PRTG バージョン22系
2022/12/05更新:Version 22.4.81.1532
【中間バージョンアップのご案内】
PRTGバージョン「22.2.77」以降へバージョンアップする場合、中間バージョンへのバージョンアップが必要になります。中間バージョンは「22.1.75.1594」です。詳細はこちらをご参照ください。
2022-11-29 – Version 22.4.81.1532
修正:センサー
- FTPセンサー
FTPセンサーにおいて、一部のケースで「Start SSL negotiation command failed. (SSL/TLS not available)」というエラーメッセージを表示する問題を修正しました。この問題は、TLSのみのポートで接続を確立した場合に発生しました。 - HPE 3PAR Drive Enclosure
HPE 3PAR Drive Enclosureセンサーで、センサー作成時にエラーを表示する場合がある問題を修正しました。表示するエラーメッセージは「The queried field ‘FormFactor’ is empty.」でした。 - HTTP プッシュデータ
HTTP プッシュデータセンサーにおいて、「Failed to handle request」というメッセージでアクセス違反のエラーを表示する問題を修正しました。影響があったセンサーは、HTTP プッシュデータ、HTTP プッシュデータ(アドバンスト)、HTTP IoT プッシュデータ(アドバンスト)センサーです。この問題は、TLSによるHTTPS接続でポート5051を使用した場合に発生しました。 - MQTT Subscribe Custom
MQTT Subscribe Customセンサーで、「The received JSON data could not be parsed」というエラーメッセージの問題を修正しました。この問題は、追加文字が原因でJSON文字列を完全に解析できない場合に発生しました。 - Zoom Service Status
Zoom Service Statusセンサーのチャネルを正しく表示するようになりました。Zoomは最近リージョンを導入し、コンポーネントがリージョンと同じ名前のため、以前のバージョンではZoom Service Statusセンサーのチャネルが複数重複して表示されました。
Zoomグループとコンポーネントを監視するには、Zoom Service Statusセンサーを再度追加しなおす必要があります。また、このセンサータイプに関する詳細な情報が記載されたTo Doチケットが届きます。
修正:サーバー
- CPU使用率
PRTGバージョン22.4.80.1553で、拒否するリモートプローブに関連してPRTGコアサーバーのCPU使用率が高くなる問題を修正しました。コア & プローブのフィルター「拒否する IP アドレス」にリモートプローブのIPアドレスがある場合、切断されたPRTGコアサーバーへの接続の通信に問題があったため、CPU負荷の増加につながりました。 - PRTG Administration
Tool PRTG Administration Toolの「ログと情報」タブの「製造元にログを送信…」ボタンから、ログファイルをPaesslerに再び送信できるようになりました。 - セキュリティ
クロスサイトスクリプティング(XSS) 攻撃のリスクを回避するために、タグパラメーターに関するタグ処理システムの問題を修正しました。
注意:インストーラー
- セキュリティ
以下のバージョンとリリースチャネルのセキュアハッシュアルゴリズムを使用して、PRTGインストーラーの信頼性を検証できます。- Preview 22.4.81.1504
sha256_exe
28F05875EA31067881B2E04B3557F1BBC3D174D2064CCBA3E93BD4F1EC2E7839
sha256_zip
A82725C7C7BBA8E116F31030857BD3DE099FF5B7C40248E04A1DB425A617318E - Stable 22.4.81.1532
sha256_exe
0DD1952B8EE8A56F77FBA968366794BFA58ABEFC38151192D378EAF35607091F
sha256_zip
64F4918CE265ED58EC98996516D59AA97BB7BBC614AAD644E2F90C9DAB22F106
- Preview 22.4.81.1504
注意:センサー
- PRTG22.4.81で廃止されたセンサー
PRTGバージョン22.4.81で、以下のセンサータイプを廃止しました。Dropboxセンサー、Google Driveセンサー、Google Analyticsセンサー、Microsoft OneDriveセンサー。これらのセンサータイプは、PRTGバージョン22.3.78.1873で非推奨と発表しています。これらのセンサータイプを実行している場合、PRTGをバージョン22.4.81に更新するとダウンステータスになります。既存のセンサーを一時停止することはできますが、新たに追加することはできません。センサーの非推奨と廃止、後継センサーと代替センサーに関する詳細については、ナレッジベースの記事を参照してください。https://kb.paessler.com/en/topic/90680、https://kb.paessler.com/en/topic/89505
注意:PRTGバージョン22.3.78.1873でAmazon CloudWatchセンサーの非推奨とし、22.4.81で廃止することを発表しました。しかし、これらのセンサータイプはまだ利用率が高いため、廃止を延期しました。廃止について今後あらためてお知らせします。
ラボ:センサー
- HTTP v2
このPRTGバージョンでは実験的なHTTP v2(BETA)センサーを試すことができます。このセンサーは、REST Custom v2センサーと同様に、HTTPリクエスト(HEAD、GET、POST)を送信し、プレースホルダーを使用できます。 - Ping v2
このPRTGバージョンでは実験的なPing v2 (BETA)センサーを試すことができます。このセンサーは、1つまたは複数のPingリクエストを送信するかの基本的なPing設定を維持しながら、新しい設定「Inverted Error Status」が付属します。この新しい設定でEnableを選択すると、センサーはターゲットデバイスに到達可能な場合にダウンステータスを表示します。
注意:現在、この設定はセンサー作成時にのみ設定できます。ただし、センサー作成後はチャネル「reachable」のルックアップを変更することで「Inverted Error Status」を無効にできます。
Multi-Platform Probe:HTTP v2センサーとPing v2センサーの両方は、マルチプラットフォームプローブ(21.4.73.1656のリリースノートで、最初のアルファフェーズを開始したときに初めて言及)で動作します。詳細については、ナレッジベースの記事を参照してください:https://kb.paessler.com/en/topic/90140
ラボ:新UI
- センサー
センサー全般ページのセンサー情報では、オブジェクト情報読み込み中にプレースホルダーが表示されるようになりました。
センサーリストのFilter by keywords検索オプションの不具合を修正しました。 - チャネル
センサーのプライマリチャネルでは、センサーチャネルのカードにピンアイコンのインジケーターを表示するようになりました。
プライマリチャネルについて不明なエラーが発生する問題を修正しました。この問題は、センサーのプライマリチャネルがまだデータを受信していない時のみ発生しました。 - Webインターフェイス
インタラクティブな折れ線グラフですべてのチャネル、制限値を表示する、センサー用の新しいサブページを実装しました。事前定義されたオプション ( live、short、medium、long) からグラフの期間を選択できます。
センサーのグラフタブで利用可能な時系列のインターバルピッカーに時間範囲を追加しました。
センサー、デバイス、グループなどのオブジェクトを削除すると不明なエラーになる問題を修正しました。
センサー、デバイス、グループなどのオブジェクトを一時停止ステータスに移行する際、適切なメッセージを表示するようになりました。
ラボ:新API
- API
ルックアップ値を正しくフォーマットしていないセンサーチャネルに関する問題を修正しました。値をパーセンテージで表示するようになりました。この問題は、エンドポイント「/api/v2/experimental/timeseries/{id}/{type}」で発生しました。
実験的な設定のエンドポイント「/experimental/devices/ID/settings」と「/experimental/sensors/ID/settings」で新規作成したデバイスに対して、getリクエストを実行すると「404 not found」エラーが発生する問題を修正しました。
PRTGバージョン22.4.80.1553で初めて導入したGETエンドポイント「/api/v2/experimental/devices/{id}/settings」でデバイスの設定や構造の情報を取得することができるようになりました。 - PRTG application server
PRTG application serverの安定性とパフォーマンスを向上させました。
改善:その他
- PRTG全般
その他、様々な細かい修正と改善、ユーザーマニュアルの更新を行いました。 - 言語
ドイツ語、スペイン語の言語ファイルを更新しました。
2022-11-07 – Version 22.4.80.1553
改善 :セキュリティ
- インストーラー
以下のバージョンとリリース チャンネルでは、セキュアハッシュアルゴリズムを使用してPRTGインストーラーの信頼性を確認できます。
Stable 22.4.80.1553
・sha256_exe
D02BE6A5A28ACE2C0EDF905BAFBC54542F5EF067206CE2FBF92E1472E4D6E338
・sha256_zip
A2DE8530143F750AEE1429CFF71D408CC9155E01E9E4E6667D9C77F081A6DEC1
Preview 22.3.80.1498
・sha256_exe
12092FA3FC6DEDE54B246CFC9C445328862B21E04A3A63B1D79888AC71A37911
・sha256_zip
D985BCFD406B498C0D35FB0F2172738A34CCD6C63F5679AF015B85668D201F50
今後のバージョンでもリリースノートに記載する予定です。これらのハッシュ値は、PRTGインストーラーの整合性と信頼できるソースからのものであることを確認します。
改善:センサー
- Microsoft 365 Service Status Advanced
Microsoft 365 Service Status AdvancedセンサーからのGraph APIで問題のフィルタリング処理を改善しました。
