ
    PRTGのステータスページでデータを抽出される可能性があったため、保護するための改善を行いました。

改善:センサー

  • センサーセキュリティ
    SMTP&POP3 ラウンドトリップ、SMTP & IMAP ラウンドトリップ、SMTPセンサーを改善しました。これらのセンサータイプはRFC 2822(Internet Message Format)に準拠していませんでした。PRTGから(SMTP)サーバーへの送信メールは、以前はPRTG自身が”Message-ID”フィールドを設定していましたが、リモートサーバーが追加するように変更しました。これは他のメールクライアントにも適用されます。

修正:サーバー

  • マップレイアウト
    設定「マップレイアウト」のマップの幅、マップの高さに1(最小)から2147483647(最大)までの有効なピクセルサイズのみ入力できるようになりました。以前は、制限なく大きな数値やマイナスの値を入力して保存することができ、マップが動作しなくなりました。
  • スキャン間隔
    監視設定の項目「スキャン間隔」の問題を修正しました。以前のPRTGバージョンでは、既に存在するスキャン間隔を「選択可能な間隔」に同じまたは異なる単位で入力して保存することができました。例えば、スキャン間隔が「60s」の場合、同じ「60s」を重複して、またはそれに相当する「1m」を「選択可能な間隔」に追加することができました。
  • セキュリティ
    Microsoft 365の認証情報がCoreログに読み取り可能な形式で表示される問題を修正しました。この問題はデバッグレベルのログでのみ発生しました。

修正:センサー

  • Docker コンテナーの状態
    以前のPRTGバージョン23.2.83では、Docker コンテナーの状態センサーが一部のケースで「bad certificate」というエラーメッセージでエラーになる問題を修正しました。
  • フィルタリングとライブラリ
    メインメニューバーとライブラリの「タイプ別」オプションが、すべてのセンサーに対して正しく機能するように修正されました。以前は、特定のセンサータイプでフィルタリングすると、PRTGのアップデート直後はセンサーが表示されず、サーバーの再起動後にのみ表示されました。
  • IPMI システム正常性
    IPMI システム正常性センサーで発生していた、ミューテックスタイムアウト増加の原因となる問題を修正しました。

変更:PRTG Desktop

  • Probe Transfer
    Probe Transfer機能を設定「実験的な機能」から「プローブ接続の設定」に移動しました。この機能を使用すると、PRTG Desktopはプローブの設定ファイルにアクセスし、プローブを別のサーバーに転送することができます。ただし、この機能を利用するためには、まずサーバーの「プローブ接続の設定」で有効にする必要があります。

注意:インストーラー

  • セキュリティ
    以下のバージョンとリリースチャネルでは、セキュアハッシュアルゴリズムを使用してPRTGインストーラーの信頼性を検証できます。

    Preview 23.2.84.1562
    sha256_exe
    571020D5363B56692249F190B0728560A60C590EB89B0F7F63AEBFF791D5F210
    sha256_zip
    25A1199F80739374B678FD6695C11A648726CC2D7F98210E8D7AD01B8FCDC773

    Stable 23.2.84.1566
    sha256_exe
    36E6237485ADFEECEB198038FD1040DAA42894B81A9325CCE9323EC17E326EE1
    sha256_zip
    0C039BA1704203C63456B1A2088AE2A3CA6C1E6E93ECBDFED862F87ABB27D2C0

