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~PRTGとともに15年~

ナレッジベース翻訳

PRTGを使ってSNMPトラップを送信することは可能ですか

この資料では、PRTG Network MonitorからSNMPトラップを送信する設定方法と内容について説明します。

情報源

この資料の情報源は以下のとおりです:

ナレッジベース: Is it possible to send SNMP traps using PRTG?
https://kb.paessler.com/en/topic/1133-is-it-possible-to-send-snmp-traps-using-prtg#reply-91813

この記事はPRTG19以降に適用されます。

本資料はPaessler AG作成の資料/ナレッジベースをジュピターテクノロジー株式会社(以下当社と略記)が独自で翻訳したものです。ベストエフォートの翻訳であるため、最新情報ではない可能性があります。最新情報は情報源をご確認ください。

PRTGが送信するSNMPトラップ

PRTGネットワークモニターには、SNMPトラップを受信するSNMPトラップレシーバーセンサーだけでなく、SNMPトラップを通知として他の機器に送信する機能もあります。PRTGが送信したトラップを受信した機器は、あとで解析するためにメッセージを保存したり、他の方法でトラップを転送したりすることができます。

SNMPトラップ通知の制限事項

PRTGは標準的なSNMPトラップのみ送信できます。いまのところSNMP V3はサポートされていません。

SNMPトラップ通知の設定

PRTGでSNMPトラップ通知を有効にするためには、通知テンプレートの「設定」タブに移動し、「SNMPトラップを送信」を有効にして以下の項目を入力する必要があります:

  • ホスト/IP、SNMPポート

トラップ受信側の情報。通常ポートは162。

  • コミュニティ文字列

変更していない場合は”public”。

  • 特定のトラップコード

トラップの目的を特定するためのコードを入力します。

  • メッセージID

任意の値を入力します。トラップ受信側は、この値でPRTGからのメッセージをフィルタリング可能です。

  • メッセージ

任意の文字列を入力します。PRTGの標準的なプレースホルダーを使用でき、他の通知と同様に実行時に置換されます。

  • エージェントIP

トラップ送信に使用するIPアドレスを指定できます。また、何も入力しない場合はPRTG実行中のコンピューターのIPアドレスが自動的に使用されます。

PRTGが送信するSNMPトラップの内容

PRTGが送信するSNMPトラップは、常にSNMP V1フォーマットを使用します。トラップには以下のOIDが含まれます。

  • 1.3.6.1.4.1.32446.1.1.1:メッセージID(「メッセージID」欄に定義したもの)
  • 1.3.6.1.4.1.32446.1.1.2:通知をトリガーした番号
    • 0 = State ended(ステータス終了)
    • 1 = State started(ステータス開始)
    • 2 = Volume reached(ボリュームに達した)
    • 3 = Speed not reached(速度に達しなくなった)
    • 4 = Speed reached(速度に達した)
    • 5 = Threshold not reached(閾値に達しなくなった)
    • 6 = Threshold reached(閾値に達した)
    • 7 = Value changed(値が変更された)
  • 1.3.6.1.4.1.32446.1.1.3:オブジェクトの状態
    • 0 = なし
    • 1 = 原因不明
    • 2 = データ収集
    • 3 = アップ
    • 4 = 警告(前兆あり)
    • 5 = ダウン
    • 6 = プローブなし
    • 7 = ユーザーにより一時停止
    • 8 = 依存関係により一時停止
    • 9 = スケジュールにより一時停止
    • 10 = 異常検出
    • 11 = ライセンスにより一時停止
    • 12 = ~まで一時停止
    • 13 = ダウン(うち認識済)
    • 14 = ダウン(一部)
  • 1.3.6.1.4.1.32446.1.1.4:「メッセージ」に定義したテキスト

PRTGからのSNMPトラップ通知用MIB

MIBについてはこちらの記事をご参照ください。


免責事項・使用限定事項

ジュピターテクノロジー株式会社(以下当社と略記します)が作成した本ドキュメントに関する免責事項および本ドキュメント使用に関する限定事項は以下の通りです。

本ドキュメントに関する免責事項

本ドキュメントは作成時点においてメーカーより提供された情報および当社での検証結果により作成されたものですが、当社は本ドキュメントの内容に関していかなる保証をするものではありません。万一、内容についての誤りおよび内容に基づいて被った損害が発生した場合でも一切責任を負いかねます。本ドキュメントの内容によりなされた判断による行為で発生したいかなる損害に対しても当社は責任を負いません。

本ドキュメント使用に関する限定事項

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お問い合わせ

PRTG Network Monitorについて、ご不明な点などございましたらお問い合わせください:

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住所:                               〒183-0023 東京都府中市宮町一丁目40番地 KDX府中ビル6F
URL:                                https://www.jtc-i.co.jp/
電話番号:                        042-358-1250

購入前のお問い合わせ先:              https://www.jtc-i.co.jp/contact/scontact.php
購入後のお問い合わせ先:              https://www.jtc-i.co.jp/support/customerportal/

発行日 2021年11月24日

ジュピターテクノロジー株式会社

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