修正:センサー
- Redfish Power Supply
Redfish Power Supplyセンサーは、NULL値を正しく処理し、想定通りに動作するようになりました。場合によっては、Result of Sensor Logに以下のエラーメッセージが表示され、センサーはダウンしました。「The queried field Status.Health has an unknown value: The following reverse lookup value is invalid: . Valid reverse lookup values are: Critical, OK, Offline, Warning.」 - Veeam Backup Job Status
Veeam Backup Job Statusセンサーで、Veeam Enterprise Managerへのログインに失敗し、「Enterprise Manager Login failed: 401: Unauthorized due to a missing slash sign in the /api/sessionMngr/? API call.」というメッセージが表示される問題を修正しました。
変更:センサー
- Cloud HTTP、Cloud Pingセンサー
PRTG 22.3.78.1873のTo Doチケットで案内した通り、Cloud HTTPセンサーとCloud Pingセンサーは、PRTGバージョン22.3.80で廃止されました。Cloud HTTPセンサーとCloud Pingセンサーはセンサー履歴保持のために自動的に一時停止されます。PRTGバージョン22.4.80にアップデートすると、後継バージョンのCloud HTTP v2とCloud Ping v2に置き換わります。クラウドセンサーの移行については、ナレッジベースの記事もご覧ください: https://kb.paessler.com/en/topic/91091
ラボ:センサー
- NetApp System Health v2
NetApp System Health v2 (ベータ)センサーにおいて、一部のケースでエラーメッセージ「The following reverse lookup value is invalid: multi_path_ha」が表示される問題を修正しました。この問題は、関連するルックアップファイルのステータスが欠落していたために発生しました。 - NetApp v2センサー
NetApp LIF v2(BETA)センサーで、Throughput Read、Throughput Total、Throughput Writeの各チャネルがカウンターチャネルとして設定される問題を修正しました。NetApp NIC v2(BETA)センサーで、Link Down Count、Receive Errors、Transmit Errorsのチャネルで制限値を設定できるようになりました。
このバージョンでは、PRTG 22.3.79.2108でリリース済みの実験的なNetApp SnapMirror v2(BETA)センサーに加え、実験的なNetApp SnapMirror v2(BETA)センサーが追加されました。このセンサーはONTAP 9.6の新しいONTAP REST APIをサポートしています。 - Port v2 (ベータ)
ポートセンサーとポート範囲センサーの機能を統合した実験的なPort v2(BETA)センサーを試すことができます。このセンサーには、Maximum Connect Time、Open Ports、Closed Ports、Errorsのチャネルを搭載しており、オープンポートまたはクローズポートに関して設定に応じたアラートを送信します。
注意:センサーは各ポートのスキャンを実行するため、センサー設定のPort Listで大きなポート範囲を使用する場合は原因不明ステータスのままになる可能性があります。この状態を避けるには、センサーのスキャン間隔を長くしてください。
ラボ:新UI
- センサー
チャネル詳細ダイアログのドロップダウンメニューで、チャネルを切り替えられるようになりました。
センサービューにチャネルカードが表示されるオーバービュータブを追加しました。
ラボ:新API
- API
実験的なセクションに、デバイス設定のためのGETエンドポイント/api/v2/experimental/devices/{id}/settingsが追加されました。このエンドポイントはまだ開発中で、すべての機能が含まれているわけではありません。
デバイスとセンサーが追加済みグループのクローンで、センサーチャネルの正しいパスが表示されない問題を修正しました。
experimental/timeseries/{id}/live エンドポイントで、事前計算されたデータのグラフにギャップが誤って表示される場合がある問題を修正しました。
エンドポイント/experimental/timeseries/{id}/{type} で、カンマで区切られたIDを検索できないチャネルIDフィルターの問題を修正しました。 - APIキー
PRTG Webインターフェイスの設定メニュー「APIキー」タブにある「マイアカウント」で生成できるAPIキーを、新APIで使用できるようになりました。APIキーを使用すると、スクリプトや統合にログイン認証情報を実装しなくても、新APIで自分自身を認証することができます。APIキーは、SwaggerセッションごとにSwagger UIのエンドポイントに一度だけ使用することもでき、その後各リクエストで自動的に送信されます。 - ドキュメント
ドキュメントを改善しました。 - PRTG application server
アプリケーションサーバーは、ウェブサーバーを作成できない場合のエラーを正しく処理するようになりました。
注意:センサー
- PRTG 22.x.81で廃止されたセンサー
このバージョンでは、Google ドライブセンサー、Microsoft OneDriveセンサー、Dropboxセンサー、Google Analyticsセンサーの廃止について再度お知らせします。 お知らせのためのTo Do チケットが送られます。これらのセンサータイプを引き続き実行することはできますが、追加することはできなくなります。
PRTG 22.3.78.1873で上記のセンサータイプ、およびAmazon CloudWatchセンサー、Cloud HTTPセンサー、Cloud Pingセンサーの廃止を既に発表しています。2022年第4四半期にリリース予定のPRTGバージョン22.x.81で、これらのセンサータイプはすべて廃止され、動作しなくなります。
センサーの廃止と中止に関する詳細については、ナレッジベースの記事を参照してください: https://kb.paessler.com/en/topic/90680
注意:既知の不具合
- Microsoft 365 Mailboxセンサー
Microsoft 365 Mailboxセンサーでは、現在、フィルターオプションFilter by ‘subject’のContains allまたはContains anyで特殊文字(非ASCII文字)、たとえば「é」などのアクセントのある言葉を使用すると、メールを照合できません。この問題は、URLエンコーディングが正しく動作しないライブラリにあります。回避策として、URLエンコードさせたい箇所を手動でURLエンコードすることができます。この問題は、今後のPRTGのバージョンで修正される予定です。 - PRTG Administration Tool
現在、PRTG Administration Toolの[製造元にログを送信]タブからログファイルを送信することができません。ログファイルを送信すると、「Error connecting with SSL」というメッセージが表示され、エラーになります。回避策として、PRTGのWebインターフェイスの設定メニューにある「サポートに問い合わせる」オプションを使用してください。この問題は、今後のPRTGのバージョンで修正される予定です。 - セキュリティ
PRTG は現在、重大度の低い CSS 脆弱性 (CVE-2022-35739) の影響を受けています。詳細については、ナレッジ ベースの記事を参照してください: https://kb.paessler.com/en/topic/91149 - Zoom Service Statusセンサー
Zoom Service Statusセンサーのリージョンに属する一部のズームコンポーネントが、チャネルとして複数回表示されるようになりました。リージョンは最近Zoomによって導入されたもので、コンポーネントはリージョンと同じ命名規則を持っています。Zoom Service Statusセンサーは、コンポーネントにZoomの構造を使用するようにまだアップデートされていません。現在、この問題の修正に取り組んでいます。
注意:アップデートの注意
- キャッシュの再計算
このPRTGバージョンにアップデートすると、PRTGサーバー起動時にすぐにキャッシュの再計算が行われます。キャッシュの再計算中もPRTGは使用可能ですが、CPUやメモリなどのハードウェアリソースをより多く消費することになります。監視設定によっては、この処理中にPRTGのパフォーマンスに悪影響が出る可能性があります。PRTGアップデートのための時間を確保することをお勧めします。 - ツリーバージョンアップデート
このバージョンの設定ファイルは、以前のPRTGバージョンと下位互換性がありません。
改善:その他
- PRTG全般
その他、様々な細かい修正と改善、ユーザーマニュアルの更新を行いました。 - 言語
すべての言語ファイルの更新と改善を行いました。
2022-09-14 – Version 22.3.79.2108
新規:センサー
- FortiGate System Statisticsセンサー
新しいFortiGate System Statisticsセンサーは、Representational State Transfer(REST)application programming interface(API)を介してFortinet FortiGateファイアウォールのシステムヘルスを監視します。このセンサータイプは、PRTGバージョン21.4.73.1656で実験的なセンサーとしてリリースされていました。
- Microsoft 365 Mailboxセンサー
Microsoft 365 Mailboxセンサーは、Microsoft 365のメールボックスを監視します。このセンサータイプは、PRTGバージョン22.3.78.1873で実験的センサーとして導入され、その後いくつかの改善が実施されました。
Microsoft 365 Mailbox設定のフィルターオプションはメール内のさまざまな単語をフィルターするために「Contains All」と「Contains Any」に分かれました。なお、既に作成されているセンサーで、フィルターオプションが「Contains」だったものは、本バージョンにアップデートすると「Contains All」になります。
Microsoft 365 Mailboxセンサーを追加する際に、メールボックス内のさまざまなフォルダーを選択して監視できるようになりました。