ラボ:センサー

  • Cisco Meraki
    デバイスの「Credentials for Cisco Meraki」セクションに新しい設定「Meraki Dashboard API Endpoint」を追加しました。このフィールドではCisco Meraki License (BETA)およびCisco Meraki Netwok Health (BETA)のためのAPIエンドポイントを定義することができます(ロック解除が必要)。この設定は、.com以外の拡張子を持つAPI URLに関連する問題をデバイスまたはグループレベルで解決します。
  • REST Custom v2
    「REST Custom v2」センサーのチャネル設定で、各チャネルに対して単位の種類とルックアップを選択できるようになりました。Channel # Lookup IDとChannel # Custom Unitの入力フィールドが利用可能です。Custom Unitでは、単位名を設定することができます。Value TypeとしてAbsolute (integer)、Absolute (float)、Delta (counter)を選択してChannel # Custom Unitを有効にします。 Value TypeとしてLookupを選択すると、指定されたルックアップファイルを使用してセンサーが作成されます。ただし、センサーの作成時にルックアップを選択する場合は、ルックアップの名前を指定する必要があり、センサーの作成後にのみチャネル設定でルックアップを編集できることに注意してください。
    REST Custom v2センサーのエラー処理を改善し、エラーが発生した場合にそれに応じたエラーメッセージを表示し、エラーステータスになるようにしました。例えば、JSONの解析に失敗した場合、RESTレスポンスのHTTPステータスコードを含むエラーメッセージを表示します。
  • SNMP Custom v2
    実験的なSNMP Custom v2センサーを試すことができます。Multi-Platform Probeで動作するようにしたセンサーです。既存のSNMP カスタムセンサーと同じ基本設定になっています。特定のオブジェクト識別子(OID)によって返される単一のパラメーターを監視します。実験的なSNMP Custom v2センサーでは、OIDとMIBファイルの両方を使用できます。MIBとその使用方法については、ナレッジベース記事を参照してください。https://kb.paessler.com/en/topic/91688
  • SNMP Uptime v2
    実験的なSNMP Uptime v2センサーを試すことができます。マルチプラットフォームプローブで動作するようにしたセンサーです。既存のSNMPシステムアップタイムセンサーと同じ基本設定です。セクション「SNMP Uptime Specific」の下に「Data Source」設定が追加されており、センサーがアップタイムを取得する識別子(OID)を選択できます。データソースは、センサーのステータスにも表示されます。
  • Script v2
    Script v2センサーを改良し、カスタムスクリプトの結果としてJSONスキーマをサポートするようになりました。センサー設定の「Type」フィールドには、新しいオプションとして「Lookups」が追加されています。Lookupsを使用する場合、使用するルックアップファイルを定義するプロパティとして「lookup_name」を設定する必要があります。「Type」フィールドで値の解釈と表示方法を決定する単位の種類もサポートするようになりました。custom、count、percentなどの種類があります。さらに、センサー作成時に利用可能なサンプルスクリプトも更新しました。利用可能なサンプルスクリプトとその使用方法については、ナレッジベースの記事を参照してください:https://kb.paessler.com/en/topic/91349

ラボ:新UI

  • デバイス設定
    デバイス設定の「優先度」設定を改善し、星の評価を選択できるようにしました。
    サービスURLを表示する「その他のデバイス情報」セクションを追加しました。
  • Webインターフェイス
    センサーとチャネルのリストでキーワードフィルター動作に関する問題を修正しました。以前は、フィルターではプライマリチャネルの列から検索語含む結果を返しませんでした。修正により、プライマリチャネルの列に検索語を含むグループからの結果が返されます。この動作は、グループ、デバイス、プローブ、センサーの各レベルで修正されました。
    クラシックUIでPRTG ウェブインターフェース設定の「自動更新」で「ページを自動更新しない」を選択した場合に発生する問題を修正しました。この場合、新UIの更新タイマーでは不明なエラーを表示していました。「ページを自動更新しない」を選択した場合は更新タイマーを非表示にしました。
    PRTG APIv2カードのリンク「different endpoints」がブラウザの新しいタブで開かなかった問題を修正しました。
    チャネルに制限値を設定したセンサーのグループをクローンしても、制限値が失われなくなりました。以前はセンサーのグループをクローンすると、チャネルの制限値が引き継がれず、誤ったセンサーステータスを表示する可能性がありました。

改善:その他

  • PRTG全般
    その他、様々な細かい修正と改善を行いました。
  • 言語
    中国語、オランダ語、フランス語、ドイツ語、日本語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語の言語ファイルを更新しました。

2023-04-12 – Version 23.2.83.1760

改善:セキュリティ

  • デバイスアイコン
    PRTGはデバイスアイコンの値を検証し、関連するページのCascading Style Sheets (CSS)を読み込む際にスタイルタグに恣意的なコンテンツを入力するリスクを回避するようになりました(CVE-2022-35739)。
    詳細は次のKB記事をご参照ください:https://kb.paessler.com/en/topic/91149
  • PRTGログインページ
    ログインページで表示された機密情報を含むエラーメッセージの文言を改善しました。このエラーメッセージはPRTGのユーザーグループに属さないActive Directoryグループのユーザーが間違ったログイン資格情報を使用した場合、対応するActive Directory Securityグループが見つからないという情報を表示していました。改善後のエラーメッセージは「Your login has failed. Please contact your administrator」です。
  • Webサーバー
    操作したリンク経由でjavascriptコードを実行させるクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃の可能性に対してPRTGを堅牢化しました。

