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~PRTGとともに15年~

ナレッジベース翻訳

メモリ使用率が高い時、何を確認すれば良いですか?

PRTGプローブ(ローカルプローブおよびリモートプローブ)が稼働しているサーバーのメモリ使用率が高すぎます。PRTGサーバーの「メモリ」センサーや「システム正常性」センサーが示すように、RAMはセンサーエラーとなる下限まで消費されています。
この高いメモリ使用量の原因を見つけるために何をすれば良いでしょうか?
どのシステムパラメーターを調査すべきでしょう?

情報源

この資料の情報源は以下のとおりです:
ナレッジベース: What can I check in the case of high memory usage?
https://kb.paessler.com/en/topic/62166-what-can-i-check-in-the-case-of-high-memory-usage
この記事はPRTG 14とそれ以降に適用します。

本資料はPaessler AG作成の資料/ナレッジベースをジュピターテクノロジー株式会社(以下当社と略記)が独自で翻訳したものです。ベストエフォートの翻訳であるため、最新情報ではない可能性があります。最新情報は情報源をご確認ください。

PRTGサーバーにおける高いメモリ使用量の原因

PRTGプローブが稼働しているサーバーの高いメモリ消費にはいろいろな原因があります。よくあるのはPRTGの過剰使用や一般的なシステム設定、Windowsプログラムによる妨害です。通常、PRTGにメモリリークはありませんが、まれなケースとしてPRTG自身によって高いメモリ消費を引き起こすシステム内部の問題があるかもしれません。あなたのPRTGが以下の点に該当しない場合は、サポートバンドルを用意して弊社サポートにご連絡ください。
本記事は高いメモリ値に遭遇した時に確認すべき様々なパラメーターを集めています。:

  • PRTGのシステム要件を確認してください。PRTGの一般的な利用シナリオではRAMメモリの最小要件は1024MBです。インストールの規模が大きくなるほど、より多くのRAMが必要となります。同様に、64bitシステムの方が32bitシステムより多くのメモリを必要とします。
  • センサー関連
    • システムリソースに対してセンサーが多すぎる:1センサーあたり、およそ150KBのRAMが必要です。
    • チャネルが多すぎる。センサーのチャネルが多いほど、メモリー使用量が高くなります。
    • 負荷の高いセンサーが多すぎる。
    • グラフキャッシュの値が高すぎる。詳細は、PRTGマニュアル:System Administration—User interface[グラフ設定]を参照してください。
    • システム分析のためPRTG Webインターフェースの「PRTGのステータス-システムステータス」ページを確認してください。このページで、インストールされているセンサーとチャネルの総数や負荷別に分類されたセンサー、コアサーバーのシステムメモリ情報を確認することができます。
  • トップリスト関連
    • トップリストが多すぎる。
    • 非常に多様なトラフィックと長い間隔のトップリストは多くのRAMを消費します。トップリストの設定で時間間隔をできるだけ小さくしてください。
    • トップリスト内のエントリが多くなるほどトップリストは多くのメモリを必要とします。トップリスト設定の[トップカウント]を減らしてください。
  • システム全体
    • ひとつのPRTGサーバーで同時に操作するユーザーが多すぎると、多くのセッションとメモリ使用量の増加につながる状態を引き起こす可能性があります。
    • 非常に頻繁に再接続を繰り返すプローブはメモリ使用量を高くします。リモートプローブに対するネットワーク接続を安定したものにしてください。
    • タスクマネージャなどを使って、PRTGプローブが稼働しているシステムでWindowsプログラムやサービスによる妨害を確認してください。
      • 例えば、お客様が Microsoft Network Store Interface (NSI) サービスがメモリリークしているのを見つけました。詳細とホットフィックスは、マイクロソフトの記事「A memory leak in NSI Service occurs unexpectedly」と「Svchost.exe running NSI service leaks memory and non-paged pool memory leak」を参照してください。
    • もし必要なら、PRTGが稼働しているシステムで負荷の高いサービスを停止してキャッシュをクリアしてください。
    • 常に、最新版のPRTGをお使いください。古いPRTGは未解決の問題を含んでいるかもしれません。その結果不必要な数のCPUスレッドが発生し、RAMを圧迫する可能性があります。
    • PRTGコアサーバーシステムのメモリ消費を確認してください:PRTG Webインターフェースのメインメニューから「設定 | PRTGのステータス」を選択し、PRTGがすべての重要なメモリ領域を追跡している[PRTG コアサーバーシステムメモリ]に移動してください。そこで、メモリリークを引き起こす可能性のある原因を発見できるかもしれません。
    • どのシステム値が増加するかを見つけるため、「コアの正常性」センサーと「 プローブ正常性」センサーの確認もお願いします。

免責事項・使用限定事項

ジュピターテクノロジー株式会社(以下当社と略記します)が作成した本ドキュメントに関する免責事項および本ドキュメント使用に関する限定事項は以下の通りです。

本ドキュメントに関する免責事項

本ドキュメントは作成時点においてメーカーより提供された情報および当社での検証結果により作成されたものですが、当社は本ドキュメントの内容に関していかなる保証をするものではありません。万一、内容についての誤りおよび内容に基づいて被った損害が発生した場合でも一切責任を負いかねます。本ドキュメントの内容によりなされた判断による行為で発生したいかなる損害に対しても当社は責任を負いません。

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お問い合わせ

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住所: 〒183-0023 東京都府中市宮町一丁目40番地 KDX府中ビル6F
URL: https://www.jtc-i.co.jp/
電話番号: 042-358-1250

購入前のお問い合わせ先: https://www.jtc-i.co.jp/contact/scontact.php
購入後のお問い合わせ先: https://www.jtc-i.co.jp/support/customerportal/

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