Microsoft 365 Mailboxセンサーを追加した際に表示された「Microsoft OAuth 2.0 Specific」の空のフィールドを削除しました。センサーが追加されると、センサー設定のMicrosoft OAuth 2.0 Specific」のフィールドに次の情報が表示されました。「The OAuth 2.0 authorization renew feature is currently under development. If you change OAuth 2.0 settings in Microsoft Azure that require a reauthorization, you must add the sensor anew.」
Microsoft 365 Mailboxセンサーの作成時に、「Shared Mailbox User」ダイアログが表示され、別のユーザーからメールボックス アカウントを追加することが可能です。
新規:サーバー
- API
PRTGバージョン22.3.79 では、PRTGユーザー対してAPIキーを作成、管理できます。このAPIキーはPRTGのHTTP APIを使用する際に、ユーザー名とパスワード(またはパスハッシュ)の代わりにAPIコールのパラメーターとして使用できます。API Keyを使用する構文は次のようになります:「&apitoken=myapitoken」。新しい「API Key」タブは、設定の「アカウント設定」および「システム管理|ユーザーアカウント」の設定ページにあります。
改善:センサー
- Modbusセンサー
Modbus TCP Custom、Modbus RTU Customセンサーの設定「Modbus Channel Specific」でModbus値を最大10個まで追加してメトリックを監視できるようになりました。 - NetFlowセンサー
NetFlow v5、NetFlow v9、およびそれらのカスタムセンサーは、IPv6アドレスでUDPパケットをリッスンできるようになりました。 - センサーセキュリティ
Exchange PowerShell、Citrix、EXEセンサータイプのパスワード送信方法を改善し、より安全性を高めました。以前は平文で送信されていましたが、現在は暗号化され、Windowsイベントログやタスクマネージャーでパスワードが確認できないようになりました。改善されたセンサータイプは以下の通りです。
Exchange バックアップ(PowerShell)
Exchange データベース(PowerShell)
Exchange データベース DAG(PowerShell)
Exchange Mail キュー(PowerShell)
Exchange Mailbox(PowerShell)
Exchange パブリックフォルダー(PowerShell)
Citrix XenServer ホスト
Citrix XenServer 仮想マシン
Hyper-V クラスター共有ボリュームディスク空き容量
RADIUS V2SIP オプション Ping
HTTP アドバンスト
HTTP トランザクション - スクリプトセンサー
スクリプトセンサーのプレースホルダー用の新しいセクション「Credentials for Script Sensors」を追加しました。資格情報をパラメーターとして入力することができ、マスクされて表示されます。次のセンサーは、新しいプレースホルダー「 %scriptplaceholder1」 から「 %scriptplaceholder5」 までをサポートしています:
EXE/スクリプト、EXE/スクリプト(アドバンスト)、SSH スクリプト、SSH スクリプト(詳細)、Python スクリプト(上級)センサー。
新しいプレースホルダーは、コマンドラインパラメーターのパラメーターフィールドで使用することができます。
改善:セキュリティ
- サーバー
OpenSSLライブラリをバージョン1.0.2zeに更新し、CVE-2022-1292の脆弱性を修正しました。c_rehashスクリプトは、コマンドインジェクションを防ぐためにシェルのメタキャラクタを適切にサニタイズしておらず、攻撃者が任意のコマンドをそのスクリプトの権限で動作させる可能性がありました。
変更:センサー
- EXE/スクリプトセンサー
PRTGバージョン22.3.79より、DLLファイルをセンサーとして使用することができなくなりました。EXE/スクリプト、EXE/スクリプト(アドバンスト)センサーのセンサー設定「EXE/スクリプト」からこの機能を削除しました。
修正:センサー
- AWS Costセンサー
AWS Costセンサーは、指定された予測チャネルで予測値を再度正しく計算するようになりました。 - コアの正常性(自律)
コアの正常性(自律)センサーの安定性を改善しました。特定の状況下で、センサーはスキャンごとにcore.logファイルにエラーメッセージを書き込んでいました。
コアの正常性(自律)センサーとアプリケーションサーバーの正常性(自律)センサーは、新しいUIとAPIを無効化しても、原因不明ステータスのではなく正しいステータスを表示するようになりました。 - FTPセンサー
FTPセンサーで「OK(530 – Login incorrect.)」のエラーメッセージが表示されているにも関わらず、センサーが動作しない場合がある問題を修正しました。パスワードが間違っているためにFTPサーバーにログオンできない場合でも、FTPセンサーを再び使用できるようになりました。エラーメッセージは認証情報が間違っていることを示し、センサーはアップステータスのままです。 - HTTPセンサー
HTTP センサーのSNI継承の問題を修正しました。以前のバージョンでは、親デバイスがホストとしてIPアドレスを持ち、センサーで「親デバイスから SNI を引き継ぐ」に設定されている場合、HTTPセンサーはダウンステータスを表示しました。この場合のエラーメッセージは、「Error connecting with SSL」などでした。
HTTP センサーと特定のWebサーバーとの互換性を改善しました。HTTPセンサーは、コンテンツタイプapplication/x-www-form-urlencodedをPOSTリクエストの場合のみapplication/x-www-form-urlencodedを設定するようにしました。GETリクエストで使用するとダウンステータスになるケースがあったためです。 - HTTP トランザクション
HTTP トランザクションセンサーで、センサーがスキャンごとに新しいResult of Sensorログファイルを作成し、ある時点でWindowsの文字数制限を超えるため、HTTPリクエストが動作しなくなる問題を修正しました。センサーは始めのログファイルを再び使用するようになりました。 - Microsoft Azure Virtual Machine
Microsoft Azure Virtual Machineセンサーで、Azure環境の既存のすべての仮想マシンがリストに表示されるようになりました。リストには利用可能な仮想マシンがさらにある場合でも、50台の仮想マシンしか表示されませんでした。 - NetApp LUN
NetApp LUNセンサーで、特定のケースでLUNデータが見つからないためにメッセージエラーが表示され、センサーが動作しなくなる問題を修正しました。 - SSL 証明書
SSL証明書センサーは、クライアント認証を必要とするエンドポイントを監視する場合にも動作するようになりました。以前のバージョンでは、このような場合、センサーはエラーメッセージ「Error getting certificate information: Not Connected」でダウンステータスを表示していました。 - センサー作成
PRTGは、ターゲットURLが無効であったりターゲットデバイスが応答しない場合、利用可能な監視項目のスキャンを中断し、センサーの追加ダイアログに適切なエラーメッセージを表示するようになりました。以前のバージョンではそのような場合に、センサーを追加する際のメタスキャンが終了せず、ダイアログウィンドウがスタックしていました。
修正:サーバー
- ログイン
失敗したログイン試行は、WebServer.logに再び記録されるようになりました。以前のバージョンのPRTGでは、過負荷保護が有効である理由を把握するために、ログインに失敗した試行がリストされなくなりました。過負荷保護の詳細については、ナレッジベースの記事を参照してください: https://kb.paessler.com/en/topic/25523 - メモリ使用量
PRTGサーバーのいくつかの小さなメモリーリークを修正しました。 - セキュリティ
Core Activation Log のSSLパスワードが読み取り可能な形式で表示されていた問題を修正し、再びマスクされるようになりました。この問題は、デバッグレベルのログでのみ発生しました。 - 起動
PRTGサーバーの再起動とアップデートの根本的なプロセスを改善しました。以前のバージョンでは、CSRFトークンのチェックがサーバーの起動を妨害する可能性がありました。
修正:Web GUI
- サポートに問い合わせる
PRTGの「ヘルプとサポートセンター」と「ライセンスキーを変更する」ページにある「サポートに問い合わせる」オプションの古いリンクを、ヘルプデスクポータルにリダイレクトする新しいリンクに変更しました。※JTC注釈:この更新はメーカーサポートサイトへのリンクです。弊社保守契約をお持ちのお客様は、引き続き弊社カスタマーポータルから日本語サポートを受け付けております。
ラボ:センサー
- Cisco Merakセンサー
実験的なセンサータイプであるCisco Meraki License BETAとCisco Meraki Network Health BETAは、Merakiセンサーがどの組織を参照しているかを容易に認識できるように、インスタンス名に組織名を含むようになりました。 - FortiGate VPN Overviewセンサー
FortiGate VPN Overviewセンサーで、親リンクのダイヤルアップエントリーがリンクされていないために、トンネルがアップしていてもダウンと表示される問題を修正しました。 - NetApp v2センサー
ONTAP 9.6の新しいONTAP REST APIをサポートする実験的なセンサーとして、NetApp Aggregate v2(BETA)、NetApp LIF v2(BETA)、NetApp NIC v2(BETA)、NetApp Physical Disk v2(BETA)、NetApp I/O v2(BETA)、NetApp LUN v2(BETA)センサーを試すことができます。ONTAP 9.6と同様に、REST APIに基づく新しいNetAppセンサーを導入します。NetAppは、ONTAPベースのストレージシステムに新しいRESTful APIを提供します。
注:NetApp System Health v2センサーで導入した2つの追加チャネル、Battery StateとStorage Configurationを見るには、ONTAP REST APIバージョン9.11以降が必要です。また、NetApp I/O v2センサーを作成するには、ONTAP REST APIバージョン9.11 以降が必要です。