改善:サーバー

  • 通知配信
    PRTGバージョン23.2.83では、通知配信設定の「1 台の SMTP リレーサーバーを使用する(LAN/NAT で推奨)」でTLS 1.3をサポートするようになりました。項目「SSL/TLS メソッド」にTLS 1.3が追加されました。
  • レポート
    レポートエンジンをChromiumバージョン89にアップデートしました。このアップデートにより、以前は特定のケースで動作しなかったPDFレポートのレンダリングが改善します。Chromiumは、%TEMP%/prtg_reporter配下に一時ファイルを作成しますが、PDFレポートの作成が終了すると削除されます。
  • OpenSSL 1.1.1へのアップデート
    さらに安全な通信を確保するために、OpenSSLをバージョン1.1.1に更新しました。設定「プローブ接続」「PRTG ウェブサーバー設定」の接続セキュリティで、高セキュリティー、デフォルトセキュリティー、低セキュリティーでTLS 1.3をサポートするようになりました。

    重要:ご利用中のHTTPセンサーについてご注意ください。OpenSSL 1.1.1へのアップデートにより、セキュリティ上の理由から、アウトゴーイングHTTP接続で一部の暗号化をサポートしなくなりました。これは、暗号化方式MD5、DES、RC4 に関係します。OpenSSL 1.1.1がサポートする暗号を提供しないデバイスでHTTPセンサーを実行すると、センサーが「ssl3_read_bytes:sslv3 alert handshake failure」というメッセージでエラーを表示することがあります。

    PRTGの高いセキュリティ基準については、ナレッジベースの記事も参照してください。https://kb.paessler.com/en/topic/61108

改善:センサー

  • HPE 3PAR Drive Enclosure
    特定のケースでAn error occurredというメッセージを返すHPE 3PAR Drive Enclosureセンサーを改善しました。詳細はプローブシステム上のPRTGデータディレクトリ、「\Logs\sensors」サブフォルダを確認してください。デバッグオプションを有効にしていない場合は、センサー設定で「Debug Options」のStore resultを有効にして再スキャンしサブフォルダを確認してください。この問題は、センサーがAPIで「showcage -d」オプションを使用しているため、システムで処理できず、代わりに「showcage -all」オプションが使用されたために発生しました。
  • Microsoft Azure Subscription Cost
    Microsoft Azure Subscription Costセンサーを更新し、Microsoftの新しいAzure課金モデルをサポートするようにしました。以前は、センサーはセンサーログの結果に「No billing periods found」というメッセージでエラーを返していました。新しいAzure課金モデルでは、個別の請求期間がなくなり、代わりに月の請求書を使用するため監視できませんでした。
  • センサーセキュリティ TLS接続
    OpenSSLのアップデートに伴い、TLS 1.3接続のセキュリティに対応するセンサーを改良しました:

    SSL セキュリティーチェックセンサーにTLS 1.3用の新しいチャネル「TLS 1.3 (Perfect)」を追加し、センサーは監視対象デバイスがサポートしているかをチェックし、「Accepted」または「Denied」を表示します。Deniedの場合、センサーは「Security Rating」チャネルでエラーを報告します。

    HTTP プッシュデータ、HTTP プッシュデータ(アドバンスト)、HTTP プッシュ数、 HTTP IoT プッシュデータ(アドバンスト)センサーに「TLS設定」の3番目のオプションとして「HTTPS high security (TLS 1.2 to 1.3 and strong ciphers)」を追加しました。デフォルト設定は「HTTP (安全でない)」です。HTTPSでセンサーを使用していて、このPRTGバージョンにアップデートした場合、センサーは互換性を保つために「HTTPS low security (TLS 1.0 to 1.3 and weak ciphers)」を使用します。
    なお、すべてのHTTP プッシュセンサーは、低セキュリティ設定でも常にTLS 1.3をサポートしていることに注意してください。高セキュリティ設定を使用する場合、TLS 1.0とTLS 1.1 は無効になり、センサーは代わりに高セキュリティ暗号を使用します。
  • センサーセキュリティ デジタル署名
    Secure Hash Algorithms sha256でデジタル署名することで、いくつかのセンサータイプを改善しました。以前のPRTGバージョンではこれらのセンサータイプは署名されていない.exeファイルをアンチウィルススキャンが安全ではないと検出した場合、特定のケースで監視が失敗しました。改善したセンサータイプの例は以下です。FTP サーバーファイルカウント、Windows MSMQ キュー長、Ping ジッター監視、Windows プリントキュー、Traceroute ホップ数、HTTP XML/REST 値センサー

