PRTGからの通知が届かないのはなぜですか?通知が届かない原因のトップ5とは?
この資料では、PRTGの通知に関するよくある問題とその一般的な対処方法について説明します。
情報源
この資料の情報源は以下のとおりです:
ナレッジベース: Why don’t I get notifications from PRTG? What are the Top 5 reasons for notification problems?
本資料はPaessler AG作成の資料/ナレッジベースをジュピターテクノロジー株式会社(以下当社と略記)が独自で翻訳したものです。ベストエフォートの翻訳であるため、最新情報ではない可能性があります。最新情報は情報源をご確認ください。
この記事はPRTG 14以降のバージョンに適用されます
通知が届かない原因のトップ5
PRTG Network Monitorの通知設定はできる限り簡単に設定できるようにしていますが、ユーザーが変更できるパラメータが多いため、非常に複雑です。ここでは、PRTGから期待通りの通知が来ない場合に確認すべき点をいくつか紹介します。
マニュアルを確認してください
一般に、PRTGで通知を使用するには、PRTG Webインターフェイスで4つの手順を実行する必要があります。
- [システム管理]で、[配信設定]を確認します。
- [アカウント設定]で、[通知先管理]を定義します。
- [アカウント設定]で、後で使用するための[通知テンプレート]を作成/編集します。
- オブジェクトの[設定]で、通知を呼び出すトリガーを作成します。
以下のマニュアルセクションをご参照ください。
- 通知に関する詳細情報
- センサーの閾値に基づいて通知を設定:ステップ・バイ・ステップのガイド
- 拡張デバッグについては、通知配信ログを有効にするにはどうすればよいですか?(JTC翻訳資料あり)も参照してください。
- プッシュ通知については、Is there an FAQ for push notifications and the PRTG cloud?を参照してください。
トップ1:通知設定のミス
PRTGのWebインターフェイスにログインし、メインメニューから[設定]-[アカウント設定]-[通知テンプレート]を選択し、問題となる各通知の[テスト通知を送信]をクリックします。すべてのメッセージを受信していますか?メールボックス、ポケットベル、携帯電話などで、期待していたメッセージがすべて届いているかどうか確認してください。
届いていない場合は、該当する通知の設定を確認してください。
トップ2:SMTPサーバーの問題
PRTG Network Monitorがメールを送信するには、PRTGからのメールを受信して適切なメールボックスに転送するSMTPリレーサーバーが必要です。このサーバーのIPアドレスまたはホスト名、およびその他すべてのSMTP配信設定は、配信設定(メインメニューから[設定]-[システム管理]-[配信設定]を選択)で設定します。
よくある問題は、SMTPサーバーがPRTGサーバーのリレーを拒否することです。メールサーバーの設定とPRTGで設定した設定を同期させる必要があります。
デバッグの際には、システムログのメッセージに注意してください(メインメニューから[ログ]-[システムイベント別]-[通知関連]を選択)。電子メールを送信しようとしたとき、PRTGは送信が成功したかどうかをログに記録します。
また、例えばSMTPサーバーを動作させているサーバーが再起動している間は、メールの通知を受けることができませんので注意してください。
さらに、以下の点を確認してください。
- メールアドレスの綴りが正しいか
- 利用可能なDNSサーバーがあること。利用可能なDNSサーバーには、メールアドレスのドメインのMXリソースレコードエントリがある必要があります。WindowsのDNS設定を確認してください。
- 対象となるSMTPサーバーへのTCP/IP接続が確立できること、ファイアウォールとプロキシの設定、およびインターネットアクセスのポリシーを確認してください。
- SMTP通信が正常に行われていることを確認してください。PRTGシステム管理画面のSMTP配信設定を確認してください。
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トップ3:依存関係の設定ミス
「依存関係」を使用すると、センサーの監視を一時停止したり、他のセンサーのステータスに基づいて通知を送信したりすることができ、アラームの誤作動やダウンタイムの誤った記録を防ぐことができます(詳細については、マニュアルの依存関係を参照してください)。
たとえば、専用線を介してサーバーを監視している場合、専用線がダウンするとPRTGはサーバーに到達できないため監視リクエストを送信しても意味がありません。専用線の稼働状態を監視し、専用線がダウンした場合にサーバーの監視を一時停止することが依存関係の考え方です。
また、依存関係の設定を再確認することが重要です。依存関係は、各オブジェクトの設定ページで編集します(たとえば、グループまたはセンサーの設定ページの時間設定、依存関係、一時的メンテナンス期間セクション)。また、依存関係は階層の上位にあるオブジェクトから継承できることにも注意してください。(詳細については、マニュアルの設定の継承を参照してください)
トップ4:時間設定の設定ミス
時間設定を使うと、時間帯や曜日に応じて、監視(グループ、サーバー、センサー)や通知の配信を有効または無効にすることができます。たとえば、夜間またはメンテナンス時に監視を一時停止したり、週末に通知を受信しないようにしたりできます。
各オブジェクト(センサーやグループなど)の設定ページで時間設定を選択することができます。時間設定を設定するには、メインメニューから [設定]-[アカウント設定]-[時間設定]を選択します。
トップ5:見落されがちな待ち時間
見落とされがちなのが、待ち時間の設定です。 非常に短い障害または遅延に対して多くの通知を受信しないようにするために、通知トリガーごとにいわゆる待ち時間を設定できます。待ち時間(秒単位の値)が設定されている場合、障害状態が待ち時間よりも長く継続する場合にのみ通知が送信されます。待ち時間は、通知の配信を遅らせます。待ち時間が経過する前にセンサーが復旧した場合、通知は送信されません。PRTGのデフォルトの待ち時間は60秒、エスカレーションの待ち時間が300秒です。 待ち時間は、通知トリガーごとに通知トリガーの設定で設定します(オブジェクトの[通知トリガー]タブを選択します)。
追記:セキュリティソフトウェア
また、セキュリティソフトウェア(例えばPRTGホストマシンにインストールされているSymantec Endpoint Protection)が、PRTGコアサービスのメール/SMTPリレーサーバーへのSMTP接続をブロックしているケースもいくつか見受けられました。そのため、メール配信を可能にするために、セキュリティソフトで「PRTG Server.exe」の例外処理を追加する必要がありました。
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