ラボ:新UI
- 操作
新しいPRTG Webインターフェイスのすべてのページで、戻るボタンが正常に機能するようになりました。
Device OverviewでShow all sensors viewが選択されている場合、センサーを開き、戻るボタンを使用してDevice Overviewに戻ると、そのビューが保持されるようになりました。
object information cardで水平方向と垂直方向にスクロールすることができるようになりました。 - エラー
いくつかのエラーメッセージを更新しました。これらのメッセージには、対応するオブジェクトに関するより詳細な情報と、失敗したオブジェクトのアクションに関する詳細が含まれるようになりました。 - センサー
確認メッセージと、センサーがDown (Acknowledged) ステータスに留まる期間を更新できるようになりました。 - Webインターフェイス
パンくずリストが動的になり、一定の長さを超えると切り捨てられるようになりました。
デバイスリスト内のアイテムが期待どおりにソートされるようになりました。
デバイスツリーのURLは、ユーザーが特定のデバイスツリーのビューを共有できるように、デバイスツリーのフィルターステータスを反映するようになりました。 - Webインターフェイス
小さい画面でのフィルターバーのボタンの視認性を改善しました。
Reset filterボタンのアイコンを改良し、機能を明確にしました。
新しいPRTG Webインターフェイスでは、PRTGアプリケーションサーバーが利用できない場合、正しいエラーページを表示するようになりました。
Overview、Device List、Sensor Listタブが横向きになりました。
オブジェクトに関するすべての詳細をObject Informationページで確認できるようになりました。
オブジェクトヘッダーのレイアウトを更新し、改善しました。
任意のセンサーを右クリックして、「Show Channel Details」を選択すると、現在の測定値、制限値、最小および最大測定値、ライフタイム平均、または選択したセンサーのプライマリチャネルのルックアップ定義とステータスを表示できるようになりました。また、センサーのOverviewタブで任意のチャネルをクリックして、チャネルの詳細を開くことができます。
ラボ:新API
- ドキュメント
ドキュメントを改善しました。 - PRTG application server
settings/public エンドポイントから返される結果に、グラフ設定データが含まれるようになりました。
ExecutionTimeoutInSecond に -1 を指定すると内部エラーが発生するバグを修正しました。
sensors/{id}/settings エンドポイントを sensors セクションから experimental セクションに移動しました。新しいURLパスは /experimental /sensors/{id}/settings になりました。
PRTGアプリケーションサーバーのセキュリティを向上させました。
改善:その他
- 言語
ドイツ語、スペイン語のファイルを更新しました。 - PRTG全般
その他、様々な細かい修正と改善、ユーザーマニュアルの更新を行いました。
2022-08-09 – Version 22.3.78.1873
新規:センサー
- AWS RDS v2センサー
AWS RDS v2センサーは、AWS API経由でRDSデータベースインスタンスのパフォーマンスを監視する、Amazon CloudWatch RDSセンサーの後継となる予定のセンサーです。このセンサーは、PRTG 21.3.71.1416で実験的なセンサーとしてリリースされました。
改善:センサー
- IMAP、POP3 ラウンドトリップセンサー
センサー設定「接続性」のトランスポートレベルセキュリティーのデフォルト設定を更新しました。IMAPセンサーとSMTP&IMAP ラウンドトリップセンサーの新しいデフォルトポートはポート993、POP3センサーとSMTP&POP3 ラウンドトリップセンサーのデフォルトポートは995になりました。これらのセンサーは設定「接続性」で「トランスポートレベルセキュリティーを強制的に使用する」をデフォルトとして使用するようになりました。
修正:センサー
- AWS EC2 v2センサー
リージョン内の一部のサービスにアクセスできない場合でも、AWS EC2 v2センサーを追加できます。まれに、センサーがエラーメッセージ「You are not authorized to perform this operation」を表示して失敗することがありました。 - Cloud v2センサー
・Cloud HTTP v2センサーとCloud Ping v2センサーで、「The queried field “response_time” is empty」 というメッセージでエラーになる問題を修正しました。
・Cloud HTTP v2センサーは、親デバイスで指定された「HTTP センサーのプロキシ設定」を継承するようになりました。 - FTPセンサー
前回のPRTGバージョン22.2.77.2204にアップデートした後、特定の構成でFTPセンサーが失敗する問題を修正しました。この問題はセンサーが認証ステップ中に接続を試みたために発生し、エラーメッセージ「Start SSL negotiation command failed. (SSL/TLS not available) “が表示されました。 - HTTP アドバンストセンサー
HTTPおよびHTTP アドバンストセンサーは、プロキシサーバーが「HTTP センサーのプロキシ設定」で資格情報を必要とする場合に適切なエラーメッセージを表示するようになりました。 - HTTP Apacheセンサー
HTTP Apacheセンサーが大量のメモリを消費し、PRTGプローブシステムでメモリリークが発生する問題を修正しました。 - Redfish System Healthセンサー
対応するコントローラーのドライブが報告しない場合、Redfish System Healthセンサーに適切なエラーメッセージが表示されるようになりました。 以前は、センサーはリクエストが失敗したことを報告するだけでした。 - SSHセンサー
古いSSHシステムへの対応強化のために、SSHセンサーの暗号化アルゴリズムのリストを拡張しました。SFTP(Secure File Transfer Protocol)などの影響を受けるセンサーは、例えばWindows用のSSHサーバーが安全なアルゴリズムをサポートしていない場合にエラーが発生しました。SSHセンサーは正常に動作するようになりました。サポートするSSHアルゴリズムの一覧はKBを参照してください。<https://kb.paessler.com/en/topic/90689> - SNMP Fujitsu システム正常性 v2センサー
特定のケースで、SNMP Fujitsu システム正常性 v2センサーがデバイステンプレートを介した自動検出で作成されないことがありました。自動検出を使用したセンサー追加は期待どおりに動作するようになりました。 - WMI バイタルシステムデータセンサー
WMI バイタルシステムデータセンサーを期待通りに追加できます。センサーはチャンネルのBytes ReceivedとBytes Sentを正しく報告するようになりました。以前はこれらの値が反転していました。新しく作成されたセンサーのみがこの影響を受けていました。
修正:サーバー
- API
クラスタースステムのリモートプローブ上で、両ノードに結果を報告するセンサーの警報確認がマスターノードに同期されないことが稀にありました。この問題はAPIコール「/api/acknowledgealarm.htm 」で発生しました。クラスターシステム内のリモートプローブ上のダウンセンサーにこのAPIコールを使用しても、警報確認がマスターノードに同期されるようになりました。 - 安定性
自動検出の実行中にPRTGのオブジェクトを削除すると、Core.logにアクセス違反が発生する問題を修正しました。 - パスワード
CoreWebServer.logに、読み取り可能なパスワードやパスハッシュが含まれる問題を修正しました。この問題は、パスワードやパスハッシュを使用したログインに失敗した場合にのみ発生しました。
変更:センサー
- Common SaaSセンサー
Common SaaSセンサーは、今後のPRTGで廃止されるため、自動検出から削除しました。センサーは、初期および手動の自動検出中に作成されなくなりました。 - Python スクリプト(上級)
PRTGバージョン22.2.77.2204では、pip.exe install (Pythonパッケージをインストールするため) との互換性が失われました。今回のPRTGリリースでは、予期せぬエラーを防ぐためにこのコマンドのサポートを削除しました。 Python スクリプト(上級)で使用するためのPythonパッケージをインストールする唯一の方法は、「python.exe -m pip install」です。Pythonのインストールに関する詳細についてはKBを参照してください。<https://kb.paessler.com/en/topic/90686>
変更:ツリーバージョン
- ツリーバージョン更新
このバージョンの設定ファイルは、以前のPRTGバージョンと下位互換性がありません。
ラボ:センサー
- FortiGate VPN Overviewセンサー
FortiGate APIから受信するデータに関する、実験的なFortiGate VPN Overviewセンサーを改良しました。 - Microsoft 365 Mailboxセンサー
ベーシック認証の廃止に先だって作成した、実験的なMicrosoft 365 Mailboxセンサーをお試しください。Microsoft 365 Mailboxセンサーの認証オプションはOAuth2がベースになっています。Microsoftは10月からベーシック認証を廃止し、それに伴いラウンドトリップセンサーを含むIMAPとPOP3センサーは動作しなくなります。実験的なMicrosoft 365 Mailboxセンサーへの早期フィードバックをお待ちしています。<roadmap@paessler.com> - NetApp
NetApp System Health v2センサーとNetApp Volume v2センサー用の設定Credentials for NetAppで以前はマスクされていた「User Name」が表示されるようにしました。この変更により、これらのNetAppベータセンサーを一時停止、再開、再スキャンして、再び動作するようにする必要があります。
ラボ:新UI
- コントロール
新しいPRTG Webインターフェイスの下部にある更新タイマーは、再びタブインデックスの一部となり、キーボード操作でフォーカスできるようになりました。 - デバイスツリー
デバイスツリーにサイズ変更可能な新しい分割画面モードを追加しました。 - デバイスリスト
