この資料では、WindowsコンピューターにSNMPサービスをインストールする方法について説明します。

情報源

この資料の情報源は以下のとおりです：

ナレッジベース： How do I install the SNMP service on Windows systems?

https://kb.paessler.com/en/topic/663-how-do-i-install-the-snmp-service-on-windows-system

この記事はPRTG19以降に適用されます

本資料はPaessler AG作成の資料/ナレッジベースをジュピターテクノロジー株式会社（以下当社と略記）が独自で翻訳したものです。ベストエフォートの翻訳であるため、最新情報ではない可能性があります。最新情報は情報源をご確認ください。

WindowsにおけるSNMPサービスのインストールと設定

SNMPサービスをインストールするタイミングは、OSのインストール直後またはインストールの一部として行うのが最適です。これは、SNMPサービスの有無を確認して、独自のSNMPファイルをインストールするアプリケーションがあるためです。

一部のアプリケーション（IISやMS SQL Serverなど）では、サービスがインストールされていない（場合によっては実行されていない）と、SNMPサポートがインストールされません。

デフォルトでは、Windows 8およびWindows Server 2012より前のWindowsシステムには、SNMPサービスがすでにインストールされています。その他のWindowsシステムにSNMPをインストールして設定するには、以下の手順に従います。このプロセスは、すべてのWindowsシステムで非常によく似ています。

Windows 8、10、およびWindows Server 12、16、19でのSNMPの有効化

1. Windowsマシンで[コントロールパネル]を開きます。
2. [アプリと機能]または[プログラムと機能]を開き[Windowsの機能の有効化または無効化]をクリックします。

3. [SNMPサービス]または[簡易ネットワーク管理プロトコル（SNMP）]にチェックを入れ、インストールします。

4. SNMPのインストールが完了したら、管理者としてservices.mscを開きます。
5. [SNMPサービス]をダブルクリックして、[プロパティ]を開きます。
6. 全般タブで、スタートアップの種類を[自動]にします。
7. セキュリティタブで、[受け付けるコミュニティ名]を[追加]をクリックして入力します。デフォルトの “public “のままにしておくか、独自のコミュニティ名を選択することができます（後者の方がより安全です）。

　　　JTC追記：システムによっては[受け付けるコミュニティ名]は空欄になっています。その場合、[public]を使用するには[追加]からコミュニティ[public]を追加する必要があります。独自のコミュニティ名を選択するには、[受け付けるコミュニティ名]の[追加]をクリックし、[コミュニティの権限]を[読み取り専用]のままにして、安全なコミュニティ名を選択します。[OK]をクリックします。[public]の項目を削除します。

8. セキュリティタブの下半分では、SNMPサービスへのアクセスを許可するIPアドレスを選択できます。少なくとも、PRTGが動作しているマシンのIPアドレスを選択する必要があります。
9. エージェントタブでは、すべての編集フィールドに入力し、すべてのチェックボックスを有効にして、すべてのSNMP値を利用できるようにします。

10. プロパティを保存して、サーバーを再起動させます。

　　注意：Windows Server 2012では、SNMPサービスのプロパティに[セキュリティ]、[エージェント]、[トラップ]のタブが表示されない場合があります。この問題に関する情報は、Getting SNMP to Work on Windows Server 2012にも記載されています。

Windows 10バージョン1809以降でのSNMPの有効化

Windows 10バージョン1809では、SNMPを有効にするプロセスが変わりました。このWindows 10バージョンでは、SNMPはオプション機能です。以下の手順で有効にすることができます。

1. Windowsマシンで[設定]を開きます。
2. [アプリ]をクリックします。
3. [アプリと機能]の下にある[オプション機能]をクリックします。
4. [機能の追加]をクリックします。
5. リストから[簡易ネットワーク管理プロトコル（SNMP）]を選択し、チェックを入れます。

6. [インストール]をクリックすると、コンピューターでSNMPが有効になります。

WindowsマシンでSNMPが有効になりました。

このガイドと同様に、LinuxやmacOSでSNMPを有効にする方法は、メーカーのWebサイトHow to Enable SNMP on Your Operating Systemを参照してください。

Windows NT 4/2000/2003/XPでのSNMP

注意：これらのOSは、PRTGコアサーバーやプローブを動作させることは公式にはサポートされていません。これらのOS上でPRTGを動作させる場合、監視機能の制限を受け入れる必要があります。

また、これらのWindowsバージョンを使用することによって(直接的または間接的に)引き起こされる可能性のある問題については、サポートを提供しません。

1. [スタート][設定][コントロールパネル]をクリックします。
2. [プログラムの追加と削除]をダブルクリックする。
3. [Windows コンポーネントの追加と削除]をクリックします。
4. [管理・監視ツール]をクリックし、[詳細]をクリックします。
5. [Simple Network Management Protocol]にチェックを入れ、[OK]をクリックします。
6. [Next]をクリックして、インストールプロセスを完了させます。
7. コントロールパネル内の[管理ツール]をダブルクリックします。
8. [コンピューターの管理]をダブルクリックします。
9. 左側のフレームで[サービスとアプリケーション]のツリーを展開します。
10. 左フレームの[サービス]をクリックします。
11. 右フレームにある[SNMPサービス]を見つけてダブルクリックします。
12. [一般]タブで[スタートアップ]に[自動起動]を選択します。
13. [セキュリティ]タブでは、デフォルトのコミュニティ名を[public]のままにしておくか、独自のコミュニティ名を選択することができます（より安全です）。独自のコミュニティを選択するには、[Add…]をクリックし、[Accepted Community Name]で[Community Rights]を[Read-Only]のままにして、安全なコミュニティ名を選択します。OK]をクリックします。public “の項目を削除します。
14. 下半分のSecurityタブでは、SNMPサービスへのアクセスを許可するIPアドレスを選択できます。少なくとも、PRTGが動作しているマシンのIPアドレスを選択する必要があります。
15. エージェントタブでは、すべての編集フィールドに入力し、すべてのチェックボックスを有効にして、すべてのSNMP値を利用できるようにします。
16. さらに柔軟性を高めるために、PRTGのインストールに付属するフリーウェアのSNMP Helperをインストールすることをお勧めします。

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