修正:センサー

  • Microsoft 365 Mailboxセンサー
    Microsoft 365 Mailboxセンサーで、フィルターオプション「Filter by ‘subject’」で「Contains all」または「Contains any」で特殊(非ASCII)文字、例えば「é」のようにアクセントのある単語を使用すると、メールの照合ができない問題を修正しました。センサーが使用するライブラリで、URLエンコーディングが正しく機能しないことが問題でした。

修正:サーバー

  • 通知
    以前のPRTGバージョン23.1.82.2175および23.1.82.2074において、特定のケースでメール通知の件名が正しく表示されないという問題を修正しました。この問題は、メール通知の件名に発音記号やウムラウトを使用している場合に発生しました。※JTC注釈:件名に日本語を使用している場合も発生していました。このバージョンで修正済みになります。
  • PRTGコアサーバー
    PRTGコアサーバーで、特定のケースでCPU使用率が高くなる問題を修正しました。バックグラウンドでの接続スレッドが終了していなかったことが原因です。
  • レポート
    シングルサインオンでログインしている場合でも、PDFレポートを生成できるようになりました。このシングルサインオン機能はPRTGバージョン22.2.77.2204で初めて導入されましたが、PDFレポートが動作せず、レポートデータの代わりに「Unauthorized」というテキストが表示されるだけでした。

変更:センサー

  • Python スクリプト(上級)
    PRTGバージョン23.2.83では、新しいPythonディストリビューションを提供します。Pythonディストリビューション3.9.13には、セキュリティパッチとその他のいくつかの改良が含まれています。

    カスタムPythonスクリプトがPythonバージョン3.9.13と互換性があることを確認してください。Python スクリプト(上級)センサーを使用している場合のみ、この変更を考慮する必要があります。

注意:PRTG API V2、 新UI

  • PRTG application serverのポート
    新UIとPRTG API v2は、ポート1616(HTTPS)または1615(HTTP)で待ち受けるようになりました。PRTG application serverが起動できない問題が発生したため、旧構成のポートHTTPS 8443とHTTP 8080を変更しました。これらのポートがファイアウォールでブロックされていないことを確認し、ブックマークやハードコードされたURLを必ず更新してください。クラシックUIの「新規UIを開く」ボタンは、自動的に更新されます。

注意:センサー

  • 今後のPRTGバージョンで廃止になるNetAppセンサー
    PRTGバージョン23.2.83では、まだ追加はできるがONTAP 9.13.1にアップデートすると機能しなくなるNetAppセンサーについてのTo Doチケットを受け取ります。NetApp ONTAPIは7月末までに利用できなくなり、NetAppはONTAPベースのストレージシステム向けに新しいRESTful API(ONTAP REST API)を提供します。PRTGバージョン22.3.79.2108では、ONTAP 9.6以降をサポートする新しいNetApp v2(BETA)センサーを導入しています。

    詳しくはナレッジベースの記事もご覧ください: https://kb.paessler.com/en/topic/90198

注意:インストーラー

  • セキュリティ
    以下のバージョンとリリースチャネルでは、セキュアハッシュアルゴリズムを使用してPRTGインストーラーの信頼性を検証できます。
    Preview 23.1.83.1742
    sha256_exe
    64B149F521E642F129F12746CE341FC1F27C295492AB04AF3EB17531476D301D
    sha256_zip
    7F6422082081865010111B0FDF7C3C0CC8D10738D152565F3552054AD15F614F

    Stable 23.2.83.1760
    sha256_exe
    1BC9CF151400EF422EAAE687CD6CF5E30E598D38848EEB55D409380635FAAFE4
    sha256_zip
    CB2A73150272D74195DFD1EBF8F92BC202296833A6FE16DD11C30994AC1264CF

注意:アップデート時の注意

  • キャッシュの再計算
    このPRTGバージョンにアップデートすると、ほとんどの場合、PRTGサーバー起動時に直ちにキャッシュの再計算が発生します。キャッシュ再計算中もPRTGは使用可能ですが、CPUやメモリなどのハードウェアリソースがかなり消費されるようになります。監視設定によっては、このプロセス中にPRTGのパフォーマンスに悪影響が出る可能性があります。PRTGアップデートのために、余裕を持った時間の確保をお勧めします。