プローブ名またはロケーションによるアイテムのソートは、空のフィールドを再び考慮するようになりました。 - センサー
・入力されたメッセージが最大メッセージ長を超える場合、オブジェクトが一時停止されず、警報確認されないという問題を修正しました。
・一時停止メッセージフィールドと警報確認メッセージフィールドに、1,500文字の制限を超えるメッセージを許可しないバリデーションを追加しました。
・期待どおりに多数のセンサーを一時停止できるようになりました。 - Webインターフェイス
・小さい画面でのフィルターバーのボタンの視認性を改善しました。
・「Reset filter」ボタンのアイコンを改良し、機能を明確にしました。
・PRTGアプリケーションサーバーが利用できない場合、新しいPRTG Webインターフェイスは正しいエラーページを表示するようになりました。
・Overview、Device List、Sensor Listのタブが水平方向に表示されるようになりました。
・オブジェクトに関するすべての詳細を「Object Information」ページで確認できるようになりました。
・オブジェクトヘッダーのレイアウトを更新し、改善しました。
・任意のセンサーを右クリックして、「Show Channel Details」を選択すると、現在の測定値、制限値、最小および最大測定値、ライフタイム平均、または選択したセンサーのプライマリチャネルのルックアップ定義とステータスを表示できるようになりました。また、センサーのOverviewタブで任意のチャネルをクリックして、チャネルの詳細を開くことができます。
ラボ:新API
- ドキュメント
ドキュメントを改善しました。 - PRTG アプリケーションサーバー
・リクエスト期間が最大期間を超えた場合、PRTG アプリケーションサーバーは正しいエラーレスポンスを返すようになりました。
・保留中のリクエストがPRTG アプリケーションサーバーの停止を妨げなくなりました。 - Swagger UI
Swagger UI を最新の安定版に更新し、XSS の潜在的な脆弱性を解消しました。
改善:その他
- PRTG全般
その他、様々な細かい修正と改善、ドイツ語とスペイン語ファイルの更新、ユーザーマニュアルの更新を行いました。
注意:センサー
- PRTG 22.x.81で廃止されるセンサー
以下のセンサータイプの廃止をお知らせします。To Doチケットが届きます。:Amazon CloudWatch、Dropbox、Google Analytics、Microsoft OneDrive、クラウド HTTP、クラウド Ping。これらのセンサータイプは、2022年第4四半期にリリースを予定しているPRTGバージョン22.x.81で廃止する予定です。これらのセンサーは22.x.81以降もしばらくのバージョンで動作しますが、新規追加はできなくなります。センサーの非推奨および廃止に関する一般的な情報についてはKBを参照してください。<https://kb.paessler.com/en/topic/90680> - GitLab ビルドステータスセンサー
このバージョンではすでに非推奨となっているGitLab ビルドステータスセンサーを廃止しました。このセンサーはPRTG 21.1.65.1767で非推奨となり、データを提供しなくなりました。このセンサーを実行していると、詳しい説明が記載された通知が届きます。
注意:既知の不具合
- Microsoft 365 Service Statusセンサー
Microsoft 365 Service Statusセンサーおよび Microsoft 365 Service Status AdvancedセンサーはこのPRTGバージョンにアップデートすると「エラーが発生しました。この問題を解決するには、センサーの一時停止と再開を試みるか、設定を確認してください。 (code: PE270)」というメッセージでエラーが発生します。これらのセンサータイプを再び動作させるには、一時停止と再開を行う必要があります。
注意:PRTG HOSTED MONITOR
- マップ背景、デバイステンプレート
追加したマップ背景とデバイステンプレートは、Paessler PRTG hosted monitorで再び利用できるようになりました。
2022-06-22 – Version 22.2.77.2204
2022/08/08 「新規:ITOps Board 3.5」追記
新規:ITOps Board 3.5
- Elasticsearchアップグレード
ITOps BoardはElasticsearch 7.17.0を使用するように更新しました。 - 新SLA Report
このリリースでは、複数のビジネスサービスにわたる新しいSLAアベイラビリティ統計のPDFレポートを導入しています。このレポートでは、週単位または月単位でSLA統計を表示でき、次の情報が含まれています。集約レポート、結合SLA統計、個別SLA統計。 - ボードの機能強化
ボードページが強化され、読み込み時間改善、追加ページビューとフィルタリングオプションが提供されました。ページに表示するボードの最大数を選択できるようになりました。表示するボード数を減らすことで、ページのロード時間を短縮できます。フィルターパネルには、以下のページビューとフィルタリングオプションが含まれています。Display Top、Visualize by、Sort by、Display Board States、Health Rollup Types、Exclude Child Boards、Display Boards with。
改善:セキュリティ
- マップ
マップの画像アップロードにバリデーションを追加し、任意のコンテンツを含むファイルをアップロードする際の潜在的なリスクを最小化しました。
改善:インストーラー
- コマンドラインパラメーター
初回インストール時にPRTGのデータパスとSNMPコミュニティ文字列をコマンドライン経由で変更するためのパラメーター「/datadir」と「/snmpCommunityStrg」を追加しました。
変更:センサー
- Python スクリプト(上級)
・PRTGバージョン22.2.77では、新しいPythonディストリビューションを提供しています。Pythonディストリビューション3.9.12には、CVE-2021-3177などのセキュリティパッチやその他いくつかの改善が含まれています。また、Pythonヘルパーライブラリの名前を「prtg」から「paesslerag_prtg_sensor_api」に変更しました。
・PRTGバージョン22.x.77をインストールすると、PRTGはPythonのアップデートについて通知するチケットを作成します。使用中のカスタムPythonスクリプトがPythonバージョン3.9.12と互換性があることを確認してください。Python スクリプト(上級)センサーを使用している場合のみ、この点を考慮する必要があります。詳細はKBをご参照ください。https://kb.paessler.com/en/topic/90484
修正:センサー
- 自動検出
自動検出の際にいくつかの新しいセンサータイプで発生する問題を修正しました。スケジュールした自動検出の追加スキャンでセンサーが追加できませんでした。ただし、最初のスキャンでは追加できました。Veeam Backup Job Status Advancedセンサーなどがこの事象に該当しました。 - チャネル
これまで帯域幅の測定値を「バイト」のみで表示していた新しいセンサータイプは、チャネルの単位設定「バイト(帯域)」を考慮するようになりました。Amazon CloudWatch、WMI Logical Disk v2、WMI Physical Disk v2などのセンサータイプで修正しました。またAWS EBS v2やAWS RDS v2、EXE/Script Advancedセンサーのようなカスタムセンサータイプでチャネルの単位設定を反映するようになりました。 - Microsoft Azure SQL Database
Microsoft Azure SQL Databaseセンサーは、名前の文字列にウムラウトを含むデータベースを監視できるようになりました。 - Modbusセンサー
Modbus RTU CustomとModbus TCP Customセンサーの接続安定性を改善しました。特定のケースで、Modbusセンサーが警告とアップステータスを切り替えて不明なエラーを表示しました。 - Redfishセンサー
Redfish System HealthセンサーとRedfish Virtual Disk (ベータ)センサーのオプションフィールドの処理を改善し、不必要な警告ステータスを回避しました。該当する場合、センサーは「Error: The queried field Status.State is empty」というメッセージで警告ステータスになっていました。 - SNMPセンサー
SNMP トラフィック、またはほかのSNMPセンサー追加時、ごくまれにタイムアウトが発生する問題を修正しました。センサーは正常に追加できませんでした。この問題は特定のCisco、Arista、Fortinetなどのデバイスで発生しました。 - SSL セキュリティーチェック
SSLセキュリティチェックセンサーは、TLS1.1が受け入れられた場合に「Weak Protocols Available」というメッセージを正しく表示するようになりました。 - VMware ホストパフォーマンス(SOAP)
VMware ホストパフォーマンス(SOAP)センサーは、Powerチャネルの単位を「watt」で表示するようになりました。以前はハッシュタグ「#」 を表示していました。
修正:サーバー
- 設定
まれに、ルックアップファイルが見つからないためにPRTGの通知配信が機能しなくなるという通知の問題を修正しました。 - 通知
ToDoチケットを作成するルックアップが利用できないために、通知が機能しなくなる問題を修正しました。 - レポート
シングルサインオンでログインしているときにPDFレポートを作成できるようになりました。以前はサポートされていませんでした。
ラボ:センサー
- Cisco Meraki Network Health
Cisco Meraki Network Health (ベータ)センサーの追加プロセスを強化しました。 - PowerShell セキュリティーの向上
実験的な機能「PowerShell セキュリティーの向上」によって、EXE/スクリプトセンサーが実行するスクリプトの値として「0」を返す場合があることを改善しました。この場合、機能を有効にするとPowerShellのカスタムEXE/スクリプトセンサーが動作しなくなりました。 - REST Custom v2
・REST Custom v2 (ベータ)センサーはリクエストURLで配列をサポートするようになりました。以前はセンサーが配列を短縮したため、目的の値を返しませんでした。
・REST Custom v2センサーの設定「POST Body」でプレースホルダーが正しく機能するようになりました。以前は、センサーの最初のスキャン後はプレースホルダーの解決が機能しませんでした。
ラボ:新規 UI
- Web インターフェイス
・デバイスの全般を新規に追加し、改訂しました。
