WMIのテストツールはありますか
この資料では、PRTGのWMIセンサーにエラーが表示されている場合のトラブルシューティングに使用するテストツールについて説明します。
情報源
この資料の情報源は以下のとおりです:
ナレッジベース: Are there any testing tools for WMI?
本資料はPaessler AG作成の資料/ナレッジベースをジュピターテクノロジー株式会社(以下当社と略記)が独自で翻訳したものです。ベストエフォートの翻訳であるため、最新情報ではない可能性があります。最新情報は情報源をご確認ください。
WMIツールの概要
Windowsコンピューター上でWMIが正常に動作しない原因を見つけるために、MicrosoftはWMIに関する様々な側面をテストするためのツールをいくつか公開しています。PRTGに関連したトラブルシューティングのために、Paessler社は独自のツール、Paessler WMI Testerを開発しました。
Microsoft WMIテストツール
JTC注釈:以下のMicrosoft社のリンクは古いため、内容をよくご確認ください。
WMI Diag
Windowsコンピューターのトラブルを発見するための、非常に詳細なツールです。Microsoft社のWMI診断ツールに関する情報をご参照ください。
WBEMTest
WMIのパフォーマンスカウンターを参照するには、次のツールを使用します。
http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc785775(WS.10).aspx
Paessler WMI Tester
WMIの問題のトラブルシューティングを行うには、https://www.paessler.com/tools/wmitesterで入手できるWMI Testerを使用して接続をテストしてください。
ローカルまたはリモートで、目的のWMIカウンターの接続と可用性をテストするには、WMI Testerを起動し、以下の項目を入力します。
- [Domain]:テストしたいマシンが所属するWindowsドメイン名。ドメインに所属していない場合は空のままにします。
- [Computer name/IP address]:ターゲットマシンのコンピューター名またはIPアドレス。
- [User]:ターゲットマシンのログイン資格情報を持つユーザーの名前
- [Password]:ユーザーのパスワード
注:ローカルマシンをテストする場合は、上記のフィールドを空のままにします。
さらなる設定項目が用意されています。(メニューバーの[Advanced]タブ)
- [Domain prefix]:これは通常、NTLMDOMAINのままにしておきます。
- [Namespace]:ほとんどの WMI カウンターは root\cimv2 に配置されていますが、必要に応じてここに別の名前空間を入力することができます。
- [Query]:6つの定義済みクエリセット(OS、プロセス、ディスクスペース、メモリ、プロセッサ負荷、ネットワークアダプタ)から選択するか、独自のクエリを(WQLで)入力します。
注:デフォルトでは、使用されるWMI namespaceはroot\cimv2です。
これらの設定を行った後、[Test!] ボタンをクリックします。しばらくすると、結果の表が表示されるか、何か問題が発生した場合やWMIサービスが利用できない場合にはエラーメッセージが表示されます。
WMI Testerの機能
WMI Testerは、提供された資格情報を使用して定義されたクエリを転送し、カウンターをスキャンします。提供された資格情報でターゲットマシンへの接続ができる場合、WMI TesterはWMIサービスから表形式の応答を受信します。
エラーが発生した場合、WMI Testerは、エラーコードまたは問題を参照するテキストを表示します(たとえば、定義されたターゲットマシン/ドメインに接続できなかった場合)。 応答結果が返された場合、WMIサービスとターゲットマシンの資格情報は正常に機能しているため、PRTGから同じクエリを実行できるはずです。
重要!
PRTGのトラブルシューティングの状況を可能な限り再現するには、WMI TesterをPRTGプローブがインストールされているコンピューター上で実行する必要があります。
WMIとPRTGに関する詳細情報
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