ラボ:センサー

  • NetApp SnapMirror v2
    センサーの追加ページでデバイスにセンサーを追加する際に、NetApp SnapMirror v2センサーを表示するようになりました。以前は、「ストレージとファイルサーバー」のラジオ ボタンがアクティブになっている場合、NetAppセンサーを検索してもセンサーが表示されませんでした。
  • REST Custom v2
    REST Custom v2センサーは、配列に含まれる要素数を取得するための配列のcount関数をサポートするようになりました。

    新しいValue Typeとして「Status (string)」を実装しました。選択すると「Up」、「Warning」、「Down」に対応する3つのチャネル用のテキスト入力欄が表示されます。テキストの入力は任意です。チャネルには、値を「Up」、「Warning」、「Down」ステータスにマッピングしたルックアップファイルが割り当てられており、値はそれに応じた整数としてマッピングされます。

    REST Custom v2センサーをデバイステンプレートを介してデプロイした場合、センサーの全般ページでプライマリチャネルを正しく表示するようになりました。以前のPRTGバージョンでは、デバイステンプレートによる自動検出後にプライマリチャネルを手動で設定する必要がありました。

    REST Custom v2センサーを使用したRESTクエリの結果に対して、余分なカスタムスクリプトを使用せずに基本的な計算を行うことができるようになりました。
  • Redfish
    デバイスからセンサーを追加し「センサーの追加」ページで「Fujitsu」と検索すると、Redfishセンサーが検索結果に表示されるようになりました。表示されるセンサーは「Redfish Power Supply sensor (新規)」、「Redfish System Health sensor (新規)」、「Redfish Virtual Disk sensor (ベータ)」です。

ラボ:MULTI-PLATFORM PROBE

  • PRTG Probe adapter
    このPRTGバージョンは、Multi-Platform Probeのセットアップと使用を容易にするために、PRTGインストーラーにPRTG Probe adapter用のDLLファイルをデフォルトで同梱しています。 Multi-Platform Probeの詳細については、ナレッジベースの記事を参照してください:https://kb.paessler.com/en/topic/90140

ラボ:新UI

  • 操作
    コンテキストメニューボタン「Show Channel Graph」でチャネルグラフページを開くことができるようになりました。チャネルの詳細とチャネルグラフのダイアログで、データが見つからない、または読み込めないとエラーが発生した場合に、エラー情報を表示するようにしました。

    設定変更時に「Discard」ボタンをクリックすると、ダイアログがポップアップ表示されるようになりました。このダイアログでは、変更した内容を「Cancel」、または「Confirm」して破棄することができます。別のページに移動しようとしたときや、ページを閉じたときにも、同様のダイアログメッセージが表示されます。ダイアログは、保存していない設定を変更した場合にのみ表示されます。
  • デバイス設定
    デバイス基本設定の「ステータス」と「IP バージョン」オプションをラジオグループとして表示するように改善しました。この変更はオプションごとに選択できる項目が5つ以下の場合のみ適用されます。

    デバイス基本設定ページで「Discard」と「Save Settings」アクションバーボタンを表示するようになりました。以前は変更を加えた後にのみ表示していました。変更後は、「1 Change」のように何か所変更したかを表示します。
  • Webインターフェイス
    ログアウトまたはタイムアウト後に新UIに再度ログインした場合、センサーのチャネル詳細が表示されるようになりました。

    新UIでPRTGからログアウトしたときに、データキャッシュがクリアするようになりました。

    ルックアップで、型が不明なカスタムルックアップ定義を使用すると、場合によってはエラーを表示する問題を修正しました。

    センサーのOverviewページで、スクロールダウンした位置が保存される問題を修正しました。センサーOverviewページで下にスクロールして、他のセンサーOverviewページを選択すると上部に表示します。

    有効なライセンスがある場合のみ、新しいUIを使用できるようになりました。有効でないライセンスを使用している場合、新UIにログインするとhttps:///activation.htmにリダイレクトします。

ラボ:PRTG API V2

  • API
    experimentalセクションのオブジェクトの設定の順序を改善しました。「experimental/devices/ID/settings」では、最も使用され、最も重要な設定を一番上に表示します。
  • ライセンス
    PRTG Enterpriseライセンスを使用してPRTG application serverを実行し、新UIを有効化できるようになりました。以前のPRTGバージョンでは、PRTG Enterpriseライセンスを使用した場合、有効化できませんでした。エラーメッセージは「The functionality of your PRTG installation is currently limited. License is inactive」でした。
  • PRTG application server
    PRTGで使用しているオープンソースライブラリに関する情報テキストファイルの不具合を修正しました。prtgappserver_license_report.txtファイルは、PRTGのインストールパスにあります。このファイルには、ライブラリ名、バージョン、通知、ライセンステキストに関する情報が含まれています。