・デバイスの全般のビジュアルを改善しました。
・ルックアップバーの見直し、新しいスタイルの追加、動作を更新しました。
・デバイスの全般にチャネルの制限値を表示するゲージを追加しました。
・デバイスのリストビューの機能を改善しました。 - デバイスツリー
デバイスツリーを折りたたんだり展開したりできるボタンを追加しました。 - ナビゲーション
・センサー全般からモバイルWeb インターフェイスに切り替えても、不明なエラーが発生しなくなりました。
・パンくずリストをクリックしたときのドロップダウンリストに、そのオブジェクトのすべての子オブジェクトが表示されるようになりました。 - コントロール
他のユーザーが開いている状態のオブジェクトを削除すると、不明なエラーが発生する不具合を修正しました。 - フィルター
ブラウザの戻る機能を使用すると、センサーステータスカードでセンサー結果を表示するときにさらに設定したフィルターをリセットするようになりました。
全般、デバイスリスト、センサーリストを切り替えても、プローブに設定したフィルターを保持するようになりました。
ラボ:新API
- PRTG application server
・PRTG WebサーバーのTCPポートを変更した場合、システム起動画面に正しいIPアドレスまたはDNS名を表示するようになりました。以前のバージョンでは、PRTG application server実行中は誤ったポートを表示しました。
・PRTG application serverの安定性とパフォーマンスを向上しました。
改善:その他
- 言語
すべての言語ファイルの更新と改良を行いました。 - PRTG全般
その他、様々な細かい修正と改善、ユーザーマニュアルの更新を行いました。
注意:センサー
- StartTLS接続
接続設定でStartTLSオプション「利用可能な場合に StartTLS を使用してトランスポートレベルセキュリティーを使用する(デフォルト)」を選択しているセンサーで、TLS専用ポート(IMAPでは993、POP3では995)を使用する場合は、接続設定で「利用可能な場合にトランスポートレベルセキュリティーを使用する」または「トランスポートレベルセキュリティーを強制的に使用する」を選択する必要があります。TLS専用ポートでStartTLSオプション設定を使用すると、センサーは暗号化されていないサーバーへの接続を最初に試み、タイムアウトする可能性があるようになりました。影響を受けるセンサーとして、IMAP、POP3、SMTP & IMAP ラウンドトリップ、SMTP&POP3 ラウンドトリップセンサーなどがあります。
注意:既知の不具合
- アクセス権
このバージョンでは、設定|ユーザーアカウントで「ユーザーにアカウントパスワードの変更を許可する」オプションを設定した「読取り専用ユーザー」はパスワードを変更することができません。管理者がパスワードを変更する必要があります。 - HTTP Apacheセンサー
このバージョンではHTTP Apache ModStatus 性能統計、およびHTTP Apache ModStatus 合計センサーが原因でプローブシステムのメモリ使用量が増加する場合があります。メモリを大量に消費する場合、次のPRTGバージョンが利用可能になるまではHTTP Apacheセンサーのスキャン間隔を増やすか、実行中のHTTP Apacheセンサーの数を減らしてください。
2022-04-26 – Version 22.2.76.1705
新規:シングルサインオン
- Okta
多要素認証でログインするためのシングルサインオン(SSO)のプロバイダーとして、Oktaを利用できるようになりました。Oktaは、PRTGに統合できる2つ目のSSOプロバイダーです。Azure Active Directory(Azure AD)はPRTG 21.2.68からプロバイダーとして利用可能です。PRTGの「システム管理」で連携するSSOプロバイダーを選択し、SSOアクセスに関する設定を行うことができます。
なお、この機能はPaessler PRTG Network Monitorのみで、Paessler PRTG Hosted Monitorでは利用できませんのでご注意ください。
※JTC注釈:この機能は100センサーフリー版では利用できません。
新規:センサー
- AWS Alarm v2
新しいAWS Alarm v2センサーはお気に入りのメトリクスアラーム、複合アラームを監視します。このセンサーは既存のAmazon CloudWatch アラームセンサーの後継になります。 - AWS EBS v2
新しいAWS EBS v2センサーは、AWS EBSボリュームのステータスとパフォーマンスを監視します。このセンサーは既存のAmazon CloudWatch EBSセンサーの後継になります。 - AWS EC2 v2
新しいAWS EC2 v2センサーは、AWS EC2インスタンスのパフォーマンスを監視します。このセンサーは既存のAmazon CloudWatch EC2センサーの後継になります。
注意:Amazon CloudWatch EC2センサーに使用しているのと同じIAMポリシーを使用する場合は、更新する必要があります。詳細はナレッジベースを参照してください。https://kb.paessler.com/en/topic/38083-how-do-i-set-permissions-for-the-amazon-web-services-aws-api-key-to-use-certain-sensors-in-prtg
- AWS ELB v2
新しいAWS ELB v2センサーは、AWS ELBロードバランサーのパフォーマンスを監視します。このセンサーは既存のAmazon CloudWatch ELBセンサーの後継になります。 - HPE 3PAR Drive Enclosure
新しいHPE 3PAR Drive Enclosureセンサーは、HPE 3PARストレージシステムのドライブエンクロージャーを監視し、ステータスと温度メトリクスを表示します。 - HPE 3PAR Virtual Volume
新しいHPE 3PAR Virtual Volumeセンサーは、HPE 3PARストレージシステムの仮想ボリュームを監視し、ボリュームのステータスと使用済みおよび空き容量を表示します。 - Redfish Power Supply
新しいRedfish Power Supplyセンサーは、サーバーの電源のステータスや電力効率など、さまざまなパラメーターを監視します。 - Redfish System Health
新しいRedfish System Healthセンサーは、Redfishプロトコルを使用してデータセンター内のサーバーのシステムヘルスをLenovo XClarity、HPE iLO、Dell iDracなどのサーバー管理コントローラー経由で監視します。 - SNMP Rittal CMC III ハードウェアステータス
新しいSNMP Rittal CMC III ハードウェアステータスセンサーは、リタールCMC III プロセッシングユニットのハードウェアステータスを監視し、接続されているすべての外部センサーのステータスを表示します。
改善:センサー
- Modbusセンサー
Modbus RTU CustomおよびModbus TCP Customセンサーは、同じデバイス上の複数のユニットIDの接続共有をサポートするようになりました。以前は、接続共有はデバイスの単一ユニットIDに対してのみ機能し、許可されたセッションの最大数に達するまで、いくつかのModbusセンサーを作成することができるだけでした。 - MySQL v2
PRTGが使用するMySQLデータライブラリをバージョン8.0.28に更新したため、MySQL v2センサーはMariaDBバージョン10.6をサポートするようになりました。 - PostgreSQL
PostgreSQLセンサーがデータベース監視に使用するNpgsqlライブラリをバージョン6.0.3に更新したため、PostgreSQLセンサーがTLS 1.2接続をサポートするようになりました。 - SSHセンサー
SSHセンサーが監視対象デバイスを監視するために使用するSSHライブラリを更新しました。このアップデートにより、SSHセンサーのセキュリティが向上します。 - センサーのセキュリティ
PRTGのセキュリティ向上のため、いくつかのセンサータイプが使用するロギングライブラリlog4netをバージョン2.0.14に更新しました。影響を受けるセンサータイプは、DICOMセンサー、Exchange Mailbox(PowerShell)、HL7、NetApp(cDOT/ONTAP)センサー、 Windows アップデートステータス(PowerShell)、SQL v2センサーです。
修正:センサー
- Microsoft Azure SQL Database
Microsoft Azure SQL Databaseが再び動作するようになりました。Azure API の変更により、センサーはすべてのインスタンスでエラーメッセージ「The queried field “average” is empty.」 と共にダウンステータスを示しました。 - Veeam Backup Job Status Advanced
Veeam Backup Job Status AdvancedセンサーはPostprocessingステータスをサポートするようになり、多くの場合で「Reason: Unknown」 や「The queried field “Reason” is empty」 の代わりに、より表現豊かなエラーメッセージを表示するようになりました。
修正:サーバー
- XML
「XML で参照」ボタンは(例えば[ログ]タブからXMLを生成する場合などに)XMLデータを正しく返します。※JTC注釈:以前のバージョンでは空のXMLファイルが作成されました。
ラボ:センサー
- Cisco Meraki Network Health
実験的なCisco Meraki Network Health (ベータ)センサーは、接続されていないアップリンクステータスをサポートするようになりました。 - NetApp Volume v2
ONTAP 9.6以降の新しいONTAP REST APIをサポートする実験的なNetApp Volume v2 (ベータ)センサーを試すことができます。既存のNetAppVolumeセンサーの後継となるセンサーです。
ラボ:新UI
- 管理
「Activate new UI and new API (Alpha)」バナーを非表示にすることができるようになりました。詳細はKBをご参照ください。https://kb.paessler.com/en/topic/90566 - 改善
新しいPRTG Webインターフェースのインストールサイズを縮小しました。
ラボ:新API
- オブジェクト
移動またはクローンしたオブジェクトのパスが正しく更新されるようになりました。 - PRTGアプリケーションサーバー
デフォルトのポートがブロックされている場合に、PRTGアプリケーションサーバーの起動ループが発生する問題を修正しました。 - パフォーマンス
