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~PRTGとともに15年~

ナレッジベース翻訳

SNMPカスタムセンサーに必要なOIDを見つけるにはどうすればよいですか

2023.01.24 更新

この資料では、PRTG Network MonitorにSNMPカスタムセンサーを追加する際に必要なOIDをどのように見つけるのかについて説明します。

情報源

この資料の情報源は以下のとおりです:

ナレッジベース: How do I find out which OID I need for an SNMP Custom sensor?

https://kb.paessler.com/en/topic/903-how-do-i-find-out-which-oid-i-need-for-an-snmp-custom-sensor

この記事はPRTG19以降に適用されます

本資料はPaessler AG作成の資料/ナレッジベースをジュピターテクノロジー株式会社(以下当社と略記)が独自で翻訳したものです。ベストエフォートの翻訳であるため、最新情報ではない可能性があります。最新情報は情報源をご確認ください。

SNMPカスタムセンサーのOID

OID(Object Identifier)は、監視オブジェクトの一意のアドレスであり、SNMPを介して監視できるネットワークに関する多くの情報の鍵となります。必要なOIDをどのように見つければよいのでしょうか。

1. OIDリソースを確認します。

PRTGはすでに多くのSNMPセンサーを提供しています。これは、使用されるさまざまなSNMPライブラリとほとんどのMIBがすでにPRTGで提供されていることを意味します。

  • デバイスがカバーされているかの確認:デバイスがすでにPRTGでカバーされているかどうかを確認するには、自動検出を開始するだけです。 その後、PRTGは利用可能なすべてのセンサーとチャネルを自動的に作成します。
  • デバイスがカバーされていない場合、またはSNMPカスタムセンサーを使用して特定のデバイスを監視する場合は、これらのデバイスの監視オブジェクトに直接アクセスするために1つまたは複数の特定のOIDを提供する必要があります。ほとんどの場合、ハードウェアメーカーが提供するドキュメントでは個々のOIDは明示されていません。しかし、メーカーは必要なデバイス情報を含むMIBファイルを提供し、それぞれのOIDを取得できるようにしているはずです。
  • WebでMIBを確認する:デバイスの製造元に問い合わせるか、Where can I find MIB files for my device?を参照してください。

2a. MIBファイルをPRTGにインポートします

必要なMIBファイルを入手したら、Paessler MIB Importerを使用してPRTGにインポートできます。このツールは、MIBファイルをPRTGのMIBファイル形式である.oidlibファイルに変換します。これにより、PRTGはMIBファイルを最適に読み取ることができ、監視機能が強化されます。MIB Importer の使用方法については、How can I import my MIB files into PRTG?を参照してください。

2b. デバッグ:Paessler SNMP Tester を使用します

SNMP Testerを使用すると、ネットワーク内のデバイスに対して単純なSNMPリクエストを実行できます。 このテストプログラムは、PRTGに組み込まれているSNMPテクノロジーに基づいています。

SNMP Testerは

  • SNMPデバッグを可能にします。
  • SNMP Walkの実行: SNMP TesterのWalkオプションを使用して、OIDをチェックしたり、カスタムモニタリングオブジェクトにアクセスするために使用できるOIDを発見したりすることができます。

次の手順を実行します。

  1. Download SNMP Testerからダウンロードし、できればPRTGプローブ(ローカルまたはリモート)を実行しているコンピューター上で、すべてのファイルを解凍します。
  2. snmptest.exeを実行してSNMP Testerを起動します。
  3. Local IPでテスターを実行するサーバーのIPを選択するか、[Any]のままにします。また、ターゲットデバイスのSNMP設定に応じて、ポート、SNMPバージョン、コミュニティ文字列など、必要なSNMPパラメータを定義します。
  4. SNMP経由でターゲットデバイスにアクセスできるかどうかを確認します。
    1. [Select Request Type]セクションで、[Read Device Uptime]を選択します。
    2. [Run Test]セクションで、[Start]をクリックします。

  3.この最初のテストが成功した場合は、[Select Request Type]セクションで他のリクエストタイプを使用して、ターゲットシステムで使用可能なすべてのOIDを検出する準備ができています。

  1. [Select Request Type]セクションで、[Walk]を選択します。

  1.[Walk]フィールドに1.3.6と入力します。これは通常、OIDの始まりの部分です。

  2.[Start]をクリックします。

  1. しばらくすると、SNMP Testerはターゲットデバイスから提供されるSNMP情報の量に応じて、検出できるすべてのOIDを現在の値と値のタイプで一覧表示します。 値のタイプは、特定のOIDをリクエストするために追加するSNMPカスタムセンサーの種類を、正しく選択するのに重要になります。

3. PRTGでSNMPカスタムセンサーを設定します

必要なOIDを保存したら、それぞれのSNMPカスタムセンサーを設定します。

 1. デバイスツリーでデバイスに移動し、[センサーの追加]ダイアログを開きます。

 2. 必要な[SNMP カスタム]センサーを選択し、指示に従います。

 3. OIDを用意しておき、PRTGに入力できるようにしておきます。

Monitoring via SNMPもご確認ください。

: MIBやカスタムOIDの検索に時間を費やす前に、まず組み込みのSNMPライブラリを確認してください(上記1に記載の「デバイスがカバーされているかの確認」を参照)。

さらに


免責事項・使用限定事項

ジュピターテクノロジー株式会社(以下当社と略記します)が作成した本ドキュメントに関する免責事項および本ドキュメント使用に関する限定事項は以下の通りです。

本ドキュメントに関する免責事項

本ドキュメントは作成時点においてメーカーより提供された情報および当社での検証結果により作成されたものですが、当社は本ドキュメントの内容に関していかなる保証をするものではありません。万一、内容についての誤りおよび内容に基づいて被った損害が発生した場合でも一切責任を負いかねます。本ドキュメントの内容によりなされた判断による行為で発生したいかなる損害に対しても当社は責任を負いません。

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お問い合わせ

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住所:                               〒183-0023 東京都府中市宮町一丁目40番地 KDX府中ビル6F
URL:                                https://www.jtc-i.co.jp/
電話番号:                        042-358-1250

購入前のお問い合わせ先:              https://www.jtc-i.co.jp/contact/scontact.php
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