    コアサーバーが64ビットモードで動作しているときに、application serverが32ビットで動作する場合がある問題を修正しました。application serverは、コアサーバーが動作するバージョンと同じものを使用するようになりました。

    PRTG application serverの起動チェックで、PRTGコアサーバーから特定のセンサーIDを受信していない場合に、起動しないケースを改善しました。

改善:その他

  • PRTG全般
    その他、様々な細かい修正と改善を行いました。
  • 言語
    ドイツ語とスペイン語の言語ファイルを更新しました。

注意:ITOPS BOARD 3.7.2

  • セキュリティ
    ITOpsをバージョン3.7.2にアップデートし、APIにおける不適切なアクセス制御により、不要なデータ漏洩が発生する可能性を修正しました(CVE-2023-29488)。

2023-03-01 – Version 23.1.82.2175

【JTC注意】このバージョンは以下のバグを含みます。そのためJTCホームページでは公開しておりません。

  • 【バグ】通知メールの件名に日本語(2バイト文字)を含む場合、件名が文字化けする。

回避策:通知テンプレートの項目「メールを送信」の「件名」を2バイト文字を含まない静的なテキストに変更する。

修正:サーバー

  • PRTGコアサーバー
    PRTG 22.4.81以降、特定のケースで、デバイスのクローンや移動によりPRTGサーバーのデッドロックが発生し、CPU負荷が高くなったり、サーバーがクラッシュ、再起動したりする問題を修正しました。

修正:センサー

  • HPE 3PARセンサー
    HPE 3PAR Virtual Volume、HPE 3PAR Drive Enclosure、および HPE 3PAR Common Provisioning Groupセンサーは再び機能します。REST API経由のHTTP POSTリクエストの問題により、前回のPRTG バージョン23.1.82.2074に更新後、センサーはエラーメッセージ「415 Unsupported Media Type」でダウンステータスになりました。これは、実験的な「REST Custom v2 (BETA)」センサーでも同様でした。
  • HTTP プッシュセンサー
    HTTP プッシュセンサーがHTTPSで再び機能します。前回のPRTGバージョン23.1.82.2074にアップデート後、センサーのTLS 設定でHTTPSを有効にした状態のセンサーは原因不明ステータスのままで、センサーリクエストに対する応答を受け取りませんでした。影響があったセンサーはHTTP プッシュデータ、HTTP プッシュデータ(アドバンスト)、HTTP プッシュ数、HTTP IoT プッシュデータ(アドバンスト)です。

修正:通知

  • 通知配信
    Microsoft Office 365など、特定のTLS設定を持つSMTPサーバーをSMTPリレーサーバーとして使用しても、メール通知の送信が成功します。PRTGバージョン23.1.82.2074では、TLS接続の問題で特定のサーバーではメール通知が機能しませんでした。ログには例えば「Error sending “Email”: Connection to SMTP relay server “outlook.office365.com” failed」というエラーメッセージが表示されました。

修正:ライセンス

  • ライセンス名
    ライセンス名がアンパサンド(&)文字を含む場合でも、ライセンスをアクティベートできます。前回のPRTGバージョン23.1.82.2074では、エンコードの問題でアクティベーションに失敗し、「License name and key do not match activation file.」というメッセージが表示されました。

注意:既知の不具合

  • 通知
    現在のPRTGバージョン(JTC注釈:23.1.82系)では、メール通知の件名が発音記号やウムラウトなどの特殊文字を含む場合、正しく表示できません。メール通知に特殊文字やアジア文字、キリル文字を使用する場合は、PRTGバージョン23.1.82に更新しないことをお勧めします。この問題の修正は、今後のPRTGのバージョンで提供する予定です。
  • Windows MSMQ キュー長
    特定の設定で、Windows MSMQ キュー長センサーが、「Queuename not found on specified machine」というメッセージでエラーになることがあります。このエラーは、監視対象デバイスの認証中に発生することがあります。この問題の原因については、現在調査中です。