PRTGアプリケーションサーバーのパフォーマンスを向上させました。
改善:その他
- PRTG全般
その他、様々な細かい修正と改善、ドイツ語・スペイン語ファイルの更新、ユーザーマニュアルの更新を行いました。
注意:センサー
- Python スクリプト(上級)
2022年6月に公開予定のPRTGバージョン22.2.77は、新しいPythonディストリビューションを含みます。PRTG 22.2.77へアップデートする場合、カスタムPythonスクリプトはPython 3.9との互換性が必要です。そのため、あらかじめ変更についてお知らせします。
Python スクリプト(上級)センサーを使用している場合のみ、この変更を考慮する必要があります。詳細はKBをご参照ください。https://kb.paessler.com/en/topic/90484
注意:既知の不具合
- 署名
PRTG 22.2.76にアップデートした後、PRTG core serverが起動しなくなり、ログファイル「core.log」に以下のメッセージが表示される場合があります。
・Signature of \Program Files(x86)\PRTG Network Monitor\32 bit\PRTG Server.exe is not valid
または、
・Signature of \Program Files (x86)\PRTG Network Monitor\64 bit\PRTG Server.exe is not valid
この問題は主にオフラインまたはインターネットへのアクセスが制限されているPRTGで、Windows証明書ストアの信頼されたルート証明書へのチェーンがないためにコードサイニング署名が失敗する場合に発生します。
この問題は、タイムスタンプ署名用の信頼されたルート証明書を追加することで解決できます。詳しくは、ナレッジベースの記事を参照してください。 https://kb.paessler.com/en/topic/90610
2022-03-24 – Version 22.1.75.1588 / 1594
改善
セキュリティ
- サーバー
このバージョンには、PRTGコアサーバーの重要なセキュリティアップデートが含まれています。PRTGが使用するOpenSSLライブラリをバージョン1.0.2zdに更新し、最近公開されたOpenSSLの脆弱性CVE-2022-0778にパッチを適用しました。
詳細については、ナレッジベースを参照してください。
https://kb.paessler.com/en/topic/90462
できるだけ早くアップデートすることをお勧めします。
注意:特定の状況下で、バージョン22.1.75.1569または22.1.75.1588にアップデートした後に、PRTGコアサーバーが正常に起動しないことがありました。この問題をPRTG 22.1.75.1594で修正しました。
2022-03-24 – Version 22.1.75.1588
改善
セキュリティ
サーバーこのバージョンには、PRTGコアサーバーの重要なセキュリティアップデートが含まれています。PRTGが使用するOpenSSLライブラリをバージョン1.0.2zdに更新し、最近公開されたOpenSSLの脆弱性CVE-2022-0778にパッチを適用しました。詳細については、ナレッジベースを参照してください。https://kb.paessler.com/en/topic/90462できるだけ早くアップデートすることをお勧めします。※JTC注釈:このバージョンに関するバージョンヒストリーは「Version 22.1.75.1588 / 1594」として修正、集約されました。
2022-03-15 – Version 22.1.75.1569
改善
セキュリティ
- サーバー
PRTG は、潜在的な XSS 脆弱性を解消するために、チャンネル名をサニタイズするようになりました。(CVE-2021-42695)
改善
センサー
- パケットスニファー
パケットスニファーおよびパケットスニファー(カスタム)センサーがトラフィック監視に使用するNpcapライブラリをバージョン1.60に更新しました。新バージョンでは、以前のバージョン1.10と比較していくつかの修正と改良が行われています。
アップデート後にパケットスニファーセンサーに問題が発生した場合は、ナレッジベース記事を参照してください。https://kb.paessler.com/en/topic/86904
改善
サーバー
- シングルサインオン
・シングルサインオン(SSO)用のAzure Active Directory統合するときに、GraphQLを使用してMicrosoftGraphからグループクレームを取得するオプションが追加されました。 GraphQLを使用すると、200以上のグループメンバーのSSOユーザーアカウントを適切に作成することもできます。デフォルトのグループクレーム取得方法は、従来通りアクセストークンを使用する方法です。
・大文字と小文字が異なるだけの同じログイン名ユーザーアカウントがすでに存在する場合でも、新しいSSOユーザーアカウントのログインが成功するようになりました。
修正
センサー
- HTTP プッシュデータ(アドバンスト)
HTTP プッシュデータ(アドバンスト)センサーの安定性を改善しました。以前のバージョンでは、センサーがダウンし、しばらくすると “could not bind socket” というエラーメッセージを表示することがありました。この問題は、HTTP プッシュデータ(アドバンスト)センサーを複数実行している場合に発生しました。 - Microsoft Azure センサー
Microsoft Azureのセンサーは、Microsoftのリソースの名前付け規則で指定されたすべての名前文字列を扱えるようになりました。以前のバージョンでは、例えば Microsoft Azure SQL センサーでは、エラスティックプール名の空白を処理できず、作成後にHTTPエラー400が表示されました. - SQL v2 センサー
SQL v2センサーは、設定「センサーメッセージにデータテーブルの値を使用」を有効にすると、センサーメッセージにデータテーブルの値を表示します。以前のバージョンでは、ADO SQL v2、Microsoft SQL v2、MySQL v2、PostgreSQL、Oracle SQL v2センサーのメッセージにデータテーブルの定義値が表示されないことがありました。 - Syslog レシーバー
ポートがブロックされる問題の軽減のために、プローブ再起動時のSyslog レシーバーセンサーの信頼性を向上させました。
修正
サーバー
- 履歴データ
WebインターフェイスでXMLおよびCSV形式の履歴データファイルを生成できます。以前のバージョンでは、ファイル形式がXMLまたはCSVでのWebインターフェイス経由の履歴データレポートが機能せず、Unauthorizedエラーを返しました。 - 安定性
このバージョンでは、PRTGコアサーバーの安定性を向上させるための様々な改良が施されています。
ラボ
センサー
- Cisco Meraki センサー
Cisco Meraki License (ベータ)とCisco Meraki Network Health (ベータ)センサーの接続安定性を改善しました。センサーは、リクエストの制限に違反した場合のHTTPレスポンスコード429をよりよく処理するようになりました。 - NetApp System Health (ベータ)
ONTAP 9.6以降の新しいONTAP REST APIに対応した、従来のNetApp システム正常性センサーの後継となるNetApp System Health (ベータ)センサーを試すことができます。 - Redfish センサー
実験的なRedfishセンサーにいくつかの改善を実装しました。
・実験的なRedfish Power Supply (ベータ)センサーは、存在しない値としてnullを返すデバイスも監視できます。以前のバージョンでは、このような場合、センサーはダウンステータスを表示しました。
・センサー説明に、Redfish規格をサポートするBroadcom、Dell、Emerson、HPE、Intel、Lenovo、Microsoft、Supermicro、VMwareなどのベンダー名が表示されるようになったため、特定ベンダーのデバイスを監視するセンサーを探す際に、センサーの追加ダイアログでRedfishセンサーを簡単に見つけることができるようになりました。 - REST Custom v2
実験的なREST Custom v2 (ベータ)センサーのプレースホルダーを、デバイス設定「Credentials for REST API」に最大5個まで個別に定義できるようになりました。プレースホルダーおよび新しく導入された「Credentials for REST API」のプレースホルダーは、REST Custom v2センサーの Request URL、POST Body、Custom Headersフィールドで使用できます。PRTGは、センサーログやセンサー設定には対応する値を表示しません。
ラボ
新UI
- デバイスリスト
Device List表示を選択すると、ルートグループ、プローブ、またはグループ上のすべてのデバイスを確認できるようになりました。 - Webインターフェイス
・Welcomeページとページフッターに、インストールされているPRTGのバージョンと選択されたリリースチャンネルに関する情報が表示されるようになりました。
・Down (Acknowledged)ステータスアイコンがトリミングされなくなりました。 - 操作
ドイツ語のクラシックPRTG Webインターフェイスで、Open new UIボタンが原因でグローバルセンサーステータスが検索ボックスと重なることはなくなりました。 - テーブル
テーブル内のセンサー名リンクのスタイルを更新しました。
ラボ
新API
- POSTリクエスト
POSTリクエストのリクエストボディの最大サイズを15kBに増やしました。 - センサー
・Core Health (Autonomous)センサーは、新しいUIとAPIを無効化しても、期待通りに動作します。
・センサーファクトリセンサーは、新しいAPIのセンサーデータおよび概要エンドポイントに、追加および削除されたチャンネルを期待通りに送信します。 - 証明書
PRTG application serverは、ハードコードされたフォールバック証明書を使用しなくなりました。PRTG application serverは、提供された証明書をロードできない場合、起動プロセスを停止します。 - パフォーマンス
PRTG application serverのパフォーマンスを向上させました。 - ドキュメント
ドキュメントを改善しました。 - ラボ
PRTG DESKTOP Probe Transfer 大きなプローブ設定ファイルを転送する際のProbe transferの安定性を改善しました。
改善
その他
- 言語
すべての言語ファイルの更新と改良を行いました。 - PRTG全般
その他、様々な細かい修正と改善、ユーザーマニュアルの更新を行いました。
2022-02-01 – Version 22.1.74.1869
改善
セキュリティ
- サーバー
クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)攻撃に対してPRTGを強化しました。攻撃者がPRTGユーザーをだましてユーザーアカウントのコンテキストでリクエストを実行させるために使用する可能性のある、PRTGから発信されていないWebフォームを介したPRTGへの変更が防止されます(CVE-2021-34547)。
注意:APIコールは、ユーザーアカウントが現在PRTGにログインしている場合でも、常に明示的に認証情報を要求するようになりました。それ以外の場合、PRTGはUnauthorizedを返します。このセキュリティ改善に伴い、JavaScriptのバージョンも更新したため、アップデート後に設定変更を保存する際に問題が発生した場合は、CTRL+F5でブラウザのキャッシュをクリアしてPRTG Webインターフェイスを開いてください。
改善
センサー
- AWS Cost
AWS Costセンサーを含むデバイステンプレートを作成できるようになりました。デバイステンプレートを使用して、AWS Costセンサーを自動検出で追加することができます。 - DNS v2
DNS v2センサーは、DNSレコードをカウント、照合する際にDNS応答のAuthorityセクションも考慮するようになりました。
PTRレコードの監視がDNS v1センサーと同じように動作するようになりました。Domain NameセクションではIPアドレスを指定するだけです。もう手動で「.in-addr.arpa」を追加する必要はありません。 - Veeam Backup Job Status Advanced
Veeam Backup Job StatusとVeeam Backup Job Status Advancedセンサーでファイル共有バックアップジョブを監視できるようになりました。これまではこのジョブタイプをサポートしていませんでした。また、以前のバージョンで不正確なデータを表示していた、レプリカと即時バックアップコピージョブの監視を修正しました。
Veeam Backup Job Status AdvancedのデフォルトのプライマリチャネルStatusの名前をLast Resultに変更し、このチャネルが、最後に実行したバックアップジョブのステータスを表示することをより明確にしました。現在表示されているStatusチャネルはバックアップジョブの全体的なステータスを表示します。
変更
センサー
- Oracle テーブルスペース
Oracle テーブルスペースセンサーのDatabase Sizeチャネルの名前をTablespace Sizeに変更しました。このチャネルが監視するのはTablespace Sizeなので、正しい命名です。それに応じて変更されたTablespace Size on Diskチャネルも同様です。 - SSL セキュリティーチェック
SSL セキュリティーチェックセンサーのTLS 1.1 (Strong)チャネルをTLS 1.1 (Weak)に変更しました。これによりターゲットデバイスがTLS 1.1接続を受け入れる場合、センサーは警告ステータスを表示するようになりました。またTLS 1.2 (Perfect)チャネルをTLS 1.2 (Strong)に変更しましが、センサーステータスの動作は変更されません。
変更
チャネルの単位
- チャネルの単位設定
プローブ、グループ、デバイス、センサーのデフォルトのチャネルの単位を変更しました。新規インストールしたPRTGおよび継承がオフになっている新規作成されたプローブ、グループ、デバイス、センサーのデフォルトの設定はチャネル単位で確認できる次のようになりました。
バイト(帯域):MB、Mbit/秒
バイト(メモリ):GB
バイト(ディスク):GB
バイト(ファイル):MB
既存のPRTGのデフォルトの単位は変更されず、帯域はKBとkbit/秒、メモリはMB、ディスクはMB、ファイルはバイトのままです。
修正
センサー
- SNMP Cisco CBQoS
SNMP Cisco CBQoSセンサーを含むデバイステンプレートで自動検出を実行すると、このタイプのセンサーは正常に追加されるようになりました。以前のバージョンでは、作成されたデバイステンプレートでこのセンサータイプのエントリーが正しくないため機能せず、センサーは追加されませんでした。
修正
サーバー
- API テーブル
APIコールでのフィルタリングは、再び完全一致のみを返すようになりました。以前のバージョンでは、フィルターはプレフィックスにマッチした場合にもオブジェクトを返していました。 - クラスター
PRTGは、通知テンプレートの設定をマスターノードからフェイルオーバーノードへ正しく同期します。以前のバージョンでは新規作成した通知テンプレートの設定がフェイルオーバーノードに引き継がれなかったため、フェイルオーバーから通知が送信されない可能性がありました。 - ダウン(うち認識済)
ダウン(うち認識済)ステータスのセンサーメッセージに、元のエラーメッセージが表示されるようになりました。以前のバージョンでは認識済みセンサーでエラーメッセージが表示されませんでした。 - インストール
ナレッジベース記事「What command line codes and exit codes can I use with Paessler setups?」で指定されているコマンドライン経由でPRTGをインストールする際、PRTGで使用する言語に対するパラメーター「/LANG」が再び機能します。サイレントインストールに「/LANG」を使用することもできるようになりました。以前のバージョンでは、セットアップにコマンドラインを使用した場合は常にデフォルトの英語言語ファイルでインストールされました。 - ライブラリ
クローンしたライブラリの通知トリガーのチャネル選択を修正しました。以前のバージョンでは、クローンしたライブラリではスピード、閾値、ボリュームトリガーの設定でセンサーチャネルを選択できませんでした。 - 制限値
同じセンサーの別のチャネルで、制限値が定義されていない「制限値に基づいてアラートを有効化」設定が有効になっていても、センサーチャネルへの変更を保存することができます。以前のバージョンでは、このような場合、入力の検証に失敗し「入力されたデータの検証は以下の理由で失敗しました。アラートを制限値ベースに設定しましたが、制限値が入力されていません」というメッセージの「エラー (Bad Request)」ダイアログウィンドウが表示されました。
ラボ
センサー
- Cisco Meraki License
このバージョンでは実験的なCisco Meraki License (BETA) センサーを試すことができ、Merakiライセンスのステータスを監視することができます。有効期限までの日数、ライセンスモデル、ライセンスカウントが表示されます。 - Cisco Meraki Network Health
このバージョンでは実験的なCisco Meraki Network Health(BETA)センサーを試すことができ、Cisco Merakiネットワークデバイスのステータスを監視できます。 - FortiGate VPN Overview
このバージョンでは実験的なFortiGate VPN Overview(BETA)センサーを試すことができ、Fortinet FortiGateファイアウォールのVPN接続を監視することができます。このセンサーは、接続されたSSLクライアントの数、およびアップとダウンの両方のIPsecトンネル数を表示します。 - REST Custom v2
REST Custom v2 (BETA) センサーがブーリアン値をサポートするようになりました。content type JSONとvalue type Integerを選択すると、センサーはブーリアン値(falseまたはtrue)を0または1にマッピングすることができます。ブーリアンLookupを使用してチャネルをセンサーの[全般]タブできちんと表示します。 - REST Custom v2 (BETA)
センサーの Request URL でメールアドレスも使用できるようになりました。以前のバージョンではそのようなURLでは機能しませんでした。
ラボ
新UI
- コンテキストメニュー
リンクされたオブジェクトやヘッダーを右クリックすると、対応するコンテキストメニューが表示されるようになりました。 - デバイス
センサーのリストを、最新のスキャンからの時間に基づいてソートできるようになりました。
通知 通知の改行が、1つの単語を分割しないようになりました。
ラボ
新API
- センサー
センサーは、センサーのスキャン間隔に関係なく、PRTGアプリケーションサーバーの起動後すぐに測定値を表示するようになりました。 - ドキュメント
ドキュメントの改善を行いました。 - PRTGアプリケーションサーバー
PRTGアプリケーションサーバーは、デフォルトのIPアドレス127.0.0.1:23580経由でPRTGコアサーバーへの接続を常に確立することができるようになりました。
着信チャネル情報によって、PRTGアプリケーションサーバーのクラッシュにつながるメモリ不足のエラーが発生しなくなりました。
PRTGアプリケーションサーバーでメモリを大量に消費する問題を修正しました。 - センサーファクトリ
センサーファクトリセンサーのチャネルは、期待通りの測定値を受け取ります。 - チャネル
最初のセンサースキャン後に作成されたチャンネルは、期待通りに動作します。
ラボ
- MULTI-PLATFORM PROBE
サポートするプラットフォーム Multi-platform probeは、ARMv7またはaarch64アーキテクチャのARMベースのシステムをサポートするようになりました。これにより、例えばRaspberry Pi、Graviton CPU搭載のAWS EC2、NASシステムなどのシステム上にプローブを展開することが可能になります。詳しくはナレッジベースをご覧ください。 What is the Multi-Platform Probe and how can I use it?
ラボ
- PRTG DESKTOP Probe Transfer
PRTG Desktopがプローブの設定ファイルにアクセスし、プローブを別のサーバーに転送できるようになりました。Probe Transfer設定はPRTGのWebインターフェイスの実験的な機能セクションにあります。
注意
アップデートの注意点
- キャッシュの再計算
このPRTGのバージョンにアップデートすると、PRTGサーバー起動時にすぐキャッシュの再計算が行われます。キャッシュ再計算中もPRTGは使用できますが、CPUやメモリなどのハードウェアリソースをより多く消費することになります。監視設定によっては、この処理中にPRTGのパフォーマンスに悪影響が出る可能性があります。PRTGアップデートのための時間を確保することをお勧めします。 - ツリーバージョン更新
このバージョンの設定ファイルは、以前のPRTGバージョンと下位互換性がありません。
改善
その他
- PRTG全般
その他、様々な細かい修正と改善、ユーザーマニュアルの更新、ドイツ語とオランダ語の言語ファイルの更新を実施しました。
この記事へのコメントはありません。