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~PRTGとともに15年~

ナレッジベース翻訳

大規模構成で利用できるクラスター機能の代替案はありますか

この資料では、クラスター機能を利用できない大規模構成のPRTGでフェールセーフ監視を構築する方法を説明します。

情報源

この資料の情報源は以下のとおりです:

ナレッジベース: Are there alternatives to the cluster when running a large installation?
https://kb.paessler.com/en/topic/75474-are-there-alternatives-to-the-cluster-when-running-a-large-installation

この記事はPRTG20以降に適用されます。

本資料はPaessler AG作成の資料/ナレッジベースをジュピターテクノロジー株式会社(以下当社と略記)が独自で翻訳したものです。ベストエフォートの翻訳であるため、最新情報ではない可能性があります。最新情報は情報源をご確認ください。

大規模構成のための高可用性クラスター

PRTGは公式に5,000センサーを超えるクラスターをサポートしません。そして、2,500センサーを超えるクラスターも推奨しません。クラスターノードを追加するにしたがって監視トラフィックと負荷が倍増することに注意してください。このような場合、性能の問題に遭遇する可能性がありますが、これも個々の設定によります。

そのように大量センサーのクラスターを構築する前にはプリセールスチームにご相談ください。一緒にオプションを検討しましょう。以下にクラスターに代わる代替案を紹介します。

クラスターの代替案

以下の代替案はクラスター機能の置き換えでも、同等機能の提供でもありません。目的は、迅速にPRTGをインストールして稼働させるための手助けとなるアイデアを提供することです。『PRTGがクラッシュして再起動できなくなりました。どうすればいいですか?』(JTC翻訳資料あり)もご参照ください。

ここでは二つのケースに分けます:

  • 物理サーバー上のPRTG
  • 仮想マシン上のPRTG

物理サーバー上のPRTG

クラスター設定が適切に動作するには大きすぎるPRTGシステムの場合、障害となったPRTGをできるだけ速やかに復旧するには以下の代替方法を実行できます。
2台の物理サーバーが必要で、両方にPRTGをインストールしなければなりません。ひとつは「マスターノード」として動作し、ふたつめは「待機ノード」となります。「待機ノード」のPRTGは「マスターノード」と同じバージョンになるよう定期的に更新してください。
「マスターノード」でPRTGが稼働し、インフラを監視します。「待機ノード」はPRTGをインストールしていますが、PRTGコアサーバーサービスとローカルのPRTGプローブサービスを停止しておきます。設定ファイルや監視データ、テンプレートのような「マスターノード」上のすべてのPRTGデータを定期的に「待機ノード」に複製、または同期してください。前回の同期から変更されたデータをコピーするだけの独自スクリプトを使うことができます。
注意:ファイルをコピーするにはマスターのPRTGコアサーバーサービスとローカルのPRTGプローブサービスが停止している必要があります。オフライン時間を短くするには、スクリプトは次のように実行すれば良いでしょう。

  1. マスターノードのWindowsサービスでPRTGコアサーバーとPRTGプローブサービスを停止
  2. コピー時間を短縮できる適当な場所にすべての関連データをコピー
  3. PRTGコアサーバーとPRTGプローブサービスを起動
  4. コピーデータを圧縮して待機ノードに転送し、適切なPRTGディレクトリに復元

「マスターノード」の状態監視にフリー版PRTGを使うことができます。「マスターノード」が停止した場合に、「待機ノード」を起動して監視を開始するよう通知することができるでしょう。
リモートプローブが新しいPRTGコアサーバーに監視データを送信するには、いくつかの手動設定が必要です。また、PRTGのライセンスを旧サーバーから新サーバーに移行する必要もあります。

仮想マシン上のPRTG

仮想環境でPRTGを稼働している場合、監視の停止時間を可能な限り短くするための二つの選択肢があります。
注意:どちらの方法もシステムダウンとなったPRTGシステムを復旧するにはPRTG管理者による操作が必要です。また、停止時間中は監視データの欠落が生じます。

1.スナップショット

ひとつのアイデアはVMwareやHyper-Vで、PRTGコアサーバーが稼働している仮想マシンのスナップショットを作成することです。スナップショットは作成した時点の仮想マシンの状態、ディスクデータ、設定を含んでいます。より多くのスナップショットを取得すると性能が低下するかもしれないので注意して定期的に取得してください。PRTGが稼働している仮想マシンが壊れたり、動かなくなったりした場合は、最新のスナップショットから迅速に復元することができます。

2.VMバックアップ

Hyper-VとVMwareは仮想マシンのバックアップを取得することが可能です。バックアップは設定とVMスナップショット、仮想マシンが使用する仮想ハードディスクを含んでいます。PRTGが稼働している仮想マシンが壊れた場合、バックアップのコピーから復元することができます。

免責事項・使用限定事項

ジュピターテクノロジー株式会社(以下当社と略記します)が作成した本ドキュメントに関する免責事項および本ドキュメント使用に関する限定事項は以下の通りです。

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本ドキュメントは作成時点においてメーカーより提供された情報および当社での検証結果により作成されたものですが、当社は本ドキュメントの内容に関していかなる保証をするものではありません。万一、内容についての誤りおよび内容に基づいて被った損害が発生した場合でも一切責任を負いかねます。本ドキュメントの内容によりなされた判断による行為で発生したいかなる損害に対しても当社は責任を負いません。

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お問い合わせ

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ジュピターテクノロジー株式会社(Jupiter Technology Corp.)
住所: 〒183-0023 東京都府中市宮町2-15-13 第15三ツ木ビル8F
URL: https://www.jtc-i.co.jp/
電話番号: 042-358-1250

購入前のお問い合わせ先: https://www.jtc-i.co.jp/contact/scontact.php
購入後のお問い合わせ先: https://www.jtc-i.co.jp/support/customerportal/

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