2023-02-08 – Version 23.1.82.2074

【JTC注意】このバージョンは以下のバグを含みます。そのためJTCホームページでは公開しておりません。

  • 【バグ】通知メールの件名に日本語(2バイト文字)を含む場合、件名が文字化けする。

回避策:通知テンプレートの項目「メールを送信」の「件名」を2バイト文字を含まない静的なテキストに変更する。

改善 :センサー

  • OPCUAセンサー
    OPC UA Certificate、OPC UA Custom、 OPC UA Server Statusセンサーは、ユーザー名とパスワード認証によるOPC UAサーバーへの接続をサポートするようになりました。このあまり安全とは言えない設定を使用した場合、パスワードを含むデータは暗号化されずに送信されますのでご注意ください。
    いくつかのユースケースではこのような構成も必要があるとのフィードバックをいただき、ありがとうございました。

改善:セキュリティ

  • センサー
    センサーのパスワード送信方法を改善しました。PRTGバージョン22.3.79ではExchange PowerShell、Citrix、EXEセンサーを改善しましたが、さらに以下のセンサーでもパスワード送信方法を改善しました。
    ・AD レプリケーションエラー監視
    ・FTP サーバーファイルカウント
    ・HTTP XML/REST 値
    ・DNS ブラックリスト記載の IP
    ・Ping ジッター監視
    ・Traceroute ホップ数
    ・Windows プリントキュー
    ・Windows MSMQ キュー長
    ・WSUS 統計情報
    以前は平文でパスワードが送信されていました。
    現在は暗号化されているため、Windowsイベントログやタスクマネージャーで確認することはできません。
  • 脆弱性
    特定のexeセンサーに影響がある脆弱性を修正しました。本脆弱性についてご指摘いただいた報告者の方に感謝いたします。
  • アップデート
    PRTGの自動アップデートは、新しいソフトウェアバージョンをダウンロードする際にHTTPSをデフォルトで使用するようになりました。

修正:センサー

  • SMTP&POP3 ラウンドトリップ
    関連するメールボックスにメールが見つからない場合でも、SMTP&POP3 ラウンドトリップセンサーがエラーを報告しない問題を修正しました。この問題はセンサーがメールサーバー上の任意のメールとマッチすることによって発生しました。
  • SSL証明書
    SSL 証明書センサーは、仮想ホスト(SNI名)にドット(.)が含まれない場合でも動作します。以前のバージョンではSNI名にドットが含まれない場合、センサーはエラーメッセージ「Connection reset by peer (socket error # 10054)」でダウンステータスになりました。例えば、SNI名として「example.com」を指定すると正しく動作しましたが、「example」を指定するとエラーになりました。さらに、SSL 証明書センサーは名前にウムラウト(üやäなど)を含むドメインに対応するようになりました。

修正:サーバー

  • アクセス権
    PRTGシステム管理者が、読み取り専用ユーザーのユーザーアカウント設定で「ユーザーにアカウントパスワードの変更を許可する」オプションを有効にした場合でも、読み取り専用ユーザーが自分でパスワードを変更できなかった問題を修正しました。
  • PRTGコアサーバー
    特定のライセンス名でPRTGコアサーバーのサービスが停止する問題を修正しました。この問題は、ライセンスのアクティベーション中に発生しました。
  • リモートプローブ
    多数のリモートプローブの最新PRTGバージョンへの自動アップデートが適切に実行されるようになりました。以前のバージョンでは、20個のリモートプローブは自動でアップデートできましたが、それ以降は手動で更新する必要がありました。

修正:Web GUI

  • チュートリアル
    ようこそページで「PRTG Tutorial: Creating Maps」を見ることができます。 以前のバージョンではリンクが機能していませんでした。

注意:インストーラー

  • セキュリティ
    以下のバージョンとリリースチャネルでは、セキュアハッシュアルゴリズムを使用してPRTGインストーラーの信頼性を検証できます。
    Preview 23.1.82.2026
    sha256_exe
    B5A8A06EF616F023E6EFCE31031036ACDB08EC128BAEF5143DD16F36E18DFEE2
    sha256_zip
    F04C82387B012049633C48CDAAA369A7368D58C3B6CA3B36B654CF79F5F41683

    Stable 23.1.82.2074
    sha256_exe
    0ACD4ABDE0AA527E417E22148ABE1818639064B06D9D8E48F4281B945AA69710
    sha256_zip
    F2F262AB9F98919C290B8159BDE1CAF8D1D2377562CC8A692B3E4345E11D0CAF

注意:PRTG API V2、新UI

  • 安定性
     新UI は、本番システムで有効化できるほど安定しました。以前は、テスト環境でのみ新UIの有効化を推奨していました。有効化すると、従来のUIと並行して使用できます。
     新UIとPRTG API v2はまだ開発中であり、いくつかの機能が欠けていることに注意してください。
     PRTG API v2と新UIの機能、要件、既知の問題についての詳細は、ナレッジベースの記事を参照してください。https://kb.paessler.com/en/topic/90008-i-want-to-use-the-new-ui-and-api-v2-what-do-i-need-to-know

ラボ:センサー

  • HTTP v2
    マルチ編集メニューで、「Post Body」の必須項目の検証でエラーが発生する問題を修正しました。「Request Method」で「POST」を選択しても、「Post Body」が必須項目としてマークされなくなりました。
    HTTP v2センサーのタイムアウト設定に関する問題を修正しました。 以前は、リクエストしたHTTPページが特定の制限時間内に応答しなかった場合でも、センサーはエラーを報告しませんでした。
  • Ping v2
    「Inverted Error Status」を無効にし、複数のPingを送信する設定でセンサーを作成した場合、「Response Time」をプライマリチャネルとして設定するようになりました。「Inverted Error Status」を有効にした場合は「Status」チャネルをプライマリチャネルとして設定するままです。
  • Script v2
    Multi-Platform Probeでも動作する実験的なScript v2センサーを試すことができます。このセンサーはPythonスクリプトを実行し、JSONフォーマットでデータを返し、終了コードを表示します。デフォルトのPRTGでは利用できない独自のカスタムスクリプトセンサーを作成できます。
    利用可能なサンプルスクリプトとその使用方法については、ナレッジベースの記事を参照してください。https://kb.paessler.com/en/topic/91349

ラボ:新UI

  • 管理
    「デバイス基本設定」でデバイスの基本設定を変更できるようになりました。デバイス基本設定は、ステータス、IPv4 アドレス/DNS 名、IP バージョン、デバイス名、優先度、を含みます。
    コンテキストメニューの「Clear Acknowledged Alarm」ボタンと一括編集変更で、センサーの認識済みアラームを再開できるようになりました。
  • モバイルビュー
    モバイルビューで、ルックアップステータスが不明なチャネルを表示するようにしました。
  • セキュリティ
    クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃のリスクを回避するために、センサー グラフセクションの問題を修正しました。
  • チャネル
    センサーのチャネルの値が大きすぎる数値で表示されることがある問題を修正しました。
  • Webインターフェイス
    • グラフのページを URLリンクで共有できるようになりました。
    • https://https://kb.paessler.com/en/topic/3723の説明のようにスキャン時間を定義した場合、センサーは特定のスキャン時間を表示できるようになりました。 この場合、スキャン間隔は「Irregular」と名付けられ、ツールチップでスキャン時間を表示します。
    • センサーとデバイスの「Overview」カードに、ダウンまたは警告ステータスを示すチャネル用のライブグラフを実装しました。
    • センサーグラフのページで、グラフを拡大するなどの操作を行うと自動画面更新後にリセットされる問題を修正しました。
    • グラフを専用の拡大表示で開くことができます。
    • ようこそページの内容を更新し、利用可能な新機能を反映しました。

ラボ:PRTG API V2

  • デバイス
    experimentalセクションの「/experimental/devices/{id} 」でDELETEリクエストによりデバイスを削除できるようになりました。リクエストが成功した場合、レスポンスコード204が返ってきます。
    注意:削除できるのはデバイスのみで、プローブやグループなどは削除できません。「/experimental/devices/ {id}」でPATCHリクエストを送り、デバイスの設定を編集できるようになりました。この機能はまだ実験的な状態であり、すべての機能が含まれているわけではないことに注意してください。
  • センサー
    experimentalセクションの設定エンドポイント「/experimental/sensors/ID/settings」および「/experimental/devices/ID/settings」の問題を修正しました。デバイスやセンサーを作成すると、設定が空で返されていました。
  • チャネル
    チャネルのペイロードに含まれるscaleフィールドをscalingに改名し、記述を改善しました。
  • Webインターフェイス
    センサーのチャネルの値が大きすぎる数値で表示されることがある問題を修正しました。

改善:その他

  • PRTG全般
    その他、様々な細かい修正と改善を行いました。
  • 言語
    ドイツ語とスペイン語の言語ファイルを更新しました。
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